コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】
日時: 2013/10/13 17:31
名前: 冬の雫 (ID: ivWOcvW3)
参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/1550jpg.html

↑恒例(恒例?)の挿絵です( ´ ▽ ` )

◆雨のミニキャライラスト◆>>107
◆杏月さんが描いてくださったイラスト◆>>108
(↑本当にありがとうございます!)


※9 割 衝 動 書 き※

はじめまして( ´ ▽ ` )ノ
またはこんにちはこんばんは、冬の雫ともうします(*゜v゜*)


∩(´∀`∩) プチ注意〜 (∩´∀`)∩

♪作者、小説始めてまだ二ヶ月です。(マジで)初心者です。
♪基本ルールは守ってくださいね。

コメントは飛び上がるほど嬉しいです。泣きます。
よろしくお願いします!m(_ _)m

*・゜゜・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゜・*

■お客様&代表作■

♪秋桜様【ロボットにも秘密がある。】
一番目のお客様!いつもいつもお世話になってます(泣 処女作からコメントくれてます(*ノ∀ノ)本当にありがとう!文才は文句無しですホントに。

♪氷麗様【氷】
コメントを気軽にくれる、良いお客様です!こちらも、いつもお世話になってます(泣 色々凄いです、この方は。本当にありがとうございます!

♪珠紀様【恋芽生え、愛咲く〜喜恋・悲恋〜】
びっくりしました。来てくださるなんて。もうホントに(*´Д`*)言葉に表せないほど文才が凄いです!キュンとします!ぜひご覧ください(*ノ∀ノ)

♪ぴんくのうさぎ様【ヒーリングKISS】
えぇえっΣ(・□・;)…ってなりました。コメントくださるとは…!作品はとても素晴らしいです。一度読んだらヤミツキに…。ぜひご覧ください(*ノ∀ノ)

♪ひよこ様【お嬢様の隣に変態王子。】
来てくださって嬉しかったです…!わかりやすい文で綴るこの方の作品は、素晴らしいです(*≧艸≦)神様はあなたの方ですよ。コメントありがとうございます!

♪和泉様【こちら藤沢家四兄弟】
すっごい…コメント嬉しいです(泣 なんか冒頭からすみません(;´Д`)作品は、とっっても面白いです!天才ですよー!色々ありがとうございます(*≧艸≦)

♪rea様【演劇王子とシンデレラ】
はじめましてでした( ´ ▽ ` )ノ前作も読んでくださってたそうです(泣 もう…感謝の一言に尽きます!コメントありがとうございました!

♪月詠様【私の歌声を、聞いて……】
前作でもお世話になってました!とても良い方で、文才も鳥肌モノです…!和歌が好きだと言ってくれて、とても嬉しかったです。小説ぜひご覧ください!

♪日和様【桜の香りと薔薇の香り】
はじめましてでした!すごくお褒めの言葉を頂いて、嬉しかったです!原作よりも面白い筈はないですが…。ありがたいコメント、ありがとうございました!(日本語が…)

♪はるた様【なりふりかまってられないのです】
作品、すごく面白いです!そして、前作でもお世話になりました。いつも嬉しいコメントをくれます(泣 作品、ぜひご覧ください!

♪みっしゅ様【小学生だからってなめないでね。】
はじめましてでした!小4…だと…!?前世がなまけ者…それはないですよ(´ω`;)わたしの前世が何なのかまで訊いてくれました。ありがとうございました!

♪夏季流様【キミガスキ───☆彡】
はじめましてでした( ´ ▽ ` )ノ“かいる”様と読むそうです。ありがたいお言葉くださって、とても嬉しかったです。コメントありがとうございました!

♪はる様【俺の日常は幼女によって破壊される】
はじめましてでした( ´ ▽ ` )ノとても嬉しいお言葉をくださって、とても嬉しかったです。ストレートな言葉がまだ頭に残ってる…(嬉泣 ありがとうございました!

♪竹柏様【夢幻視のドミネイター】
はじめましてでした!名前は存じていたので、来てくださってとても嬉しかったです。設定を褒めてくださいました…(*ノ∀ノ)ありがとうございました!

♪杏月様【鈍感王子達と平凡少女】
マスカットの方にも来てくださった優しいお客様です(泣 作品はすごく面白くて、カッコいいひとたくさんいますよ〜(笑 ありがとうございました!

♪チョコ★様【放課後ロックンロール】
はじめましてでした!コメントくださってとても嬉しかったです(*゜v゜*)こんなのを“神”と言ってくださった優しいお方… コメントありがとうございました!

♪いろはうた様【浅菊の夢見し】
来てくださるなんて…!とっても嬉しいです(*≧艸≦)金賞とったお方です!それにふさわしく、作品もとっても凄いです!ありがとうございました(*´∀`*)

♪ああ様
はじめましてでした!こんなのをすごく褒めてくださって、とても嬉しかったです(*´∀`*)ああ様の小説も見てみたいです… ありがとうございました!

♪麗奈様【中学生の青春物語(ちょい実話?)】
はじめましてでした!発想とか褒めてくださって、とても嬉しかったです…!小説、題名からして面白そうですね…!ありがたいお言葉、ありがとうございました!(日本語…

♪似鳥様【おヒメさまッ!~僕の姫路くんは今日も俺様気取り中ッ~】
はじめましてでした!たくさんのお褒めの言葉をいただいて、改めて頑張ろうと思いました…!これからも頑張って読んでくださるなんて…嬉しいです!ありがとうございました!

♪八つ橋様【白雪姫はシンデレラ】
はじめましてでした!白雪姫とシンデレラが共通しているのは、運命でしょうか…!?(←ごめんなさい コメントくださって、嬉しかったです!ありがとうございました!

〈二次小説・二次創作版からのお客様〉

♪北斗七星さん【東方鼬紀行〜Ghost story of weasel〜】
リク依頼でリクエストをしてくださったお客様です( ´ ▽ ` )こっちにも来てくださり、とても嬉しかったです。作品とても素晴らしいので、ぜひ一度見てみてください!

♪夢音*美月様【*。*:・甘い×甘い・:*。*】
はじめましてでした!こんなものを最高と言ってくださいました!最高の褒め言葉です(笑 夢音*美月様のイラスト見てみたいです(笑 ありがとうございました!

♪菜葉様
はじめましてでした!「すごい」と言ってくださって、とても嬉しかったです!褒めてくださってありがとうございました(*´∀`*)今日も頑張れます(笑


上記の作品、ぜひぜひご覧ください(*゜v゜*)


*・゜゜・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゜・*

◆MAIN・CHARACTER◆

♀巳鞠 和歌(みまり わか)
前世…シンデレラ

♂香月 木ノ葉(かづき このは)
前世…シンデレラの王子

♂淵菜 雨(ふちな あめ)
前世…白雪姫の王子

♀郁原 雪(いくはら ゆき)←new!
前世…白雪姫

♀宇野 仁美(うの ひとみ)
前世…{secret}

etc…

◆MAIN・CHARACTER Ⅱ◆

歌和うたわ
和歌の前世・シンデレラ
一人称「わたし」

紅葉もみじ
木ノ葉の前世・シンデレラの王子
とにかく優しい・すぐ泣く(歌和限定)
一人称「僕」

小雨こさめ
雨の前世・白雪姫の王子
俺様・キス魔(雪見限定)
一人称「オレ」

雪見ゆきみ
雪の前世・白雪姫
みんなのお姉さん・小雨に困り気味
一人称「私」

仁奈ひとな
仁美の前世・{secret}
一人称「あたし」

etc…

◆SUB・CHARACTER◆>>42

◆CONTENTS◆

■400■>>69
■500■>>85
■600■>>117
■700■>>118
■800■>>124
■900■>>147
■1000■>>150
■1100■>>185

■一話■シンデレラとの出逢い>>7
■二話■シンデレラからの誘い>>14
■三話■俺の前世は王子様、彼女の前世はシンデレラ>>30
■四話■サディスト王子、淵菜 雨>>41
■五話■白雪姫はよく寝る子>>56
■六話■雨と小雨>>82
■七話■木ノ葉と紅葉>>101
■八話■王子の禁忌>>111
■九話■白雪姫の訪問>>121
■十話■前世の記憶〈1〉>>130
■十一話■前世の記憶〈2〉>>139
■十二話■「愛せないわけがない」>>160
■十三話■カラーレスブルー>>212
■十四話■律と仁美>>220
■十五話■キミトキオク>>225

『彼女の前世はシンデレラ』

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Re: 彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】 ( No.156 )
日時: 2013/09/11 21:51
名前: 冬の雫 (ID: lyEr4srX)

氷麗さん

ほう…主人公の名前ですか…

それはもう目を瞑って適当にポチッとしたのを頼りに作り上げるのが一番ですな(←誰?

まァそれは私の必殺技です。

必殺「ポチッとなネーミング」です!!

…ごめんなさい。今色々あってテンションおかしいんですよ…

今年中ですか!楽しみですねぇー(*´∀`*)

頑張ってください!(二回目

Re: 彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】 ( No.157 )
日時: 2013/09/11 21:54
名前: 氷麗 (ID: 2nrfRM.C)

いっそ最初は主人公の名前非公開って言うのは?

っで決めてから名前を出すとか…

Re: 彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】 ( No.158 )
日時: 2013/09/11 22:27
名前: 冬の雫 (ID: lyEr4srX)

あーそれもアリですね!

いいと思いますよー(*´∀`*)

まぁ気長に決めていってください(*≧艸≦)

Re: 彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】 ( No.159 )
日時: 2013/09/11 22:33
名前: 氷麗 (ID: 2nrfRM.C)

早速作っちゃいました!!

「裏切り体質」!!

末永くよろしくお願いします。

Re: 彼女の前世はシンデレラ【イラストあり】 ( No.160 )
日時: 2013/10/05 14:16
名前: 冬の雫 (ID: mznU1Olg)

『紅葉は雪見を助ける為に、禁忌を犯して……───死んだ』

小雨は窓の外へと視線を投げたまま、風の音を聴きながら、
そう言った。

小雨の髪が、音を感じさせずに静かに靡く。


───特別応接室の外側の扉に寄りかかって中の様子を聞いていた雨は、はぁ、と息をついて、その場を立ち去って行った…───



■十二話■「愛せないわけがない」



「……そう、だったんですか…」

───特別応接室では、雪が、小雨から前世の話を聞いてそう零した。

伏せた目が、少し揺らぐ。

『…ま、最終的に、雪見以外は逢えたんだ。結果オーライってヤツだろ』
「…そう、ですね。
……ぁ、結局…雪見さんがこっちに来られないのは…なんでだったんですか?」
『それは……』

小雨は息をついて、目を逸らした。
現実を受け止めたくないような、そんな感じで重々しく口を開く。

『……雪見なりの、償いなんだよ…。あいつは頑固なところがあるからな。自分の所為で紅葉が死んだって言って、ずっと自分を責めてた』

小雨がそう言って、『ま、雪見に逢えなくてもさ。いいんだよ、オレは』と少しだけ笑った。

「…なんで…ですか?」

『オレらは幸せを望みすぎた。紅葉が死んでから、紅葉の分だけ生きなきゃと、必死に繋ぎ合わせて生きてきた。

…でもさ、結局みんな死ぬんだ。紅葉は父親に死刑にされた、ってことは分かってるよな?オレは、それが許せないから生きれる分だけ生きてきたんだ』

小雨は ふぅ、と息を吐いて、『……理不尽だよな…』と目を伏せて呟いた。


『白雪姫の想いに応えるのが…王子として、夫としてのオレの役目だしな』


小雨がそう言って、苦く笑う。
雪は「……はい」とだけ言って、頷いた。

『…まぁ、お前はあまり気にするなってことだ。
そんなことより、今の王子と早くいい関係になってくれ』

その小雨の言葉に、雪は「ぁ…」と思い出したように言葉を零した。


今の王子=淵菜 雨


そんな文字が、雪の頭にぐるぐると回る。

「今の王子って…雨くん、ですよね…?」
『ああ』
「雨くんって……彼女さんとか、いるんですか」
『いると思うか?自由人のアイツに。』
「あはは…そうですよね」

小雨はそう言うが、ふいに、『あ』と言葉を零した。
雪は「え?」と小雨を見る。


『いや…一度だけいたな…』


小雨が記憶を辿りながら、そう呟く。

『確か二年前の、中学三年の時だったか』

そう言って…小雨は、『あれ?』と首を傾げた。
考えるように腕を組んで、また首を傾げる。

「どう…したんですか?」
『いや……、』

小雨は納得いかないように、無理矢理目をつむって、次に真っ直ぐに雪を見た。


『雨の昔の彼女も…前世が白雪姫だったような気がする』


■◆■


一方、放課後になったため誰もいなくなった教室では。


───紅葉が、木ノ葉に前世の真実を告げていた。


『……分かったかい?』


少し心配したように、紅葉がそう言う。
木ノ葉は顔を伏せたまま頷いた。

『あまりにも君が前世の話を聞きたいというから、教えてあげたけど。

……やっぱり、信じきれないかな?』

紅葉は少し笑って、『まぁ無理に信じなくてもいいんだけどね』と座っている椅子の背もたれに身を預けた。

時計の針の動く音だけが、明かりのついていない教室に響く。

「……なぁ」
『…うん?』

ふいに木ノ葉が発した言葉に、紅葉は伏せていた顔を上げた。
相変わらず柔らかい表情をしている紅葉に、木ノ葉は言う。


「紅葉は、後悔はしてないの?」


木ノ葉は、真っ直ぐに、紅葉にそう言った。

え、と紅葉の視界が揺らぐ。


『…後悔?なんで。そんなのはしないよ』
「……そう。ならいいや」
『………ぁ、でも』

紅葉は『後悔…ひとつだけあった』と苦く笑った。
木ノ葉は目を細めて、「うん」と紅葉を見る。


『結局…白雪姫を助けられなかったことかな』


前世で命を紡いだ。
でもそこからは、白雪姫は“責任感”という重荷を背負わなければいけない訳で。
結局今世でも白雪姫は姿を現せなかったから、もう助けられていないのと同然だ。

……それが、紅葉の考えだった。


木ノ葉は ぎり、と歯ぎしりをして、机を思い切り叩いて立ち上がって言った。


「違う!!!」


…木ノ葉のその声に、紅葉はびくっと反応した。
そして、『木ノ葉くん…?』と木ノ葉の見る。


「…違う…。なんでみんな、罪を全て自分で抱えようとするんだよ…!」


木ノ葉の声が震える。

頭の中にあるのは、白雪姫の死じゃない。
小雨でもないし、みんなの言う“罪”でもない。


───いま目の前で、紅葉が涙を流しているということ。


木ノ葉は───そんな紅葉に、焦点を合わせた。



「誰も罪なんて……持ってないじゃないか……」



よく考えてよ。
ずっと前から、“罪”なんてものはなかっただろ。
ただ必死に生きて、生きて。
その過程で誰が死のうと誰が助けようと、それも“生きる”過程だろ。
それは罪にならないし、責任感も持たなくていいことじゃないか。

ただただ、必死に生きただけなんだろ。


───木ノ葉は、そう言って、「だから紅葉は泣くなよ…」とそのまま椅子に座った。

時計の針の音なんて、聞こえない。
木ノ葉に聞こえるのは、紅葉から落ちる雫の音だけだった。


『………っ…、』


自分は父に殺された。
白雪姫を助けるために、“禁忌”を使ったがために。


でも───それがどうした?


『…君はホント……面白いことを言うね……』

父親に殺されようが、自分で死のうが、結局はアレは白雪姫の命を紡いだ訳だ。

罪なんて、どこにもなかった。


『……木ノ葉くん』
「………なに」
『……僕、どうかしてたね。本来の目的を忘れてしまっていた』


雫の音は止んだ。
あとは───紅葉の言葉だけ。


『木ノ葉くん。君は、今のシンデレラを愛せるかい?』


いつか聞いた言葉だった。

紅葉が暗闇でひとりぼっちだったとき。
暗闇から出るときに、頭に響いた、あの声。


木ノ葉は───顔を上げた。



「愛せないわけがない」



ほらね、シンデレラ。

僕よりも───この子は、凄い王子様になるよ。


紅葉は、『僕も負けないよ』と涙の枯れた顔に笑みを浮かべた。





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