コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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*涙恋華*(実話) 無事に完結!
日時: 2014/05/02 18:46
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: H6c/o5GF)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=30590

嫌だ、と願っても


貴方は私を振り払って遠ざかっていく





(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)

第一期(小学5年生〜中学2年生前半までのお話)
*2010.0325*『*切恋華*』
*2010.0406〜2011.0125*『*君想華*』

第二期(中学2年生前半〜中学3年生前半までのお話)
(*君想華*の続編)
*2011.0125〜0712*『*叶恋華*』
*2011.0713〜2012.0501*『*叶恋華*Ⅱ』

第三期(中学3年生後半までのお話)
(*叶恋華*シリーズの続編)
*2012.0501〜1019*『*迷恋華*』

第四期(高校1年生前半までのお話)
*2012.1019〜2013.0907*『*愛迷華*』

*2013.0907『*涙恋華*』すたーと

↑のURLは前作の【*愛迷華*】です!
(今作は高校1年生後半編です


一応この小説は恥ずかしながら私、絵磨の過去の実話を元にしたお話ですm(__)m
【実話を元にした】話なので、実物の人をモデルにしています……が、キャストの思考とか台詞は手をくわえたりしているのでご理解してくださると嬉しいです。


作者の名前一覧*
絵磨◆VRtMSlYWsU


       掲 示 板 編 集 中 !
(今は見づらいですが、次第に見やすくなるように修正していきます><)

☆注意☆
*実話をもとにしている為キャラは実物の人をモデルとしていますが、細かいところや市名やキャラの名前などの部分はフィクションです
*世の中にはこういう人もいるんだ、と思って下さると幸いです
*基本フリーダムな書き方です←
*中傷・ケンカは×!!
*長編なので、ぜひ! 暇つぶしに読んでください♪
*亀更新
*文章力ないので、勉強中です。描写なども下手くそなので、ぜひアドバイスしてくださると嬉しいです^^*
*コメ返しなどで「w」や顔文字など乱用します(特に「w」)ので、苦手な方はご注意ください。
*小説内でメールや手紙の時だけ絵文字顔文字が使われます。ご理解頂けると嬉しいです!




≪その背中には届かない≫
【*涙恋華*】(ルイレンカ)

           〜*目次*〜


これまでの簡単なあらすじみたいなもの>>35

Prologue-ぷろろーぐ->>4
MainCast-めいんきゃすと->>5
CastⅠ-きゃすと1->>6


*01*【はじまり≒おわり】
1.『復縁』>>7 2.『笑えない冗談』>>10 3.『諦め』>>14
4.『押せないボタン』>>15 5.『決められた選択肢』>>18 6.『痛い優しさ』>>19

*02*【残酷な現実】
7.『可愛い子』>>22 8.『気付かされること』>>26 9.『目の前の真実』>>29
10.『嘘の口実』>>30 11.『ほろ苦い悩み』>>33 12.『最低』>>34
13.『裏腹な心』>>38 14.『優しい声』>>39 15.『増えていく悩み』>>42
16.『苦い恋心』>>43

*03*【不幸の連鎖】
17.『嫌な予感』>>46 18.『嫌なお話』>>47 19.『一か月間の答え』>>49
20.『突き刺さる現実』>>52 21.『止まらない涙』>>53 22.『聞きたくない報告』>>55
23.『二人の記念日』>>57 24.『見せつけ』>>58 25.『嫌な心』>>61
26.『二人の会話』>>62 27.『受け入れたくなかった現実』>>66 28.『信じたくなかった事』>>67
29.『暖かいメール』>>68

*04*【辛い日々】
30.『すれ違いと後悔』>>71 31.『忘れられない思い出』>>74 32.『流れていく時間』>>76
33.『口だけの幸せ』>>77 34.『突然の救世主』>>78 35.『どうにもならない事』>>79
36.『3月18日』>>84 37.『悪すぎるタイミング』>>85 38.『変わりゆく人』>>89
39.『終わりのカウントダウン』>>90 40.『最後のクラス』>>91

*05*【彼と彼女と私】
41.『クラスの打ち上げ』>>93 42.『浮かび上がる思い』>>94 43.『打ち上げの帰り道』>>97
44.『手の振る先』>>98 45.『揺られる想い』>>99 46.『私の名前』>>102
47.『彼女の発言』>>103 48.『彼女の本性』>>107 49.『彼の暴走』>>108
50.『彼と彼女』>>109 51.『デリカシー0%』>>112 52.『第三者の救世主』>>113
53.『第三者の意見』>>116 54.『彼の理由』>>119 55.『犯人捜し』>>120

*06*【修羅場恋愛】
56.『追撃の時』>>122 57.『あゆVS美紀』>>127 58.『スクリーンショットの内容』>>128
59.『弱い私』>>130 60.『それぞれの戦い』>>131 61.『ヒートアップ』>>134
62.『暖かい言葉』>>135 63.『由良VS孝仁』>>138 

*最終章*【涙恋華】
64.『依麻VS孝仁』>>139 65.『孝仁とのLINE』>>142
66.『修羅場の結末』>>143 67.『涙恋華』>>146








.:*゜..:。:.::.*゜お知らせ&イベント.:*゜..:。:.::.*
ちょろっとしたお知らせ>>72


*お客様+\(^o^)/
*杏月様 +水蓮様 *ミム様 +秋保様 *あるのん様 +あちこ様
*八田 きいち。様 +夕衣様 *陽菜様


皆様いつも暖かいコメント本当にありがとうございます!

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Re: *涙恋華*(実話) 30話更新! ( No.76 )
日時: 2013/10/11 22:18
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: UXIe.98c)

第三十二話『流れていく時間』


この気持ちはやっぱり、いつになっても私を苦しめるもので。


**


忘れられないけど、忘れたい。
ううん、忘れなきゃいけない。
……でも、忘れられない。


そんな日常を繰り返して、気が付けばもう三月。
雪はまだ積もっているけれど、少しずつ春に近づいてきている季節。


そんな中で、高校一年生の間に学校に通うのは残り数回。
二年生になるまでは、あと三週間。


そして、あと五日で——。








































孝仁と美紀ちゃんが、付き合って一ヶ月だ。
















































同時に、私が孝仁と別れてもう二ヶ月が経つ訳で。
時間っていうのは、本当に残酷だと思った。


そして、




































「……まじですか……」


神様も残酷だと思う今日この頃。


「依麻、頑張って」


黒板を見てフリーズしている私に対し、あゆは後ろから溜息混じりでそう呟いた。
……そう、私のクラスでは最後の席替えということで、盛大に席替えをしたのだが——……。


私の新しい席は一番前の上に、美紀ちゃんの隣だったのだ。


「依麻、隣だね」
「そ、そうだね! よろしく〜」


美紀ちゃんは私の方を見て、にっこりとほほ笑む。
私もぎこちないながらも笑みを返すが、


「……あ、よろしく」


美紀ちゃんの顔が一瞬ひきつったように見えた——……気がした。
多分、美紀ちゃんも内心複雑だろう。
……ちなみに、孝仁は窓側なので廊下側にいる私と美紀ちゃんからは凄く離れている。


最後の席替えで、こうなるとは——。


私はその場で小さくうなだれた。

Re: *涙恋華*(実話) 30話更新! ( No.77 )
日時: 2013/10/11 22:43
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: UXIe.98c)

第三十三話『口だけの幸せ』


今日からクラス替えまでの短い間、美紀ちゃんと隣の席。
だから今まで以上に笑顔で明るく。
ニコニコがモットーだ、水城依麻。


私はそう気合を入れて授業を受けていたのだが、


「いやぁ〜、今日先輩に会える〜」


美紀ちゃんの周りの女子は、恋バナをしていて。
ちょっと耳が痛い話題です。
そんな耳が痛い話題ながらも、私はその話題の中に入っていて——。
とりあえず、


「いいねぇ、青春だ」


こんな言葉を口に出して、ニコニコしている事しか出来なかった。


「いやー、でも幸せになってほしいなー!!」


美紀ちゃんはその恋バナをしていた女子に対してそう言い、私の顔を見てきた。
幸せ——。
好きな人と一緒に居る、幸せ。


「美紀ちゃんも幸せになってね」


気が付けば、私は無意識にそんな単語を口にしていて——……。
一瞬、空気が固まった。


「あ……、うん」


美紀ちゃんから返ってくる、微妙な反応。
同時に目を逸らされ、私は無意識に出た自分の言葉にハッとする。


……嫌味ったらしく聞こえたかもしれない。
だけれど幸せになってほしい気持ちは、いくらなんでも私の中に少しくらいはある。


ただ、それを素直に願えないだけで。





















口だけでしか幸せを願えない私は、本当に最低な女だ。


Re: *涙恋華*(実話) 30話更新! ( No.78 )
日時: 2013/10/20 18:49
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 4SWfsvrw)
参照: ごめんね。

第三十四話『突然の救世主』


最低な女。
自分の頭の中に、そんな言葉がぐるぐると駆け巡る。
……諦められるなら、諦めたいよ馬鹿野郎。


そう思いながら、私は自分の席で大きく伸びをする。
美紀ちゃんが隣に居て少し気まずいのと、笑顔でいなきゃいけないプレッシャーと、孝仁のこと。
そんなことが頭の中をぐるぐると周り、もはや授業どころではなかった。


「——孝仁、美紀とさ——……」


そこでタイミング悪く、孝仁側の席の方からそんな会話が聞こえてくる。
見れば孝仁の隣の席で美紀ちゃんと仲のいい女子が、孝仁と楽しそうに話していた。


「美紀と順調?」
「順調。当たり前だべ?」


美紀ちゃんの方を見ながら、そう無邪気に笑う孝仁。
席が離れていても、孝仁はやっぱり美紀ちゃんの事を授業中も見守っていて——。
ニヤけた顔で、美紀ちゃんの話をしている。


……私のタイミングの悪さよ。
もうわかってるし、どうしようもないことなのに——。
まだ好きな分、やっぱりそれを見てしまうと辛くて。


意味もなく、悲しくなっている私が居る。


徐々に、視界が滲んできて。
……なんで泣きそうになってるんだ、私。
今は授業中、授業中だよ。
私は必死に涙を堪える為に、そう自分に言い聞かせていた——が。


「えーまっ」


そう言うときに限って、美紀ちゃんが話しかけてくる訳で。


「ん?」


私は必死に笑顔をつくり、なるべく明るくそう言うけれど。


「依麻っ」


そう無邪気に笑う美紀ちゃんの顔を見ていると、不思議と孝仁の顔と重なって——……。
涙が一粒落ちるのと同時に、私は慌てて顔を伏せた。


「……え、依麻どうしたの!?」


美紀ちゃんは当然驚きの反応。
……だめだ、美紀ちゃんの顔が見れない。
あーあ、これでまた美紀ちゃんが周りに色々言うんだ。
下手したら孝仁にも色々言われて——。


それにまた私が泣いてても、余計嫌われるだけだ。


「ご、ごめんね、美紀ちゃん! なんでもないから!!」


私は必死に涙を拭いて、なるべく笑顔でそう言った。
しかし美紀ちゃんは、


「……あぁ」


冷たい目で私を見て、いつもより低い声でそっけなくそう呟いた。
か、顔に出てるよ美紀ちゃん……。


「……っふぅー」


ここで真顔を保とうと、私は一人で呼吸を整える。
だけどそんな自分がなんだか虚しくなって、また涙が出そうになってしまった。
——やばい、また視界がぼやける。


そう思った瞬間、


「——おい、滑舌悪いの」


横からそんな声が聞こえて、私は慌ててその声の主の方を見た。


そこにいたのは、


「……あ、気付かれた」


そう笑みを浮かべる、翔斗で。


「……ちょ、なんだよ!」


私は笑みを浮かべる翔斗の方を見て、慌てて目を拭いながら笑う。
翔斗はというと、ただ笑みを浮かべている。


「……本当お前、滑舌悪いなー」
「うるさいなー」
「お前最近マスクしてるけど、マスクでかくね?」
「うるさいうるさい」


翔斗はからかうような口調でそう言い、私は自然と笑みが零れる。
気が付けば、涙も止まっていて。


……もしかして、私が泣きそうだったのに気付いてくれて話しかけてくれた?
もし、そうだとしたのなら——。


救世主です、翔斗さん。

Re: *涙恋華*(実話) 30話更新! ( No.79 )
日時: 2013/10/20 21:54
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 4SWfsvrw)
参照: ごめんね。

第三十五話『どうにもならない事』


**


こうして、翔斗のお陰でなんとか授業を笑顔で乗り越える事が出来た。
翔斗には感謝の気持ちでいっぱいだったが——、


「なんかねー、美紀ー」
「うん」


放課後、美紀ちゃんと美紀ちゃんと陽子が私の近くに居て。
内容は詳しくは聞こえないけれど、こそこそと話すその態度からして孝仁の事……のような気がした。


……ううん、『気がした』じゃなくて、


「私の親もね、美紀と孝仁おめでとうって言ってたよーっ」
「やぁー、ありがとう!」


『絶対』孝仁の話な訳で。
周りからも祝福される美紀ちゃん。
笑顔で、幸せそうで——。


「……ちょ、依麻どうしたの!?」


気が付けば、立ち尽くしたまま私は泣いていて。
……実に、情けない光景。
近くに居て心配してくれてる加耶に思わず抱き着いてしまい、そのまま声を殺して泣いた。


「依麻ー……」


いつの間にかあゆや麻里や真枝も私の傍に居て。
……また私は、みんなに迷惑をかけてしまっている。
こんなんじゃ駄目なのに——……。


「……ごめんね、みんな」


私は加耶から離れ、目をこする。
泣くな、私。
そう必死に自分に言い聞かせるのと同時に顔を上げると、美紀ちゃんのグループの女子がこっちを見ていて。


その真ん中にいる美紀ちゃんが、


































鋭い目つきで、私の事を睨んでいた。











































そりゃあ、美紀ちゃんからすれば私は『邪魔な元カノ』であるわけで。
美紀ちゃんは何も言わないけれど、目では今の彼女は私なんだから早く諦めろ』というのが伝わってきた。


好きなもんは好きなんだからしょうがない。
だけど、諦めなきゃいけない恋。
それでも、ああいう光景見てたらやっぱ胸が痛い。
でもどうしようもないことだし、もう戻ることもない。
孝仁には嫌われまくって終わり。


全部終わったんだよ、もう。


……自分にそう言い聞かせても、やっぱり認めたくない自分がいて。
そんな自分が悔しくて。


美紀ちゃんを見てイライラしてる自分が、憎くて。


どうしようもできないことも、こんなんでもまだ好きな自分も。
全部全部全部、とにかく情けなかった。


泣いてもどうなることじゃないけど、私は泣くことしかできなくて。


クラスのみんなは呆れ顔。
美紀ちゃんグループの女子は『孝仁と美紀の恋愛なんだから依麻が首突っ込む問題じゃない』という感じだし。


だから私の『好き』も閉じ込めなきゃいけない。
泣くことも閉じ込めなきゃいけない。
自業自得なのに、どうしてこんなに悲しんでるんだろうか。
































——どうして、私は後悔ばかりしているんだろう。

Re: *涙恋華*(実話) 30話更新! ( No.80 )
日時: 2013/10/21 16:26
名前: 夕衣 (ID: siGOcKQj)

こんにちは♪
実は、一話が始まった辺りからずっと読んでたんです(^ ^)
コメントしてなくてごめんなさい

依麻ちゃんがかわいそう過ぎてこっちまで泣きそうになります( ; ; )
とても美紀ちゃんを応援する気にはなれません…

でも、これ実話なんですよね!?
こんな小説のような体験…いいなあ←

更新、頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ


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