コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【題名変更】僕の彼女が意地悪すぎて泣けてくる。【ふざけ題名】
日時: 2014/04/03 13:54
名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Fjgqd/RD)
参照: 真月ちゃんと涼くんのじわじわすすんでく恋物語。

……我慢ならなかったんだァアアアァア!←
*題名変えました。3月26日(旧『意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。』)



○キャラクター紹介


神谷 真月(かみや まつき)♀ 高2
・ドSというか、好きな子には意地悪したくなる子。
・綺麗に染めた赤髪。髪は短い。身長は169cm。

白沢 涼(しらさわ りょう)♂ 高2
・素直になれないというか、好きな子にはツンデレになる子。
・少し癖毛の黒髪。身長は165cm。真月より小さいのを気にしてる。

オリキャラさま・西園寺 鳴流(さいおんじ なくる)>>7
オリキャラさま・朝倉 健太(あさくら けんた)>>13
オリキャラさま・高野 玲二(たかの れいじ)>>18


○あてんしょん

*荒らしはお断り。
*中傷コメ禁止。

どうも!八田 きいち。です!
基本一話完結の中編くらいにしたいです。
よろしくお願いします!


○本編

*一話一話短いのばっか。

第一話 : ちょ、なんでそんな冷静?!>>1 end
第二話 : 名前呼びとか勘弁してくださいッ>>2-3 end
第三話 : 放課後デートは甘くアイスクリームで。>>6 end
第四話 : 意地悪彼女は甘い君が好き。>>9>>12 end
第五話 : ヤキモチ焼きの僕は。前編>>15-17 end
ヤキモチ焼きの僕は。後編>>22-23 end
ヤキモチ焼きの僕は。後日談>>24 end
第六話 : 男の子だから、油断しちゃダメ!>>25>>28 end
第八話 : リップクリームの甘い香りに誘われて。>>29 end
第九話 : 記憶に縛られた彼女の夢の話。>>32 end
第十話 : 冷たい風が僕を一人にしようとする。>>33 end


○お客様

妖狐さま(素晴らしい小説を書いてらっしゃる方です!)
魅狂さま(オリキャラをくださいました!名前のセンスに呆然)
由丸さま(オリキャラくださいました!)
にゃはさま(名前くそかわ。←言葉が悪い)





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Re: 意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。 ( No.2 )
日時: 2013/10/22 17:50
名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Xr5Y0osE)



「ま、ままままちゅき!!!」
「うん。誰だ?」


ざわざわと騒がしい教室で、
一際目立つというか騒がしい二人の男女。
今はお昼休みなので、
騒いでいても構わないのだがどうも目立ちすぎている。

というのも、赤髪が目立つ背の高い女子とチビな黒髪の癖毛男子というなんとも凸凹なこの二人はつい最近付き合い始めた初々しいカップルな訳で。
クラスメイトたちのからかいの的でもあるため、遠くから二人を見ているのである。


「て、ていうか!無茶ぶりなんだって!いままで、苗字で呼んでたのに急に名前で呼べとか……」
チビな癖毛____白沢 涼は真っ赤になりながら言う。

「じゃーさ。ずうぅぅっと、苗字で呼ぶの?『付き合ってる』んじゃないの?あたしらって」
赤髪が目立つ____神谷 真月はケータイをいじりながらくんでいた足を下ろす。


「そ、それは……」
「……んー、じゃ。あたしが先に言う?」
「へ?」


言う、というのが自分の名前を真月が先に言うということを理解するのに涼は3秒を費やした。そして、ボッと発火した。


「はっ?!ちょ、ちょちょちょ待てよっ!!」
「その代わり、あたしが言ったら次言ってよねー」
「ま、待て!ここ、心の準備がっ……!」
「はーい、さーんにーいーち……」
「わあぁぁぁあぁあ!!まっ……」


慌てて涼が真月の口元を押さえにかかる。
が、それは軽くかわされて。
逆にグイッと真月のほうに引き寄せられた。


「『涼』」


耳元で囁かれたその名前。
涼は硬直して、それから耳まで真っ赤になった。


「わ、おおおおお、お前っ……あぁあぁぁぁっ」
「いや、慌てすぎじゃない?」


クスクス笑いながら言う真月。
それにムッとしながら、
涼はまだ熱を持つ頬を隠すように両手で押さえた。

Re: 意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。 ( No.3 )
日時: 2013/10/22 18:34
名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Xr5Y0osE)



「ほーら、早くいいなよー」
「うっ……!」
「あたし、言ったじゃーんか。ほーら、早くー」


いつものようにニコニコ笑う真月。
真っ赤になりながら後ずさる涼。
静かに見守るクラスメイトたち。


「……ま、」


ごくっと誰かが息を飲むの音が聞こえた。

涼はスゥと息を吸って、
小さく、小さく呟いた。


「…………………………真月」
「うん。涼ちゃん」


真月は嬉しそうに笑って言った。
しかし、涼は真月の言った言葉に反応した。


「おい。涼『ちゃん』ってなんだ」
「え、可愛くない?涼『ちゃん』」


意地悪く『ちゃん』を強調する真月に、
涼はふるふると怒りに震えキッと真月を睨んだ。


「お前……俺がその呼び方を嫌がるのを知っていてか!」
「お前じゃないよー、『真月』でしょ?」
「うっ……ま、まつ……だぁぁぁぉぁ!!お前で十分だろーがっ!!」


いつものように二人のじゃれあい(?)が始まり、
遠巻きに見ていたクラスメイトたちは呆れて授業の始まりを告げるチャイムが鳴ったと同時に席についた。

二人のじゃれあい(?)は教師がやってくるまで続いたのだった。








名前呼びとか勘弁してくださいッ end


『慣れるまで時間がかかりますが、気長に待っててください』

Re: 意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。【オリキャラ募集】 ( No.4 )
日時: 2013/10/22 18:49
名前: 妖狐 (ID: KnTYHrOf)

はわぁーーーー!!
初々しいカップルで、見ているこちらが赤面してしまいそうです///

なんだか印象的な二人の組み合わせ、とても素敵だなって思いました。
女の子の方が意地悪したくなる性質(たち)で
男の子の方がツンデレ。
私の萌えをがしっとつかんで(黙

すいません、馬鹿ですいません(>_<)

名前呼びでやっとこさっとこの涼くんがこれから
どれだけ赤面するのか楽しみです(殴

更新頑張ってください!

Re: 意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。【オリキャラ募集】 ( No.5 )
日時: 2013/10/22 18:59
名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Xr5Y0osE)



>>妖狐さまへ


ふおぉぉ!!こ、こちらにもコメントありがとーございますッ!
嬉しいです!!

いや、オレも自分で書いていて照れますものw

涼くんはすぐ恥ずかしくなっちゃうんですよね。
可愛くて仕方ないです←
すごく自分好みの作品なんですけど、
萌えていただいて嬉しいです!!

涼くんがこんなんなので、
彼らの仲は進展するんでしょーか…
自分もよく分からないですw

訪問ありがとうございました!

Re: 意地悪彼女とツンデレ彼氏の恋日記。【オリキャラ募集】 ( No.6 )
日時: 2013/10/23 13:56
名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Xo.SINAM)




「涼ちゃん、『あーん』してよ」
「……は、はぁぁあぁぁあぁあっ?!」


俺はつい最近、クラスメイトで隣の席の神谷 真月と付き合い始めた。
一年間の片想いをして、やっとこさ告白をしてこ、こここ恋人になったんだけど……。


「ばっ、馬鹿お前っ!!公衆の面前でなんてことさせようとしてんだよ!?」
「えー?周りのカップルを見習いなさいよ、涼ちゃん」
「ぅぐっ……」


意地悪く笑う真月。
そんな表情にもドキッとする。

今、俺たちは駅前のアイス屋に来ていた。
放課後デート……というやつだ。
『デート』とか……初めてなんだよな。
付き合って、初めて……


「涼ちゃん?どーしたの、顔が真っ赤だよー?」
「う、ううううるせーよっ!!」


初デート。
そんな単語にドキドキして、
顔赤くして。

俺は女かよっ!!


「で?涼ちゃん」
「……なんだよ」


前に座る真月は俺の顔をじっと見つめて言う。


「『あーん』してくれないの?」
「………………」


正直に言うとものすごく恥ずかしいし、
今すぐにでも逃げ出したい。

だけど。

真月の、困ったようなそんな笑顔なんて見たくない。


「……分かった」
「え?」


イチゴのアイスクリームをスプーンですくう。
それを、真月の目の前にもってきて言った。


「……あ、『あーん』」
「……」


真月は俺の差し出したアイスクリームにゆっくりと、
口にいれた。


「ど、どうだ?」
「……うん。美味しいよ、涼ちゃん」


ニッコリとそう言った真月の笑顔は、
やっぱりすごく可愛くてドキドキした。







放課後デートは甘くアイスクリームで。


『恥ずかしいけど、お前が嬉しそうならいいとか思う俺って……』


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