コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- *バッドエンドから始まる恋物語*完結
- 日時: 2014/04/19 16:24
- 名前: 姫凛 (ID: jAa55n87)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16484
「俺はなんのために生まれて来たんだ?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
-attention-
・この物語はパラレルワールドです。
・かなりシリアスでグロイ描写が含まれています。
・URL上にシリーズ作品をまとめたものを張ってあります。
・登場人物などもそこに書かれています。
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-story-
ω序章:死の物語編
一話 俺は独りになった >>08
二話 俺と言う存在が消える >>09
三話 バッドエンド >>10
●-「斬る」>>11(処刑END)
○-「刺す」>>13(無意味END)
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-神様な読者の方々-
*レム様*いつもコメントを下さるとっても素敵なお方です♪
勝手な宣伝/怪盗レッド〜もう一つの怪盗〜/サトミちゃんちの8男子×怪盗レッド
と言う小説を新二次元板で書かれています。
私は原作を知らないのでまだ見に行ってませんが、原作を知っている方や興味がある方はぜひぜひ♪
- Re: ハーレム学園生活 〜流星が叶えた恋〜 ( No.5 )
- 日時: 2014/04/16 18:07
- 名前: 姫凛 (ID: l2ywbLxw)
-用語-
神月学園
星神の加護を受けた星徒達を保護・監視するための施設。
星印が出た少年少女は強制的にこの学園に通う事となる。
星神
この世界「地球」を創造されたとされる神。
一年に一度、数名の選ばれた子供(15〜19歳)に自らの力を分け与える。理由は不明。
星霊の力
星神が分け与え得た特殊能力。
星霊力は最高「SS」〜最低「D」段階でランク分けされる。
ω部活一覧
帰宅部
ユウナが神月学園に入学し、なにか部活をしたいが良いのがない…そうだっ!自分で作っちゃえば良いんだっ!と軽いノリで作った部活。
基本的に自由がモットー。
料理部
料理を作る事が大好きなボタンが、もっと沢山の人に食べてもらいたい、一緒に楽しく料理を作りたいと親友のヒメノと一緒に作った部活。
出来立てホヤホヤでまだ部員は二人しかいない。
写真部
輝かしい青春とエロスを何処までも探究する為だけに作られた部活。
一応、風景写真など普通の写真も学園に頼まれれば撮る。
特殊な人材が多い。
- Re: ハーレム学園生活 〜流星が叶えた恋〜 ( No.6 )
- 日時: 2014/04/16 17:55
- 名前: レム ◆pQYC.7CFFk (ID: 2Qew4i4z)
はい、レムです。
姫凛様の名前を見つけて飛んできました。
まだ小説書いていないうちにコメしてしまった……
うぅ、さすがにやめとこうと思ったのにぃ……
抑えられなくなり、結局書いちゃったんですよぉ……
では、小説が更新してあったらまた来ます!!
- Re: ハーレム学園生活 〜流星が叶えた恋〜 ( No.7 )
- 日時: 2014/04/16 20:42
- 名前: 姫凛 (ID: 4cNSRyfC)
レム様
わっw見つかってしまったww
見に来てくれてありがとうございます!!
いつもレム様からのコメ見て元気貰ってます♪
これは下書きなしの完璧、思い付きで書いていくので超駄作になると思いますが温かい目で見守っていただけると嬉しい限りです…(-ω-)/
こちらもよろしくお願いします(*´ω`*)
でわでわっw
- Re: ハーレム学園生活 〜流星が叶えた恋〜 ( No.8 )
- 日時: 2014/04/16 21:18
- 名前: 姫凛 (ID: 4cNSRyfC)
一話 俺は独りになった
○月△日
あの日は蝉の鳴き声が五月蠅い夏だった
俺はまだ十歳で、やんちゃなガキだった
妹はまだ六歳で、何も知らないガキだった
俺達はまだ子供だったんだ
俺は——
「お兄ちゃーん、どこにいくの?」
「ちょっと、裏の森になっ」
「えぇー、ダメだよ!あそこは入っちゃダメだってパパとママが言ってたよ?」
「いいんだよっ。ちょっとどんなか見るだけなんだから」
「あぁー待ってーアオイも行くー」
「まったく、アオイは心配性だなー」
よろけながら後をついてくるアオイを苦笑いしながら待ってやる。
アオイは俺に追いつくと、「えへへ」と笑い俺の手を掴む。いつも俺と何処かへ出かける時は迷子にならないようにと手を繋いで歩くようにしているからだ。
「よしっ!行くかっ」
「すぐに帰るんだからね」
「わかってるよ」
俺達は家の裏にある森に探検へ出かける。
どうしてか父さん達はこの森に入っちゃだめって言う。でも入っちゃだめと言われたら余計に入りたくなるんだよなっ!
くぅ〜、ワクワクしてきだぜっ!!
立入禁止と書かれた塀を乗り越え、森の中へどんどん入っていく。
「何が危険なんだよ?普通の森じゃねぇーか」
「うん…」
オドロオドロしていて気持ちの悪い森を想像してたのに、実際はポカポカして眠気を誘う気持ちの良い森だった。
なーんだ、危険だとか言うのは父さん達の勘違いか。
よし。ここに秘密基地でも作ってみんなを招待してやろうかなー。なにして遊ぼうかなー。
「おっ…お兄ちゃんっ!?」
急にアオイが何か恐ろしい物を見たみたいな声をあげる。
どうしたんだ?こんな陽気な森に…恐ろしい…物なんて…
「グパァァ」
「…………ぁっ」
なんだ…あれ…。
イノシシ?クマ?わからない。動物図鑑でも、テレビでも見たことのない生物がよだれをダラダラ垂らしながら俺達を見てる。
「ぃ…や…」
「大丈夫だっ、アオイ!お前の事は俺が護ってやるから!」
「……グググ」
笑ってる?
あいつ笑っているのか…?
くそうっ!化け物の分際でっ!!
「お兄ちゃんっ!?」
「やぁぁぁぁっ!!」
「ガァァァァ!!」
俺はアオイを護るため近くにあった棒切れを手に取り、化け物に向かって立ち向かって行った。
そこから先の記憶がない
気づけば見知らぬ部屋のベットに寝かされていた。
周りには親戚のおばさん、おじさん達がいてみんな泣いている。
どうして?俺はどうなったんだ?アオイは?化け物は?
「アナタのせいで…」
アオイの声だ。
アオイの声が聞こえた。何処だ?首を動かそうとしても思うように動かない。
「アナタのせいで…」
アオイ何処にいるんだ?
「アナタのせいで…パパとママが…」
父さんと母さん?父さん達がどうしたんだ?
「死んじゃったっ!!」
………
一瞬、俺の脳はフリーズした。
なんて…なんて…言った?父さん達がなんだって?
「アナタが森なんかに行きたいなんて言わなければパパ達は死ななかった!!許さない!アナタを絶対に許さないっ!!」
窓の外にはけたましく五月蠅く鳴く蝉達の声が鳴り響いていた。
あの蝉が五月蠅い夏の日
俺は——
独りになった
- Re: ハーレム学園 *流星が叶えた恋* ( No.9 )
- 日時: 2014/04/17 14:37
- 名前: 姫凛 (ID: 9uo1fVuE)
二話 俺と言う存在が消える
□月○日
父さんと母さんが死んだ。
詳しくは思い出せない。
親戚のおじさん達も俺に詳しい事を教えようとはしてくれなかった。
当然アオイも俺を恨んで近寄ろうなんてしない。
俺はあの日
好奇心一つで
全てを失ったんだ
「本当に良いのかい?」
「はい。俺は…アオイの傍にいちゃいけませんから…」
「…わかった。気持ちが変わったらいつでも家に来ていいんだからね?」
「…はい。」
アオイは親戚の神月の家に引き取られた。
あそこは金持ちだから裕福な暮らしが出来るだろう。
神月のおじさんは俺にも来るように言ってくれたけど、断った。
俺は…アオイの傍にいたらだめなんだ。
俺が傍にいたら、アオイはもっと不幸になってしまう。もっと寂しい思いをさせてしまう。
辛いのは、苦しいのは、恨まれるのは、俺だけでいい。
「………」
「…ぁ」
葬式の会場を出る途中、ある女の子と目が合った。
優等生オーラ出しまくりの……誰だっけ?
声をかけようとしたけど
「………」
女の子は何処かへ走り去ってしまった。
あれは一体…誰だったんだ?
思い出せない…。
それから六年。
俺はいろんな親戚の家をたらい回しにされた。
何処に行ってもやっかみがれ、何処の学校に行っても苛められた。
何処にも俺の居場所はなかった。
ずっと、俺は独りぼっちだった。
高校生になってからは、一人暮らしを始めた。
もう親戚たちに白い目で見られ陰口を言われ、暴力を振るわれる日々から脱出するためだ。
「よぉ、ハヤテ!おはようっ!」
「おはよう。赤崎」
誰も俺の過去なんて知らない。
誰も俺の犯した罪なんて知らない。
新しい新天地での生活は想像してたのよりも凄く楽しかった。
友達も沢山出来たし、部活もそれなりに楽しかったし。
全てを失い壊れたはずの俺の人生が、少しずつ修復され平凡だけど充実していてそれなりに楽しい生活。
リア充と呼んでもいいくらいに輝いていた俺の青春時代。
だけど、たった一つの出来事が原因で脆くも崩れ去ってしまった。
あれはいつものように赤崎と楽しくしょうもない話をしながら下校している最中に起こった。
「でさー、隣のクラスのユミちゃんがさー…ってあれなんだ?」
「あ?」
赤崎が発見したのは古い屋敷だった。
苔が生えてあちこっちボロボロに崩れている。幽霊屋敷と言う奴か?
「なぁ、入ってみようぜっ!」
「はぁっ!?お前本気か?」
「いいからいいからっ、行ってみようぜっ!!」
「あっ、おいっ!」
俺は止めようとした。
でも赤崎はフェンスをよじ登って屋敷の中へと入っていく。
俺は不安に思いながらも、赤崎の後を追いかけフェンスをよじ登る。
「うわー。高そうなもんとかまだ残ってるぞー」
屋敷の中には高そうな絵やツボなんかが埃をかぶったままの状態で残されていた。
かつて誰かが暮らしていたのか?でもなんで全部そのままの状態で残してあるんだ?
もしかして、まだ誰か住んでいるんじゃ…。
「おい…そろそろ帰らないか?嫌な予感がする…」
「なんだよ。ハヤテは怖がりだなー。」
「いや、そうじゃなくてっ」
赤崎は忠告を聞かずにどんどん奥へと入っていく。
やっぱり…ここはなんだか変だ。嫌な予感がさっきから消えてくれない。
「赤崎、もう帰ろう」と言おうとしたその時。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
「っ!!?」
赤崎の悲鳴だっ!
俺の先を歩いていたはずの赤崎の悲鳴が聞こえて来たんだ。慌てて走って行ってみると、大きな扉の前にたどり着いた。
俺はゆっくりと扉を開ける…すると。
「…………」
目を見開き、口から大量の血を吐き出して仰向けに倒れている赤崎がいた。
「…ぁ、赤崎?おい、起きろよ」
体をゆすってみる。
動かない。
「悪い冗談はやめろよっ!赤崎!おいっ、赤崎ーーーー!!」
もっと強くゆすってみる。
動かない。
「まさか…本当に…死んじまったの…か?」
赤崎の体はクテッとなって全く動かない。
俺のせいだ。
俺がもっと強く赤崎を引き留めていれば…赤崎は…。
俺は誰かと関わっては行けないのか?関わった人、全員を不幸にしてしまうのか?
「…ぁ」
何処からかカランッカランッと音を立て、ナイフが転がってきた。
いやどちらかというと誰かが放り投げたような。
そんなのどっちだっていい。
このナイフを使えば俺は死ねる……。
死
死
死
死
今ここで死ねば、俺は救われる?
今ここで死ねば、もう犠牲者を増やさない?
今ここで死ねば、アオイは幸せになれる?
今ここで死ねば、俺は——
この世界からから俺と言う存在が消える?
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