コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- SCORE【参照1000感謝】
- 日時: 2015/12/17 21:36
- 名前: 咲奏 (ID: OgnYhGeD)
初めまして、咲奏(さかな)と申します。
初めて書くのであまり上手に書けないかもですが、お時間があれば読んでいただけたらと思います。
【登場人物】
♪日下 弥生 (くさか やよい)
高校二年生、ヴォーカル担当
合唱部の部長でアルトの声が印象的な女の子
♪桐谷 皐月 (きりや さつき)
高校二年生、ギター担当
軽音部の部長で度を超オンチ&鈍感
♪霜月 遥斗 (しもつき はると)
高校二年生、ベース担当
コミュニケーション障害といわれるくらいの極度の人見知り
♪如月 めい (きさらぎ めい)
高校二年生、ドラム担当
軽音部の副部長で同級生に敬語を使ってしまうくらいのオドオド少女
♪水無月 葵 (みなづき あおい)
高校一年生、キーボード担当
ものすごくうまいが部活になかなか来ない、つまりサボり魔+毒舌家
【お約束】
・中傷、荒らし等はお控えください。
・初めてのものなので多少何かはあると思いますが、温かい目で見守ってもらえると嬉しいです。
・感想、コメント等もらえるととっても嬉しいです。
- Re: SCORE ( No.3 )
- 日時: 2014/06/14 22:32
- 名前: 咲奏 (ID: zhnbqHwV)
やっぱり書くのって緊張しますよね(^^;)
これから、コツコツ更新していきますのでよろしくお願いします。
にこにこさん
コメントありがとうございます!
にこにこさんの小説も見に行きたいのですが、もし良ければ、
またどの掲示板で、どのような題名なのか教えてくださいね。
- Re: SCORE ( No.4 )
- 日時: 2014/09/19 06:06
- 名前: 咲奏 (ID: ikPsPKC4)
〈1ページ目〉
これは俺達がアイツと運命の出会いをする前のことである。俺達は文化祭について話し合っていた。
「はいっ、はいっ!俺がボーカルやるっ!俺に任せとけ!」
桐谷皐月、2年。蓮高軽音部の部長でギター担当。そして……、ボーカルも務める男だ!(予定)
「ね、ねえ、桐谷くん?さすがにボーカルはやめない?」
如月めい、俺と同じ2年。副部長。なんというか、ドラム担当のくせに大人しい。あ、でもドラム叩いてるときは楽しそうな顔してるな。
「……如月に同意」
霜月遥斗、2年。ベース担当。人見知りであんま喋んない。つか、もうちょっと心開け。
「なんで2人とも俺がボーカルなのに反対なんだ!!てか、葵は!?」
「水無月くんはきっと今日も来ないんじゃないかな……?」
サボり魔のキーボード担当、1年、水無月葵。天才的な才能を持ってるのに全く練習に来ない。部活に来たのは両手で数えるくらいだろうか。
「俺がボーカルやらないとなったら誰がやるんだよ。めいか?」
「わ、私!?」
私にそんな目立つこと出来ないよ、と言いながら慌てだした。こりゃ無理だな。
「じゃあ遥斗?」
「……」
全く表情を変えず黙ったままだ。てか、なんで俺のこと見つめてんの?
「遥斗が歌ったら、普段とのギャップがデカすぎるな。俺なら大爆笑だわ」
そもそも、葵は来てないから論外な。じゃあ、もう残ってんの俺だけじゃんか!
「2人はなんで俺がボーカルするの反対なんだよ」
「それは……、ね、霜月くん」
困ったような顔でめいが遥斗を見た。
「そうだな」
うんうん、と2人でうなづく。……って全然理由分かんないんですけど!?
俺がうーん……と思い悩んでいると、遥斗が俺の肩を叩いた。
「何だよ」
「いいか、お前は音痴だ」
「し、霜月くん!?そんなにはっきり言っちゃ……」
「え?俺って音痴なの……?」
そういえばカラオケでも60点いったらいい方だもんな……。俺はてっきり機会が壊れてるのかと思ってたわ。てか、遥斗!お前普通に喋れるのかよ!
「……っ!じゃあ、ボーカルいねえじゃんかっ!!」
「まあ、そうなるな」
「なんでそんな冷静なの遥斗さん!?」
「どうにかなるんじゃないかな?」
「ちょっとめいまで!」
文化祭を目前に、俺達はバンドのくせにボーカルがいない、という大きな大きな壁にぶつかった。やけに落ち着いた2人をよそに俺は部長としてどうすればいいんだ。ああ……、誰か、俺にいいアイデアをくれ。
- Re: SCORE ( No.6 )
- 日時: 2015/06/22 20:41
- 名前: 咲奏 (ID: Uj9lR0Ik)
〈2ページ目〉
俺たちの通う高校、蓮花高等学校。通称「蓮高(はすこう)」で一番有名な部活。それは、間違えなく「合唱部」だ。
合唱の名門、とも言われているし。それに今は……。
天才とうたわれる彼女の存在があるから——
***
「なぁ、聞いたか。今年も合唱部全国大会行ったんだって」
「すげぇな。ってか今年あいつが率いてるんだろ?」
「あいつって?」
「二年の日下だよ。あいつ中学のころから注目されてたもんな。そんでもって先輩押しのけて合唱部の部長になったんだって……」
「何、物知りすぎねぇか。もしやお前、日下のことっ」
「うっせぇな、声がいいんだよ声が!!まぁ、声だけなんだけどな。性格は本当ドライこの上ないって感じで」
「ふぅん」
教室での会話。俺の耳はピクリと自然に動いた。
まさにこれは俺が求めていた存在……。
と、思ったときにはもう足が教室から飛び出していた。
「なぁ、聞いてくれ」
軽音部の部室を開けると、そこにはドラムのスティックを持っためいの姿があった。
あたりを見渡してもめいしかいず、俺は思わず小さくため息を漏らしてしまった。
「ど、どうしたの?桐谷くん」
「遥斗は?」
「あ、さっき「先生に呼び出しくらった」って言って出ていったけど」
「ちぃっ」
「ど、どうしたの?急ぎのようだった」
「いや、別に。ってか、めいにも聞いてほしいんだけど」
俺の言葉にめいは頭にハテナマークを出しながら、小さくうなづいた。
「俺たちの学年にさ、いるじゃん」
「え、誰が?」
「そいつがさ……」
「主語なしで話を進めないでよ!!訳分かんないから」
「あ、ごめん。つい……で、二年にさ日下って奴いるじゃん、合唱部の」
「え、うん」
「そいつさ……って、あ 遥斗お帰り。ちょっとお前も来い」
がらりと扉があき、眠たそうな表情の遥斗が出て来た。
「なに、面倒くさいことならパスだけど」
教室の隅に置いてあったベースのカバーを外しながら、遥斗は言った。
相変わらずのことで、俺はもう慣れてしまっていた。
「まぁ、いいからいいから」
「ちょい、押すなって。如月助けろ」
「あはは、ごめん。私に桐谷くんを止めることはできないかも」
苦笑いのめいをよそに、俺は遥斗を椅子に座らせ話を続けた。
「日下を軽音部に入れる!!それが今後の俺たちの課題だ」
俺の言葉に、二人ともびっくりしたような顔をして「こいつ馬鹿か?」とでも言いたそうに口をパカパカさせていた。
あぁ、馬鹿だから別に何言われても大丈夫だぞ。
この時、俺は詳しくは知らなかった。
彼女のすべてを……彼女の秘密を。
- Re: SCORE ( No.8 )
- 日時: 2014/11/05 18:51
- 名前: 咲奏 (ID: ZfgN7XgD)
〈3ページ目〉
「日下を軽音部に入れる!!それが今後の俺たちの課題だ」
沈黙。すごく静か。
めいも遥斗も、口を開かない。
と、いうことは、
「じゃあ、決定でいい!?日下を入れること」
「……無理だろ」
はぁ、と遥斗が溜め息をつく。
めいも、遥斗に賛成だと言うようにうなづいている。
「何で?これで文化祭で、『あの曲』ができるようになるんだぞ!」
二人が反対でも、それだけは譲れない。
「私だって、みんなと演奏したいよ。でも、合唱部はもうすぐコンクールだし……私、その、仲良くできるか心配だし」
「え、コンクールなの!?」
俺はそんなこと知らなかったのに、何でめいは知ってたんだ?
そんな俺の気持ちを汲み取ったのか遥斗が「先生が全国にいくって言ってただろ」と呟いた。
「だからって、何もしないのかよ!?じゃあ、俺が日下を連れてこれたら文句ないな?」
「……勝手にしろよ」
もう練習するから、そう言って遥斗は席を立ち、ベースのところへ歩いていった。
めいも、がんばってね、と言って遥斗を追いかけていった。
俺も、部室を飛び出し、合唱部のいる音楽室へと走っていった。
***
新館二階の音楽室で、合唱部は練習している。
広い特別教室だと、音がよく響くから羨ましい。
でも、それも日下のおかげらしい。
日下が合唱部に入った去年、合唱部は悲願だった全国優勝を成し遂げた。
その結果、優秀な合唱部には音楽室が与えられたらしい。
やっぱり、日下に歌ってもらうしかない。
あ、でも、どうやって勧誘しようか。
やっぱり無難に「文化祭で俺たちと一緒に歌ってくれませんか」とか。
あ、よくある漫画みたいに、「俺たちと共に来ませんか?」とか。
どうしようか……、と悩んでいた時だった。
「あの……合唱部に何か用ですか?用もないのにいるなら、邪魔なんですけど」
「へぇ?人が急に!?」
突然後ろから話しかけられ、変な声が出てしまう。
振り向くと、綺麗な黒髪ストレートの、美人。というよりは可愛い。
目も大きく、手足も細くて、儚い感じがした。
そんな彼女は、不思議そうな顔でこっちを見ている。
「あ、はい。合唱部の、日下さん、に用があって」
「日下は私ですよ。何の用ですか?」
え、まさかの本人?
あれ、俺さっきまで何考えてたっけ。
確か、
「文化祭で俺たちと共に来ませんか!?」
「は?」
あ、間違えた。
日下は、頭がおかしい奴を見るような顔になっていた。
まあ、そうさせたのは俺なんだけど。
「えーと、文化祭を一緒に回ってほしい、ってことですか?」
なんか、誤解されてる。
「いや、違うんです。俺、軽音部の者なんですけど、今ボーカルがいなくて……。だから、貴方にボーカルを頼みたいんです」
「は?無理ですよ。馬鹿言わないで」
「え!?」
あれ、キャラが変わった?
俺の中で、彼女に対する『可愛い』『儚い』が崩れた。
「私たち合唱部は、あと一ヶ月でコンクールです。その練習で忙しいのに貴方たちと一緒に文化祭?ふざけないで」
日下の目は、鋭く、冷たい。
正直言うと、怖い。
「合唱のよさもわからないくせに、変なことは言わないで。私、練習に行くので。失礼します」
そう言って日下は音楽室へ入っていった。
一人取り残された俺はどうすることもできず、その場に立ち尽くしていただけだった。
- Re: SCORE ( No.10 )
- 日時: 2014/11/20 22:55
- 名前: 咲奏 (ID: 34QCmT3k)
お久しぶりです。咲奏です。
本日は私たちの自己紹介をしたいと思います。
お分かりだったかどうかは分かりませんが、この作品は合作です。
文体が結構違うので分かる方は分かると思いますが……ふふ。
***
たらこ
更新が自由気ままな人です。
名前の由来は好きな食べ物です。
以前カキコで書いていましたが、更新が自由気まま&マイペース&飽きっぽい性格ゆえ断念しました(笑)
はるたさんはリアクションが大きく、面白いのでぜひ!いじってみてください!!
これからよろしくお願いします。
***
お晴
更新が一番遅い人です(おい)
「お晴」は本名の略です。
趣味は読書とらくがきです。
はるたさんはいじりがいがあるので、どんどんいじっていってあげてくださいね♪
これからよろしくお願いします。
***
はるた
多分この三人の中では一番カキコに滞在しているものです。
先ほど自己紹介をしていました二人は優しい時もあるのですが、大体いつも意地悪です。だから、いじったりしないでくださいね(強調)
名前の由来……、はるたは特にないんですよね。まぁ、うん。いいかと。
趣味は、百人一首とかです。友達に勧めてもだれも興味を持ってくれないのですが(焦
どうぞ、よろしくお願いします。
頑張って更新していきますので、時間があれば読んでもらえると幸いです。
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