コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜{お知らせ}
- 日時: 2015/01/25 15:27
- 名前: 覇蘢 (ID: r7gkQ/Tr)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=33422
はじめましての方ははじめまして。
4ヶ月ぶりに来ました。
前作(完結)▶URL
これまで放置しことがなかったのに、作品を途中で放り投げてしまった、元珠紀です。
沢山の方々からコメントを頂いていたのに本当に申し訳ありません。深くお詫び申し上げると共に応援してくださった読者の皆様には感謝いたします。_(. . 」 ∠)_
また、書き直したいと思っておりますので、よろしくおねがいします。
※ 来てくださっていたお客様の名前をここに掲載しています。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇
【登場人物】
姫百合 薙刀使い。小さい頃からスイレンに大事に育てられてきた。
暁 何事にも大雑把で乱暴。二刀流。ひめゆりが刃物を扱うことをよく思っていない
空火 ひめゆりの護衛兼幼馴染。ひめゆりを放っておけない
翠蓮 ひめゆりの恩人。ひめゆりにとにかく甘い、とりあえず甘い、そして甘い。過保護。
篠 綺麗な青年。最年少にして言霊を使う。
【目次】 序章>>1
第一章>>2>>10>>14>>18
第二章>>20>>21>>25>>35>>42>>43
第三章>>44>>45>>52>>57
第四章>>58
【お知らせ】
短篇集はじめました。>>30
【お優しい神様方】
いろはうたさん 1コメありがとうございます!金賞、銅賞ととっておられる素晴らしい御方であり同志さまです、
暁さん はじめまして!前回も隠れ読者様として見てくださったお優しい神様です。
瑞咲先輩 先輩!先輩と呼ばせていただいている方です。どうして、こう、珠紀の周りには素晴らしい方が多いんでしょうね
莉遠さん 前回も読んでくださったお優しい神様です。毎回毎回コメントが嬉しい(泣)莉遠さんの作品でいつも笑顔にさせてもらっています。
朔良ちゃん 前の作品から本当にお世話になっております!いつも、新作を書くとコメントをくださる(泣)(´つヮ⊂)ウオォォw
妖狐さん すごいよ。これです!この方素晴らしい方!作品も何もかも。こんな方にコメントもらいました!世の中に自慢してきます←
表裏一体さん はじめまして!カスな題名に惹かれてくださった方!そして、クリックをしてくださり、コメントもしてくださり……ぁあ、神さま…
杏月さん 前回も読んでくださった神さまです。題名を褒めてくださった…こんなカスなのに。カスですみません、飽きられないか心配です。
菜野さん はじめまして!こんな意味深な題名に惹かれてくださった神さまです。和風好きという事ですが、珠紀の作品にはあまり期待なさらないでください←
真雪さん はじめまして!珠紀なんかの作品を参考にしたいと言ってくださった神様(泣)逆に真雪さんの作品を参考にしたいです。真顔。いいえ、させてください((土下座
御子柴さん この方の短編素晴らしいです!長編の方もお名前をかえて書いているそうです!今度見に行きますね!おっさん同盟を結びたいです←
はるたさん 珠紀の新作を見つけてくださってありがとうございます(泣)更新ノロマな珠紀を見捨てず応援してくださった神様。
チャルトンさん チャルトンさぁあああん!ダイスキです、はい。報告したあとすぐに作品を見つけて見てくださった神様。天使様。
ミムさん お久しぶりでした!新作にコメントがあった時喜びにジャンプ力が上がりました。読んでくださり本当にありがとうございます!
ひよこさん 見つけてくださりコメントもしてくださった神様。珠紀はもう、見てくださっただけでも、嬉しかったです(泣)本当にありがとうございます!
アサガオちゃん デビュー作からのお付き合いかな、うん(♡˙︶˙♡)本当にありがとうごさいました(泣)大好きなアサガオちゃん。
たまのり。さん 長文で感想を書いてくださった方。あの時は嬉しすぎて涙が出ました(泣)細かく感想を書いてくださることは本当に有り難かったです!
刹那さん remakeしてからのイチコメ様です!有り難や(´;ω;`)ウッ… 刹那さんに満足してもらえる作品を提供できるよう頑張ります。
葉月さん な、なんと!【隠れ読者様!】隠れず出て来て抱擁を←あ、つい本音が……かたじけない。ありがとうございました(´;ω;`)
★(黒星)さん あの!えと!皆さん!この方!の!作品!一度見てみてみてください!素晴らしいです。面白い!!!!覇蘢の作品を見てくださり感激であります!天使様。
ゴマ猫さん 短編の方で覇蘢を見つけてくださった方です!本当!会えてよかった(´;ω;`)ウッ…
鈴白 奈津紀さん ▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂うわあああああああああああ本当に嬉しいお言葉を(´;ω;`)ウッ…、ありがとうございました
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- Re: 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜ ( No.43 )
- 日時: 2014/10/21 00:05
- 名前: 覇蘢 (ID: VhCiudjX)
_『我等愛姫の名の基に。』
愛姫ーーーー?
「姫、翠蓮さんがお待ちです。…あの祠で」
クウカが頭を下に垂らし、淡々と告げる。
アカツキもクウカ同様、頭を上げようとはしない。
「空火?」
「来い、祠に行くなら俺のが早い」
クウカへと伸ばした手は、アカツキに引かれ抱き寄せられる。
それを見たクウカは、ピクリと眉を動かしたが静かにわたしとアカツキの側へと寄った。
激しい風が勢いよく吹き荒れる。
一瞬にしてわたし達を囲み、止む頃には森へと景色は変わっていた。
「ここは……」
「ようやく、集まりましたね」
目の前には、スイレンが立っておりその後ろには…………
「祠…?」
にしては、大きい。
幼子が入るくらいの祠だ。
「あとは、篠だけですか」
シノって………
「僕ならここ」
声と共に、暗闇から出てきたのはあの時の綺麗な青年だった。
「時は満ち、再び会えたこと神に礼を言おう」
シノを確認すると、翠蓮の声で集まった男達はわたしに向かって膝をつき頭を垂れる。
「大切なものを守るためーーーー。」
「信念を貫き通すためーーーー。」
「この先を紡ぐためーーーー。」
「守るべきもののためーーーー。」
「「「「姫の為、どんな苦境に陥ろうともこの命が果てるまで守り通す事を誓いましょう」」」」
……先程から何だというのだ。
『姫』だの、『祠』だの。
さっぱり今の状況が掴めない。
「姫、貴方にお話する時がようやくきましたーーーー貴方が藍鏨《こんぜん》だった時のことを……」
と、一匹の蝶がスイレンの手から舞いわたしの目の前で無残に散ったーー…………
- Re: 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜ ( No.44 )
- 日時: 2014/10/26 17:52
- 名前: 覇蘢 (ID: zL3lMyWH)
_蝶の残像が頬をかすめると一瞬、視界が歪んだ気がした。
見知らぬ風景が脳裏を過ぎていく。
今のは、一体……?
ーー否、いくつかはたった今、目にしたばかりのものもあった。
おかしいのは、何故かわたしは今の風景をどれもよく知っていたの言うことだ。
……見たことがない。
なのに、知っている。
辺りは真っ白に染まり、すべてをーー光が、押し流す。
そして、……わたしは、見た。
初めて見るのに、どこか懐かしい……
そんな、いくつもの光景を。
ーー夢うつつの中で。
**********
「……この争いを止められるのは、あんただけだ。この先、どれほどの命が消えることになろうとも、世界は変わりはしないでしょう……俺達はしがらみに苦しみ続ける」
「お嬢さんなら、きっと出来るよ。その力を使って終わりにしよう、この世に蔓延るすべてを」
「姫さんが望むなら、この命は惜しくない……だから、お願いします。最後まで、私を側に」
「やめ、ろ……っやめてくれ!……やめろおおおおおおおおお……っっ!!!!」
ーーーー……現世を救ったとしても、わたし達のしがらみは取れぬ。
……幾千の月日の後に、またわたし達は苦しむことだろう。
幸せなど、未来永劫、ありえない
その事実に……来世のわたし達はまた絶望する。
また来世……転生するときまでーーわたしは眠る。
「翠蓮様……ご報告が」
「どうした」
「たった今……姫が、藍鏨様が、現を封印した後、自らも転生する為世を絶たれました」
……今、なんと言った。
「他、藍鏨様に続き、空尊、紅も……」
う……そだ。
そんなはずは、ない。
何かの間違いだろう?
「……もう、いい」
………。
何故私を置いて逝かれたのですか。
側にいると仰ったでは有りませぬか。
何故………っ
何故!!!!!!!
「……暁は。暁はどうした」
「藍鏨様が世を絶たれたあと消息がつかめません」
ーーいくつもの夢が混ざり合って伝わってくる。
夢?
いやーー違う。
これは、記憶。
誰かの、記憶。
……わたしの?
それとも……。
……美しい木漏れ日。静かな時間、穏やかな世界
愛しさと哀しみの入り混じる、行き場のない感情
消えない違和感。
欠けた記憶。
これは、記憶。
誰かの、記憶。
……わたしの?
それとも……。
ーー夢のように不確かな、触れれば消えてしまうような、そんなあやふやなものではない。
こんぜんの魂が受け継ぐ、記憶。
今、ここにいるひめゆりであるわたしではなく、かつて現という悪しきモノを玉に封印したこんぜん。
何百年もの前の、【藍鏨】と呼ばれていた頃の。
ーー遠い、過去の記憶。
- Re: 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜ ( No.45 )
- 日時: 2014/11/02 01:18
- 名前: 覇蘢 (ID: NywdsHCz)
_途端に。
視界が、真っ白に染まった。
何かが弾けるような音が響く。
空中に放り出されたような感覚が襲ってきて、天地すらわからなくなる。
一体、何が……?
目に焼き付けているのは、最後に見た四人の顔。
苦しそうな。
痛みをこらえるような。
そんなーー表情、だった。
**********
「……ごめん、ね」
目を覚ました私が最初に呟いたのは、そんな言葉だった。
あまりにも、長い夢。
【藍鏨】と呼ばれていた頃のーー前世の記憶。
そして、そのこんぜんすら知らない、玉が持っていた記憶。
そして。
「あ、起きた」
目の前にはシノの顔。
「!?!?!?!?!?」
「あーあ…顔が真っ赤ですよ?お嬢さん。可愛い」
勢い良くシノを押し退けて起き上がってあたりを見渡せば、そこには見知れた自分の部屋と他三人の姿。
アカツキ、クウカ、スイレン。
ああ……
そうか、わたしは。
「古の姫」
そう、呟いたわたしに静かに頷くスイレン。
「まだ、貴方の記憶はすべて思い出されておりませぬ…今は、何処まで理解しておられますか」
「……わたしは代々あの祠の中にある現を封印している玉を守る姫から転生した者。時は満ち、再び私の力で現から玉を守るのが使命……そして、貴方達四人は守護人だということ」
「私はあの祠で眠っていた貴方を此処へ連れて来ました」
七歳までわたしは、あそこの中で眠っていたというのだ。
「少し、気になる単語があった」
先ほど見た記憶を手繰って言葉を頭から引っ張る。
「空尊と紅という名」
スイレンはああ、という表情をしてクウカへと目をやった。
「空尊は俺の先祖の名だ、紅はここにいる篠だ。あんたにも藍鏨という先祖の名があるように俺等にもある」
「それじゃあ、どうして」
『アカツキとスイレンの名は変わっていないのか』
スイレンに目をやると微笑みだけが返ってくる。
……今は、教えられないということか。
「………はぁ」
溜息をついたのはアカツキだった。
そのまま障子の戸を開けて出て行ってしまう。
「おい!!!」
それに続きクウカとシノも出て行ってしまい、わたしとスイレンだけが取り残された。
「…………」
無言でスイレンは障子の戸を閉め、わたしへと近づく。
「…………っ」
その表情から何故か怒りがにじみでているのが分かった。
無意識のうちに身体が震えた。
「翠蓮……?」
口を開きかけた時。
「え」
「姫さん……!」
ーー強く、抱き締められた。
- Re: 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜ ( No.46 )
- 日時: 2014/11/02 00:09
- 名前: いろはうた (ID: 5obRN13V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
うおああああああああっっっっ
っぜえはあ……
こ、こちらにお邪魔するのがあまりにもお久しぶりすぎて、
覇蘢さまの満ち溢れる文章力に対する心の準備ができないまま
拝読に突入してしまい、現在顔面が崩壊しているこんばんはいろはうたです☆←
もう、なんとコメントしていいのやら……
これは、ひめゆりちゃん、前世の記憶というやつでしょうか……
もう、本当にいろはうあたが書いていたセナの記憶なんかは比べ物にならない位
とてもわかりやすい描写でした!!
さすがっす!!
で、でも……
あ、アカツキとか……
も、ももも、もしかして、ふ、ふふふ不老不死とかそういうやつなんでしょうか……!?
き、気になる……
更新がんばってください!!
- Re: 舞えし蝶は暗闇へ散る゜.:。+゜ ( No.47 )
- 日時: 2014/11/02 19:54
- 名前: 覇蘢 (ID: NywdsHCz)
【いろはうたさん】
うああああああああ(´;ω;`)
あ、あ、
お久しぶりです、いろはうたさん!
なんだか、この頃皆様忙しすぎて覇蘢と仲良くしてくださってる方々とあまり会えていませんね……ウッ
顔面崩壊なら覇蘢も負けませぬ
いろはうたさんからコメントを貰えて顔が、ヤバい状態であります
いや、覇蘢の文章力を理解できているいろはうたさん凄いですよ
覇蘢なんて、いろはうたさんの下で跪いてる者です、いや、もう潰されている絨毯でしょうか←
アカツキに関しては前の文章をみれば察してくれる方は察してるかと!!
スイレンはいずれ分かるんではないかな?うん
これは覇蘢の文章力のせいで分かんないかも
コメントありがとうございました!
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