コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【大人の危険で】寝ても覚めても君がスキ?【ほろ苦い恋】
- 日時: 2014/11/08 21:30
- 名前: こしょう ◆fX6yOA0X4k (ID: MikjvI8h)
どうも、おはこんばんにちわ♪( ´▽`)
こしょうです。この小説はちなみに複雑ファジーから移転しました★
名前も複雑の方では「小野寺 ゆい」ですがこっちでは「こしょう」です、同一人物です←w
更新ペースはフツーwです。主に土日に更新しますが、大型休みは結構ひんぱんに更新するつもりです(・Д・)ノ
内容はドロドロした大人の恋愛ですw作者の性癖が見え隠れしてるのは気にしなで下さい☆☆
既に登場済みの登場人物**
早乙女 弘樹*主人公 25歳 文学の高校教師。
青柳 早苗* ヒロイン 28歳 音楽の高校教師。
小田 賭* 28歳 文学の高校教師。
Page:1 2
- Re: 【大人の危険で】寝ても覚めても君がスキ?【ほろ苦い恋】 ( No.1 )
- 日時: 2014/08/30 18:44
- 名前: こしょう ◆fX6yOA0X4k (ID: WuQbx4U1)
- 参照: 早乙女 弘樹*視点
ぷろろーぐ
「早苗さん・・、」
早苗さんの濡れた肌にそっと俺の手を添える・・。
ビクッと目をつぶって怯える早苗さんが可愛くてたまらない。
「ぁ、だめ・・。」
目を固く閉じて、顔を赤らめる彼女に、俺の顔を近付ける。
早苗さん、あなたが悪いんですよ・・
あなたが、無自覚に俺を誘うから・・。
濡れた体が火照る様に熱くなるのがハッキリと感じられた。
「目、閉じないで。・・俺を見て下さい。」
「いや・・ッ、ちょっと・・!」
彼女の薄い桜色の唇に、俺の唇を優しく包むように重ねる。。
んっ、と小さく漏らすその声とか、薄く開いた綺麗な目とか、真っ赤に染まった頬とか・・・、
早苗さんの全てが・・堪らなく欲しくなる・・。
「早苗さん・・、愛してます。」
「わ、私も・・・。」
彼女の赤い頬を伝う涙にキスをして、俺は早苗さんを押し倒した。
俺と早苗さんの夜が・・始まった。
- Re: 【大人の危険で】寝ても覚めても君がスキ?【ほろ苦い恋】 ( No.2 )
- 日時: 2014/11/09 09:38
- 名前: こしょう ◆fX6yOA0X4k (ID: MikjvI8h)
- 参照: 早乙女 弘樹*視点
#1 
薄明かりのついた廊下に、俺の足音が響き渡る。
仕事が終わりロッカーに行く途中、俺は毎日同じことを願う。
・・・どうか、どうか今日は入っていませんよ〜にッ!
ロッカーを目の前にして、数秒間と立ち尽くす。
覚悟を決めて取っ手に触れる。
するとヒヤッとした感覚が手に残った。
頼むから、入っていないでくれと願いながらロッカーを開く。
キィっと、ロッカーの開いた音が響く。
___その直後。
ガサガサと雪崩の如く落ちて行く手紙の数々が俺の足元を埋める。
「はぁ、ぁあー!また、今日もこんなに…、」
俺、早乙女弘樹(サオトメ ヒロキ)は女子生徒から過剰に…………
____モテる。
足元に広がる手紙の数々は、全て女子生徒からの“ラブレター”である。
毎日、毎日ロッカーに入る山のようなラブレターに俺はもうなす術がない。今日も、こんなに大量に…。
「クスクス。大変ですねー、早乙女先生。」
微笑を浮かべながら、佇むこの小柄な女性は柳田 早苗(ヤナギダ サナエ)、音楽科の先生だ。ウェーブがかった長い黒髪で、細身で華奢な体、眼鏡の上からでも整った顔立ちが伺える綺麗な女性だ。年は、俺の4つ上で28だったか…。
「ほんとですよ、毎日毎日。もう参っちゃいます。」
「あら、嬉しくないんですか??」
「冗談じゃないですよー。女子生徒は恋愛対象外です!」
早苗先生は、上品でよく笑う花みたいな人だ。
俺はギャーギャー騒がしい子供よりも、こういった品のある綺麗な女性のがよっぽどかタイプだ。
「いま、帰りですか?途中までご一緒しますよ。」
「じゃぁ、お言葉に甘えて。お願いします。」
俺の住んでるアパートは、偶然にも早苗先生の住んでるマンションの隣で、たまたま仕事終わりが同じだと、一緒に帰る。
最初は、話すことなんて無く無言で帰っていたが、回数を重ねることで他愛ない会話を笑いながらする位に至る。
俺が冗談を言ったりすると、早苗先生は必ず笑う。
俺はその眩しい笑顔が好きだったりする。
駅を出て数分歩くと、細い路地を通る。
そこは結構細いため、車が通ると人一人分のスペースしか無くなる。
ふと、早苗先生を壁に追い詰め自分の体を重ねる。
ビクッと早苗先生の体が波打ち、ふわりと微かに香る香水が俺の鼻を刺激した。
「ぁ、ちょっと、どうしたんですか?!」
早苗先生が困惑して焦った声を出す。
俺は黙ったまま早苗先生を抱いた。
「ぁの、私困ります…!離して…、!!」
ブゥウウン___!!
その数秒後、俺の背後を車が横切るようにして通る。
「車、轢かれたいんですか?」
パッと肩に回していた手を離し、軽く微笑みながら言った。
「な、…か、からかわないで下さいよ!車ならそうと、言ってくれれば…!!」
「からかったつもりないですが。」
早苗先生は、赤面症だからかこういう時すぐに顔が赤くなる。
俺はその怒った顔も可愛いと感じる時がある。
「もう!さっさと歩きますよ!」
そう言って先を歩く早苗先生の耳元が、真っ赤に染まっているのに笑みが零れる。
「な、何笑ってるんですか?」
“すっげー可愛いって思ったんです”
なんて素直な気持ち、口が裂けても言えないな、と思いながら
俺は前を歩く早苗先生を小走りで追いかけた。
- Re: 【大人の危険で】寝ても覚めても君がスキ?【ほろ苦い恋】 ( No.3 )
- 日時: 2014/11/08 21:32
- 名前: こしょう ◆fX6yOA0X4k (ID: MikjvI8h)
- 参照: 早乙女 弘樹*視点
#2
朝、出勤した途端に…
何が楽しくて………!!!!
「「「早乙女せんせー!手紙読んでくれました??!」」」
「「「「ひろきせんせいー!返事くださいー!!」」」
____女子生徒から集中攻撃を受けなければならんのだ……!!!!!
「あ"ーーー!!!うるさい!静かに!!ほら、教室戻りなさい!!!」
大声を出して追い払う。
喉が痛い。
そしてそれ以前に他の先生からの視線がイタイ…………泣
心が深海の状態で職員室に入る。
「いやー、大スターですね早乙女先生。」
「マスコミに囲まれる芸能人みたいー。お疲れー。」
「・・・・もう、やめてほしいですよアレ。すっげー困ります。」
近くの先生から、色々と声をかけられる。
それに加え他の先生方からも、クスクスと笑い声が聞こえた。。。
俺はこの時ばかりは、高校教師を辞めたいと思った。
「いやー、あれ程の女子生徒からの支持を受けてるなんてー。先生、ひょっとしなくても、女子生徒の一人や二人に手ェ出してない???」
振り返ると、俺の目の前には今一番会いたくない人がヘラヘラ笑いながらと立っていた。
冗談めかした声で皮肉るこの男は小田 賭(オダ カケル)先生。年は俺より
3つ上の28で、早苗先生とは同期で仲がいいらしい。
いつも、俺に皮肉なり冷やかしなり言う嫌な奴。
その妙に嫌味の入ったような、笑い顔がしゃくにさわるんだよな…。
小田さんは結構しつこい上、めんどくさい。
適当に相手をするのが賢明だ。
「んな訳ないでしょう。こっちは参ってるんですよ、冗談よして下さい。」
すると、小田さんは俺にズイっと近寄りへぇー、と呟いた。
その、やけにニヤニヤとした表情が、俺をひときわ腹立たせる。
小田さんは、俺の耳元にひっそりと低い声で耳打ちをした。
「じゃぁ、今度さカワイイ生徒紹介してよー。」
どうやらこの人は、俺の気分を害すのがお好きなようで。。。
「・・・いい加減、怒りますよ。」
そう言い放ち、思い切り小田さんの顔を睨みつけた。
小田さんは一瞬ひるむも、いつものヘラヘラとした笑い顔に戻る。
「ごめんごめーっん、冗談だよ?そんな怖い顔すんなって。」
「冗談に聞こえないんですよ。まじ、腹立つんで勘弁して下さい。」
朝から嫌なことが立て続けに起こってムカムカする。
ヤケになって机に置かれたコーヒーをぐっと一杯飲み干した。
無糖のコーヒーは、香りは良かったけれど鋭い苦味がいつまでも口の中に残った。
Page:1 2