コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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皆さんで集まって作る短編集 海底短篇譚【大歓迎!】
日時: 2015/09/13 16:41
名前: 餃子女 (ID: Xr21cKIW)

 どうもはじめましての方ははじめまして、餃子女です。

 皆さんで集まって作る短編集「海底短篇譚」を作りました。ちなみに読みは、「うなぞこたんぺんたん」です。
 初心者からプロの方まで幅広いものができると嬉しいです。

 書きたい方は、下の注意事項をあらかじめ目を通してくださいね。



【注意事項】

・参加する方は、あらかじめ一言かいてください。
次の事が書いているとありがたいです。

□名前 
■振り仮名
□執筆されている小説(ぜひ参照にURLを貼ってください!)
■何か一言


・登場人物は、五人以下だと嬉しいです。

・執筆されている小説の番外編を書いてもかまいませんが、一言ぜひ言ってください。その時は登場人物は無制限です。

・短編集なので、できれば四話ぐらいで完結させてください。

・更新が遅いのは問題ないですが、きちんと完結はしてください。

・コメント大歓迎です。素直な感想で構いません。

・最低限のマナーは守ってください。




以上の事が守れる方は、ぜひどしどし参加してください!

お待ちしております!!


【参加者紹介一覧】

[No.1 餃子女]
□名前   餃子女
■振り仮名 ぎょうざおんな
□執筆している小説  必ずお読みください。 
■何か一言 最近活動中止中ですが、カキコにはふらっと来ます。



[No.2 ねね]
名前 ねね
振り仮名 ねね(同じww)
執筆している小説 五色の味を集めたら
何か一言 URLの貼り方教えてください...
◇短篇「」

[No.3 パレット]
パレットです。
ふりがなも同じです〔書かなくてもよかったかな〕
初心者でまだ始めて一ヶ月も経ってません
執筆小説は男の子系女子の初恋 などいろいろです!
よければ参加させてもらえませんか?
◇短篇「」

[No.4 あんこ]
名前 あんこ
■振り仮名 あんこ
□執筆されている小説 我らは暗殺隊とんこつ団!
■何か一言 どうでもいいけどマカロン食べたい

メールの方で返信しようとしたら、こちらからは送信できないようで……。
餃子女さんの名前を探していたらこのスレを見つけました。
楽しそうなのでつい来ちゃいましたが、迷惑だったら本当にごめんなさい!
◇短篇「」

[No.5 新緋心]
ども、新緋です。知ってる方は知っているかと。

□新緋心 
■あらひ しん
□【勇者な俺は別世界で】
■小説の閲覧数は上がるのに、コメが来なくて傷心なう
短篇「【1立方センチメートルに生きる恩人】」


[No.6 せいや]
なんと!このよーな所に
このよーな場所に紹介できるような場所があるとは


名前はー、せいや!

作品名が、一作目が《あの日と同じ雲を探してる》

二作目《あの場所 あの人を探して》

三作目 《作者と主役とヒロインが一緒にすんでるんだから仕方ないよね》


二作目と三作目は途中ですがw

一言!
上のURAから三作目に飛べます!その三作目から二作目に飛べます
二作目から一作目に飛べます!
巡り巡っつて良かったら見てやってください!
短篇「」

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Re: 皆さんで集まって作る短編集 海底短篇譚【大歓迎!】 ( No.30 )
日時: 2015/02/01 18:13
名前: ねね (ID: 0dFK.yJT)

faith

「…は?」

え、ちょ、待て待て待て。
悪戯するためって、え、その為だけに集まったとか?
そんなわけ無いでしょ…あー、でもこいつらならわかんない…

ユタが混乱する頭をどうにか整理しようと一生懸命だというのに、
そんなもの御構い無しといった様子でまた自由なことをし始める
4人。

「あー、眠い。ベッド貸して、ユタ」
「あ、ちょ、琴香、勝手に寝るな」
「あら、もうケーキを食べてしまいましたわ。マカロンを取って
来なければいけませんわね」
「いや、我慢しろよ鈴瑠」
「ねぇねぇユタ!痛ぶって!」
「悠、それは友達に言うセリフとしてはだいぶ間違ってるよね?」
「ユタ、痛ぶられて!はどうだ?」
「なんでそれがまともだと思ったんだろうね、愛は」

はぁ…とため息をつきながらユタはリビングに降りていった。
途端、

4人が動き出した。

Re: 祝ってやる ( No.32 )
日時: 2015/02/05 20:48
名前: コーラマスター ◆4oV.043d76 (ID: xCJXbGYW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

短編の内容がテポドンの誘導性能ぐらいの精度で決まったので書いていこうと思います。
タイトルは「祝ってやる」です。
純粋で素直な青年と、純情系怨霊のカオスコメディです。

 
 
 —*— 
 圭太視点 

圭太が初めてその手紙を見たのは、引越しが終わった翌日だった。
引越しといってもマンションから売家へ移っただけで、それほど場所も変わらない。
小学校の友達とも離れずに済むということで、純粋に広くなった住まいに喜んでいた。

「広い! 広いねえ! 走り回れるよ! ほら!」
マンション暮らしだった圭太にはこの家がお屋敷のように思えた。
人の顔に見える木目も、妙な人形も、玄関の赤黒い染みも、圭太には全てが新鮮だった。
時折聞こえてくる悲鳴のような風の通り抜ける音も、リラックスできるBGMだ。

ただ、母だけはこの素晴らしい家に不審を抱いていた。
「・・・・・・妙ねぇ。こんなに広いし、まだ新しいのに、なんであんなに安かったのかしら?」
「まあまあ。いいじゃないか母さん。こうして家賃も気にすることなく、広い家で暮らせるんだ。
 ほら、圭太もあんなに喜んでいるよ」
そんな母をなだめるように父がいった。
「でもねえ・・・・・・」
母の不安をよそに、その日は何も起こらなかった。

そしてその翌日、ことは起こった。
ポストに新聞を取りに行った圭太は、ポストの中に新聞とともに紙の切れ端が入っているのを見つけた。

「なにこれ」

"祝ってやる"、その紙にはめでたい朱色でそう書いてあった。
そうか、これが「ヒッコシイワイ」というものか。直感的にそう感じた。
でもなんか上から目線だな・・・。
礼儀を弁えていないのが若干腑に落ちないが、とにかく誰かが祝ってくれていると思うと、嬉しくてたまらなかった。
そして、紙をポケットに入れると、新聞を持って居間に駆け込んだ。

「お母さん、これ!・・・あ」
母にその紙を見せようかと思ったが、食卓の異様な空気を感じて思いとどまった。
父が土下座している。そしてその先にいるのはまさに仁王とでもいうべき形相で仁王立ちしている母の姿があった。

負け犬のように情けない姿で父が叫ぶ
「・・・・・・すまん! もうキャバクラなんて行かないから! 許してくれ、いやください!」
「・・・・・・。」
母は鬼の形相のまま、何も言わない。

これ以上居心地の悪い空間があるだろうか。
圭太はさっさと朝食を胃に詰め込むと、ランドセルをしょった。
そして、逃げるように玄関のドアを開けた。

 —*—
 幽霊視点

幽霊は落胆した。これ以上ないほどの屈辱を味わった。
人間を、それも子供を怯えさせることすら出来なかったのである。

幽霊は死ぬときに怨念を除いたすべてを、自分の名前すらも忘れたが、
おそらくこれ以上に屈辱を感じたのは生きていた頃にも無かったであろう。
幽霊はポストの地縛霊である。ポストの半径2メートルから離れると、魂が削られるような苦痛を味わう。
まあ、実際削られているのだろうが。

幽霊はポストから離れられないが、人間への怨念だけは腐るほど持っていた。
そんな彼女の日課は、ポストに呪いの言葉を書いた紙を入れること。
彼女の固有能力を使用して、紙を出現させ、それに「殺す」とか書く。
そして怯える家の住人を見て、ほくそ笑むのが幽霊の趣味だった。

そこで、今回の住人がやって来た。いつもの如く嫌がらせで追い払ってやろうと思った。
そこで、まだ挑戦したことは無いが、効果大と思われる「のろってやる」を書くことにした。
血の様な赤い文字を使い、きちんと漢字で、不安定に書いた。
これであの子供も怯えて泣き出すだろう。幽霊は自信満々だった。

ところが、あの子供は泣き出すどころか嬉々とした表情で家に入っていくのである。
まるで誰かにお祝いされたようだ。ありえない。
最近の子供はドライだとは聞いていたが、まさか180度回転して歓喜に至るとは・・・・・・。
世も末というものである。
しばらくして家から出てきたときには不快な表情をしていたのが若干気になるが、とにかく手を打たねば。

幽霊はまた今夜の呪いの文言を考え始めた。


Re: 皆さんで集まって作る短編集 海底短篇譚【大歓迎!】 ( No.33 )
日時: 2015/02/09 15:44
名前: あんこ (ID: J/brDdUE)

とある世界の、とある国。
平地と牧野が広がる、田舎でも都会でもない地域。

この何の特徴もないのどかな町には、ある言い伝えがあった。


《年に一度、悪の化身である"ニンフェネーロ"を殺し合わせよ。
さすれば、この地の幸福は永遠に続くだろう——》



——————————————



バサバサと苦しげな羽音がする。

目の前で蠢く、黒い2つの物体。

異形のそれは巨大な口を大きく開き、もう片方の首を噛み千切り、貪り食った。

食われた方は、甲高い声を出し大量に血が噴き出している首を左に右に荒々しく振る。

辺りにピリピリとした緊張感が張り巡らされていくのが感じられた。


「ギェェェェェッ!」


やがて、一方的に体を蝕まれていく黒い物は立ち上がる事もできなくなり、糸のように細い目をカッと開くと息絶えた。


シン、と一瞬間が開かれる。

すると、今までの空気が嘘だったかのように、ドッと歓声と熱気が湧いた。


拍手をする者、叫ぶ者、黒い生物のいる牧野に硬貨を投げる者、様々な観客がいる中。

一人の少女は、ただ薄茶の瞳に悲しみを宿しながら立ち尽くしていた。


彼女の名前はアリア・パラディーゾ。この地の領主の娘だ。

そして現在、彼女の目の前で繰り広げられていたものは、【ニンフェネーロ祭り】という彼女の住む地域の伝統行事である。

ニンフェネーロというのは、古代の言葉で【黒い精霊】という意味だ。
鷲のような立派な翼と、人間のような顔に曲がりくねった四肢を持つ。手足はほぼ骨のような細さで、皮膚は焼けたように爛れている。その名の通り、一貫して肌は黒い。
彼らはとても醜い姿で、古代より人は彼らを【悪の化身】と信じて疑わなかった。

そしてそのニンフェネーロを年に一度、1対1で闘わせる事をニンフェネーロ祭りと呼ぶ。
ルールは簡単だ。どちらかが死ぬまでニンフェネーロ同士を闘わせる。トーナメント形式の勝ち抜き戦で、1位になるニンフェネーロを賭けに使う者がたくさんいるようだ。



「おー、やっておるな」


未だニンフェネーロの戦いの熱が冷めない中、初老の男が人混みを割って入り、アリアに話しかけた。

白髪混じりの茶髪、アリアに良く似た目鼻立ち。
この男こそがアリアの父であり、この地の領主である。


「……っ父様!いつここへ?」


我を忘れて戦いを見つめていたアリアは、いきなり現れた父に驚きを隠せなかった。ぎこちない笑みを浮かべ父を見上げる。

しかし、振り向いた時彼は既に冷たい視線をアリアに送っていた。


「……アリア」

父の声はいつもより低い。アリアの背筋に冷たい汗が流れる。


「お前は、領主の娘だ……分かっておるな?」

威圧するような声。アリアはたまらず俯き、きつく目を瞑った。


「例え娘でも、秩序を乱す者は容赦なく罰する」


アリアの瞼の裏には先程の死闘の光景が流れていた。

春の生暖かい風に乗ってきた血の匂いが、鼻先を漂って気持ちが悪い。


言葉を零す代わりに唾を飲み込むと、再び顔を上げ父の瞳を見つめる。


「……私は、ニンフェネーロに余計な情などかけていません」

振り切れたようなその冷静な表情をみて、父は満足気に微笑んだ。


「なら、いい」


父はそれだけ言い残すと、くるりと踵を返し元来た道を帰っていった。
アリアは密かに眉を潜め、その背中が人混みに紛れるまで見つめていた。



※※※※※※※※※※※



お久しぶりです。
テスト二週間前なので、携帯を親に預けます。
久々に現れておいてすみません(-_-;)

またよろしくおねがいします!

Re: 皆さんで集まって作る短編集 海底短篇譚【大歓迎!】 ( No.34 )
日時: 2015/02/14 16:19
名前: 餃子女 (ID: wxXAjABh)

コーラマスタ—さん
祝うと呪う……ww発想が凄い面白いかったです!
圭太君と幽霊さん…どういう風に絡むかな…?




あんこさん
了解しました!

ファンタジーが読み手にこんな分かりやすくできてしまうとは…本当に凄いです。
気長に待ってるです♪

Re: 皆さんで集まって作る短編集 海底短篇譚【大歓迎!】 ( No.37 )
日時: 2015/09/04 19:02
名前: ねね (ID: bUOIFFcu)

faith

ユタが行ったのを確認し、行動に移る。
集まったメンバーは、まず私、それから鈴瑠、悠、最後に愛。

全ては、ユタを_____ため。

「いい?絶対に悟らせないでよ」
「わかってますわ。この日の為に綿密に計画したのに、それを蔑ろになんてできませんわよ」
「そーそー。私だって本当は寝てたかったし〜」
「いいからさっさと作業すんぞ」

相変わらずの愛の毒舌を聞き流しつつ、自分にしては珍しくもテキパキ作業する。正直言うと寝たい。すごく。

だけど。

「…私たち、ユタには随分と世話になってますものね」

ぼそっと鈴瑠が言う。

「まーね。ユタみたいな常識人が私らみたいな変人に付き合ってくれてるだけでもありがたいってのに、ユタと来たら…」
「…クラスで浮いた存在になったりしても、変わらず話してくれるからな」

ぽつりぽつりと話し出す、二人。

「感謝。してる」

「「「うん」」」

あたしなんかは、やる気の無い態度に生気の無い目でずっと疎まれてきた。
鈴瑠は家柄上、高飛車で高慢なお嬢様口調が気に入らない人に距離を取られて陰口叩かれた。
悠は言うまでもなく、その性癖…ドMさを隠そうともしないから気持ち悪がられた。
愛も同じく、ドSさを隠そうとせず、むしろ人を虐めて愉しんでいるくらいで、悠以上に気持ち悪がられた。

そんなあたしらでも、ユタは、何食わぬ顔でいつもと変わらず接してくれた。

前にこんなことをユタから聞いた。

「ねえ、なんか今日、ユタ無理してない?って言われたんだけど、無理してるように見える?」

それを聞いた時、どうしてもあたしたちに囲まれてるからだって思ってしまった。

こんなどぎつい個性持ってて浮いてる四人と一緒にいるなんて、無理してないのかっていう話だろう。

勿論そんなこと、ユタには言えなかった。

「琴香」
「…何。高飛車」
「その呼び方やめてくださらない?今真面目な話しようと思いましたのに」
「あ、そ。で、何?鈴瑠」
「あ…えと、その…ユタは…」
「何さ」

「喜んで…くれますでしょうか」

「……………」

作業を止めてしまう。
これは、どうしても引っ掛かっていたこと。

こんなことして、ユタが喜んでくれなかったら。こんなメンバーのことだ、常識外れなことして今度こそユタにまで距離を置かれたら。

それを皆、怖がっていた。
いつの間にか悠も愛も作業を止めている。

長い沈黙が降り_____

「皆、母さん起きるまでは居ていいけどさ、母さん起きる前には帰ってよ?じゃないとボクがどうなるかわかったもんじゃな…あれ、どうしたのそれ」

_____ユタがドアを開けて入ってきた。


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