コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 小さな物語(短編)
- 日時: 2015/12/29 01:25
- 名前: ym (ID: HSAwT2Pg)
思いついた物語を書いて行きます
多分根暗?なものが多いと思います。
作者自身が暗いので!
あとあと!なにか書いてほしいジャンルの短編小説で
リクエストくださると喜んでかいたりします!
気軽にいってくださいませ!
Page:1
- Re: 小さな物語(短編) ( No.1 )
- 日時: 2015/10/18 16:29
- 名前: ym (ID: FpNTyiBw)
あるところに女の子がおました。その子はいつも独り言のようにこう言いました。「人生なんか、連想ゲーム」と。
短編:女の子と猫
私はいつも何をしようか迷っている。と言っても私の身の回りにあるものは森なんだけど。
私は森の中に住んでいる。何年間? 300年ぐらいかな。そう。私は幽霊。死因は病死。伝染病で死んだ。笑ってもいいなだよ?
だって、私は連想ゲームで間違ったものを選んじゃったんだもん。
私が連想したものは2つあった。1つはある想い人を見捨てること。2つ目はある想い人を看病すること。そして私は2つ目を選んだ。
そう。私は伝染病に感染した想いびとを看病することに決めたんだ。
そしてそれは、間違ってた。彼も死んで私もその伝染病にかかって死んだ。2人とも死んだ。死んじゃった。
だから、間違ってた。見捨てればよかたんだ。
「あーもう馬鹿だなー! 私!」
私はそう叫ぶように言った。するとある方向から声が聞こえた。
「まーたなんかスッゲー昔のこと後悔してる奴がいるよ。ったく」
「・・・・・・」
私はその声に反応して、その声がした方向を見た。みたよ? そしてそこにいたのは、猫だった。
もう私は呆然ですよ呆然。現代の絵文字というやつで言うなら(o_o) ですよ。もう言葉が出ない。でもその猫は続ける。親し気に、まるで、何度もあって話すように普通に喋る。
猫なのに、初めましてなのに。
「だいたいなに? 後悔して何か始まるの? 引きずってて何か変わるの? 楽しいの? 嬉しいの? 面白いの? 意味ワッカンネ!! そんなのひきずっててもな、何も変わんねーんだよ!何も始まんねーんだよ! 今を見なきゃ、たまに横をみてもいいから前を見なきゃ始まんねーんだよ! 次が、未来が、自分が、何もかも!」
親し気にじゃなかった。怒ってた。猫は、流暢な日本語で怒ってた。
でも、私からしてみれば、この猫なに? というところでまだ止まっている。
ほんとうは、わかっているはずなのに。
「お前だってわかるだろ!? もうわかってるんだろ!? なのにネチネチネチネチと! もういいだろ! さっさと成仏しろよ! そうしないと、俺だって成仏できないだろうがよ! 箏!」
そう。この猫はあいつなんだ。私が救えなかった、箏が救えなかった、想い人、晃なのだ。
あいつは、多分猫になって生まれ変わってこの世界に再び来たんだ。だけど、絶対そんなことあり得ない。
生まれてくるのが? 否、前世の記憶を思い出すということが。
ありえない。ありえないもん。そして私は言う。目に涙を浮かべながら。
「で・・・・・・でも、無理だよ! 嫌だよ! この世界から離れたくない! 晃との記憶を、忘れたくない。晃の魂がなんでここにあるのかも、私のことを覚えているのかも知らないけど、それでも、嫌だよ。わかりたく無いよ」
そこで私の言葉はかき消えた。かき消されたと言ってもいいのだろうか? とにこくそここで、晃が私に言ったのだ。
「はあ? バッカじゃねえのかお前! 俺はな! お前が気になって気になってしょうがなかったから猫になって、猫に生まれ変わってこの世界に再び来たんだよ! なかなかお前がこないから! だからな! 俺には元々前世の記憶があるんだよ! そしてずっとお前を探してた! そして俺はお前をを見つけてガッカリしたよ! 死んでもなお、俺はお前を探し続けたってのに、探した結果がこれかよってガッカリしたよ! 毎日毎日同じこと言い続けやがって! もういいんだよ。だからさ、もう一緒に行こう? あの場所へ」
と、彼は最後は優しく言った。
「いいの?」
私は困ったように言う。そへ晃がこう言った。笑顔で。
「ああ、だから一緒にいこ?」
その言葉は、私を逝かせるにはとても十分すぎる言葉だった。
「うん!」
そして私の300年にも渡る幽霊生活が幕を閉じたのだった。
女の子と猫 完
- Re: 小さな物語(短編) ( No.2 )
- 日時: 2015/10/16 16:21
- 名前: ym (ID: G1aoRKsm)
もしも、この世界にメルヘンの入り口の扉があってその扉を潜ったらこの現実世界から逃げれることが出来るのでは、という考えは誰かしらした事があると思う。ちなみに私はした事はなかった。いまの今まで。
短編:記憶の木
「うわああ・・・・・・」
私はある場所にいる。とある山の中。そして目の前にあるのは木。そしてなんか根元が光ってる。正確に言えば根元に出来た空間が。
私はそこに引っ張られている。だから現実逃避にさっき言ったことを考えてたんだ。
ここには何があるのかがんばって踏ん張ってはいらないようにしてるけど絶対に逃げられない。なぜだろう。でも、なぜかこの感覚は落ち着くんだ。わかんないけど。
だからもう、この引っ張られに格闘して3時間もういいだろう。
私は踏ん張るのをやめた。すると一瞬にして私は木の根の空間に吸い込まれていった。
目を開けると、不思議な世界が広がっていた。床がなかった。私は浮いていた。そして周りにはいろんな画像が流れている。これは、なんなのか、なぜか見覚えがあるものばかりだった。いろんな喜怒哀楽が流れていた。いろんな色があふれていた。私は心地が良かった。
私は現実を見せられた。
私は眼を閉じて開けた。するとさっきの木のところにいた。
私は何もしないで家に帰った。
一瞬の出来事だったけどそれでよかった。
私はそれからあそこには2度と行かなかった。
記憶の木 完
- Re: 小さな物語(短編) ( No.3 )
- 日時: 2015/12/27 10:14
- 名前: ym (ID: 9AGFDH0G)
どうも、作者のymです。あの、あの、更新数に比べて参照数がとんでもないことになっていますが、これは少し物語を消したからです5つぐらい。なので本当はここのナンバーは9ぐらいになります。
でもでも!こんなにも早く参照数が120越えるということは嬉しいことですしテンションがものすごい上がります!
見てくださってありがとうございます!
こんな駄文ですが、これからも書いていこうと思います。
これからもよかったらよろしくお願い致します。
- Re: 小さな物語(短編) ( No.4 )
- 日時: 2015/12/27 10:43
- 名前: ym (ID: 9AGFDH0G)
私は階段を駆けあがる。息をきらしながら。螺旋階段を駆けあがる。君から逃げるように。でも私は体がそんなに丈夫じゃないからすぐに君に追い付かれてしまう。
どんなに頑張って逃げても現実はいつも追いかけてくるんだ。
短編:螺旋—Another story—
私はずっと夢を見ている。現実から逃れるために。自分のいまのからだの状態をわかりたくないから。逃げて、走っている。でも時々見えてしまうんだ、自分のいまの状況が。君の、とても悲しそうに微笑んでいる顔が。その表情を見ると胸が締め付けられるように痛くなる。自分はなんてことをしてしまったんだと後悔する。
でも、後悔したって運命には抗えない。もし、時が戻せるのならあの日、君に出会ってしまったあの日に戻りたい。ただの君にとっての登場人物Aみたいな感じの人になりたい。
だけど、そんなことはできない。この世にタイムマシンなんてものはなく、時を返せるものもない。だけど願ってしまうんだ。永久に。
君が私の頭を撫でたあとに手を取った。私の手は冷たくないだろうか? 君を見ると泣いていた。なんで泣いているの? 私の手はそんなに冷たかった? どうなのだろうか。そんなことを思っても君にこの声は届かない。
「僕は、もっと君の声が聞きたいんだよ、何か答えろよ、悲しくなるだろ」
君が泣きながらそんなことをふいに行った。答えたいよ。話したいよ。でもできないんだよ。現実逃避は終わらない。
「この白い部屋には窓がないから外の話はできないね」
とても悲しそうに君は私に語りかける。ううん、そんなことはないよ。外の話はできる。君の外の話が聞きたいな。君と話したい。話したい。話して笑いたい。もう、現実逃避はやめるね。
私は薄く重たい瞼をあげる。とっても少しだけど君のかおが見れた。泣いている。とっても不細工。男なんだからしっかりしなくちゃダメじゃん。そして私はいうんだ。君の私に語りかけたものに相討ちを打つために。
「そんなことないよ」
って。私は続ける。
「そんなことはないよ、たとえ視界に外の世界が見えなくとも、君は私の思出話はできるよ」
君ははっとして私の方を見る。目が少しだけ合った気がした。現実と向き合った私はもうここにはいられない。いかなくてはいけないの。でもね、辛くないんだよ。悲しくないんだよ。最後に君と話せてよかったよ。だから涙拭いて最後くらい笑って看取ってよ。
大好きだったよ。
ありがとう。
じゃあね、ばいばい。
そうして私は螺旋階段から身を投げる。笑って。微笑んで。現実に帰った。
螺旋—Another story— 完
- Re: 小さな物語(短編) ( No.5 )
- 日時: 2015/12/30 23:41
- 名前: ym (ID: HSAwT2Pg)
何もない小道をひたすら走る、息を切らしながら、泣きながら。ここはどこ?なんで、誰もいないの何もないのなんで真っ白なの? 助けて助けて。叫んでも誰にも届かない、何も響かない。ずっと何もない道を走っている。
短編:続く道
ずっと走っているとペンキが置いてあった。でも、私は少し疲れていたので少し立ち止まって休んだ。少し、いや、結構? で、体力が回復したので私はペンキを持ってすこし真っ白いこの道に塗った。置いてあったペンキはいろんな色があったので適当に塗り捲った。がむしゃらに、排他的に。つまんなくなった私はその場から動く事にした。といっても疲れていた私は走る気力などなかったので歩いて移動をした。
しばらくするといくつもの分かれ道があった。私はたまに適当に、弾に真剣にその道を選んだ。道を進んでいって気づいたのだが、たまに違う道を選んだけれど結局は合流する道があり、それが結構悩んで選んだ道だったりして落ち込んだりした。
何もない道をただただ進んで、たまに立ち止まったり、ペンキで色を塗ったりした。
すると、あるとき突然、何もなかった道にあるものが出来た。それは色。いろんな色だ。自分でつけていた色。それが、勝手につくようになった。でも、気に入らなかったら自分でペンキで上書きした。塗りつぶした。
そんなことをしだしてどれだけ歳月がたっただろう。私はいつの間にか道のゴールを発見するようになっていた。でもなぜかそれに着きたくなくて、遠回りした。回り道をした。でも、ゴールは私を追ってくる。私に言ってくる。
「もう、無理しなくていいんだよ、終わっていいんだよ、もう、本当に休んでいいんだよ」
やだ、まだ休みたくない、終わりたくない。私がやりたいことは、まだ、沢山ある。だから、お願い、もう少しもって。
私の体はボロボロだった。でも、まだ休みたいとはこれっぽっちも思ってない。まだまだ走りたい。走りたいんだ。
でも、ゴールはまってはくれなかった。
私は前を見て、しっかり見て走っていた。そしたら、私には信じられない光景が私の前にたちはかだった。
道がない。道が、なくなっていた。そう、これは強制的ゴール。嬉しい事だ。どうやら私の限界はここだったらしい。
辛かった事があった。悲しいことがあった。自分がわからないことがあった。楽しいことがあった。嬉しかった事があった。
赤、青、黄、緑、紫、黒、白、灰色などいろんな色が私を包む。
もう、後悔はしない。してない、さて、行こうではないか、ゴールに、もう、こわくない、ありがとう。
短編:続く道 完
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