コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

変なラブコメ
日時: 2015/04/02 16:10
名前: エネ (ID: QYM4d7FG)

始めに

この物語はラブコメなどを書いたものです。
ラブコメばかりは私としても飽きますので普通のコメディもいれますが、なんだか合わないかも、という人は是非ともback推奨です

Page:1 2



Re: 変なラブコメ ( No.1 )
日時: 2015/03/31 10:35
名前: エネ (ID: 9UZszu0R)

最初の入学式で見たのは黒髪の、漫画によく出てきそうなイケメンが女子達に囲まれているところだった。正直、イケメンなんてどうでもいいとしかおもえない私、姫宮 音羽(ひめみや おとは)にとってそれは、邪魔という他なかった。普通のレベルの高校を受けて、受かったのは良いものの、こんな邪魔な奴らがいるのなら意味がない。列からして同じクラスのイケメンは困ったそぶりで返しているが、嘘臭い。

「…気持ち悪い」

横目にそう呟いて私は腰辺りまである白髪をなびかせて席へと進んだ。

入学式が始まるとさすがに女子達は去っていき、暑苦しい空気もスッキリとしていた。そして終わったら各自自分の教室までいく。担任の話を聞いて、全寮制のこの学校の寮の自室の鍵をもらう。1人1部屋という中々な設備は嬉しいことにシャワーなども完備されている。ただ1つ納得がいかないのが男女寮だということ。女子寮男子寮に分けろよと思うのは私だけで、皆は例のイケメンと一緒だのなんだのとうるさかった。

自室に自分の荷物を置いて整理整頓したら食堂まで行った。1人でご飯を食べて、イケメン達を遠目にさっさと自室に帰った。シャワーを浴びて寝ようと思ったら、部屋のドアからノックが聞こえた。
穴を覗けばイケメン君がいた。最悪。

「いるんだろ?」

ええ、いますとも。出るのが面倒臭いんです。だからさっさと帰れとでも言いたかったが常識はちゃんとあるので出ることにした。

「誰。何。鬱陶しいんだけど。」
「は?」
「あのね、イケメンなのはいいけどそれを理由に変な芝居やめてくんない?見てて気持ち悪いわ。困ったそぶりはちゃんと練習しなさい。鳥肌タツくらい気持ち悪い。」

イケメンは口元をひきつらせながら言った。

「お前もその髪何とかしろよ。もしかして綺麗だとか思ってんのか?目も赤いし、中二病?」

それを聞いた瞬間、私はイケメンの顔面を蹴り飛ばした。仕方がない。だってこれは私の容姿を馬鹿にしたからだ。屈んでくれてたからかなり蹴りやすかったことだけは確かだ。だからイケメンの口からは血がすこし滲んでいる。

「これは地毛だし、カラコンでもない。ふざけたこと言わないで」

それだけ言い残して私は自室に入って寝た。


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。