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*Rainbow story*【短編集】
日時: 2015/10/05 16:28
名前: 海苔 (ID: rMeeZFi3)

海苔が書きたいときに書く短編集。

ギャグでも、ラブコメでも、日常っぽいものでも。

リク下さったらお答えするつもりです。

目次的な____________________________

>>1 知らないうちに  from杉崎春香

>>2 タヒんでも嫌だ   from広瀬陽斗

>>3 反抗期とかやだ泣きたい  from杉崎裕

>>4 僕は変人で、アイツは変人のタマゴで  from一瀬青葉
________________________________

【10/4更新】

ハイ、更新するとか言って全然しなくてすいません。

本当に気まぐれ更新です。見てる人も少ないですが。((

本当に申し訳ないです。書く書く詐欺です。((

これからは更新をなるべくします。今年中に>>20いくつもりで。((

Page:1



Re: *Rainbow story*【短編集】 ( No.1 )
日時: 2015/05/22 22:48
名前: 海苔 (ID: RGtt012g)

「…はぁ。」

杉崎春香、14歳。
知らないうちに、初恋を奪われました__________。

***

イヤッホウゥゥゥゥゥゥ!!今日から中2だぜぇっ!!
…今アホって思った奴、グランド10周な。もちろん冗談。

なんて1人茶番をしていたら、人にぶつかってしまった。

この人…噂の転校生か。

「あぁっ…!!ご、ごめんね?」

「別に。」

そっけなく返しちゃう。このままどっか行くんだろうな。

しかし彼は、予想の斜め下を付いてきた。

「じゃ、せっかくだし友達になろーよ!!」

…何言ってんだコイツは。
今の話のどこにそういう話が出たし。

しかしコイツはほっとくと面倒そうな奴っぽいな…。

「…まぁ、いいけど。」

「ホントに!?やったぁーっ!この学校で初の友達!!」

なるほど、コイツは世に言うワンコ系の男子か…勉強になった。

しかしコイツが大声を出すせいで注目の的だ。ましてやコイツは転校生。
あぁ、見ないでくれ。目立つのは嫌いなんだ…

「嬉しいわー、嬉しすぎて泣けそう…ヤバ、笑えてきた…」

大声で笑い出した。やめて、もうやめて。

「あー…教室行ったら?」

「あ、名前なんていうの?」

「少しは話を聞け」

こうして、彼___隼人と会ったのだ。

***

彼に会って、もう5ヶ月。秋になってしまった。
随分と立ったような気もするし、そうでもない気もする。

彼は鈍感というか…天然というか…どこか抜けてる。いろいろ心配だし、私の気持ちにだって気付いてないと思う。

「春香ー!!勉強教えてー!!」

「…数学以外なら別にいいけど?」

とはいえ、隼人は顔立ちはイケメンだし、運動も結構出来る。つまりはモテるのだ。

女子から嫉妬されているのも分かっている。

でも______好きなんだ。

私は、今日決心した。

来週の、文化祭で告白しようと___________。

***

…やっぱり緊張する。

「春香、今日アイツに告白するんでしょ?がんばってねー!?」

でも、親友だって応援してくれている。
せめて気持ちだけは、伝えたい。


自分の鼓動と同じくらいのリズムで、一歩一歩彼の元へ進んでいく。


______隼人の目の前まで来た。

ここまで来たら、もう後戻りは出来ない。

私はあの時から、隼人とたくさんのことをした。

校外学習の班も一緒で、委員会も一緒で。

二人で、いろんなことをしてきた。

もしかしたら、その頃からすでに好きだったのかもしれない。

でも、その思いを伝えるのは、今がチャンスなんだ。

もしかしたら、今しかないのかもしれない。

「隼人、私は……」

どうしてもサッと言えない。言ってしまおうよ、私。

「あんたのことが、そのっ…嫌いの反対っ!」

素直に言えないけど、これが私の精一杯の告白。

隼人がどう思ってるかなんて、分からない。


けど、私は思いを伝えられた。
それだけで、今はとても嬉しいから_________。











「お、俺も好きだよ…春香。」

彼の口からその言葉が出るまで、そう時間はかからない。

Re: *Rainbow story*【短編集】 ( No.2 )
日時: 2015/08/06 21:05
名前: 海苔 (ID: RGtt012g)

「なぁなぁ!」

そこにいた全員が首を傾げた。あぁ、また彼の唐突なお願いに付き合わされるのだろうと感じた俺の予想は普通に当たったのである。

「ここにいるみんなでさ、カラオケ行こうぜ!」

ファッ!?

「おー、いいねー!」などと共感の声が湧き上がる中、俺は「絶対やだタヒんでも行きたくない…」という感情と「そんなことより漏れそうトイレ行きてぇ」という2つの感情が混ざり合い、どうにかなりそうでもないがどうにかなりそうということにしておき、つまりは頭ん中がごっちゃになっている。

それにしても…終わった。

何がって…分かるだろ?

俺は超がつくほどの音痴だ。

「おー、やったねー!で、陽斗は…どうせ来るから聞くまでもないね」


いや、何コイツは勝手に俺が行く前提で話進めてんだよ!!

とは言うものの、行きたくないと言ってもコイツのことだ、聞く耳を持たんだろう。

「いつ行くんだ…?」

勇気を振り絞って聞いてみた。今ばかりは俺を褒めてほしい。

「んー…今から?」

燃え尽きろ。

「よし、そうと決まれば、れっつごー!」

あぁもう仕方ない、首を括ろう。

***

来てしまった。

数十分前の俺を殴りにいきたい。なに納得しちまったんだよ。

「じゃあ誰から歌おっか。」

言い出しっぺの法則って知ってる?くっそ、嫌な予感しかしねぇ。

「よし、じゃんけんで決めよう!」

ほれ見ろ。

しかしここで素直にじゃんけんになったら、それこそ俺になるフラグだろう。
仕方ない。

「いや、じゃんけんで決めるのはやめようぜ…」

「え〜?なんでさ。」

しまった。理由を考えていなかった。ここで「これ以上理不尽な扱いをうけるのは嫌だから」なんて言えるわけない。

「じゃあどうしたいの?」

お、理由はスルーされたみたいだな。

しかしどうする、か…。

「よし、もう話がややこしくなってきたから僕から歌うね!」

!?

う、嘘だよな…?

そういうドッキリでしたとかじゃないよな!?

「んー、どうしようかなー…」

マジだ。顔がマジだ。

ここまでくれば信じるか。

「何歌おうかなー」

おぉ、迷ってる。コイツも迷うことがあるんだな。

「あぁもう決まらないから陽斗に歌ってもらおっ!」

解せぬ。

「なんでやねん!お前がさきに歌うってゆーから楽しみにしてたのになんやねん!」

「なぜに関西弁だし」

「てへぺろ」

仕方ない…頑張るしかない。

_______________________________________

この後か?聞かないでくれ…

Re: *Rainbow story*【短編集】 ( No.3 )
日時: 2015/10/04 18:49
名前: 海苔 (ID: rMeeZFi3)

アアアアアアアアァァァァァァァァァァァ(ry

ゴホン、失礼しました。

さぁ、何故今僕は発狂したのでしょーかっ!!

せーかいはぁ〜?

僕の可愛すぎてたまらない妹に彼氏が出来たということでぇ〜す!!

「なに一人で百面相してんの気持ち悪い」

「そんなあからさまに嫌そうな顔しないでよ!!」

しかもこの始末。つまりは反抗期。

何故だ!!何故僕の妹ちゃんに彼氏が出来た!!

しかも本人曰く、少女漫画みたいな出会い方だったらしい。(>>1参照)

あ、いい忘れてたけど、僕、杉崎裕っていいます。わかった人もいるかも知れないけど、春香ちゃんは僕だけの妹だよっ!!

「思いっきり声にでてんだよ気持ち悪いこっちくんな」

「なんでそんなノンストップで言ってくるの!?そろそろ僕泣くよ!?」

「ああ気持ち悪い勝手にしろよ」

「僕がなんか言う度に気持ち悪いって言うの止めて!?結構グサッとくる!!」

「あっ...」

その時、春香ちゃんの電話の着信音が鳴った。

僕 の こ と は 無 視 な ん で す ね 分 か り ま す 。

しかも春香ちゃんの顔がどんどん赤くなるのが分かる。

あぁ、彼氏君か・・・

くそぅ、春香ちゃんがここまでデレデレになる男って、一体どんなやつなんだ..??

まっ、僕の方が多分イケメンだけどねっ!!(開き直り)

その彼氏君とやらをギャフンと言わせてやるぞー!!(ヤケクソ)

首を洗って待ってな!!(ヤケクソ)

Re: *Rainbow story*【短編集】 ( No.4 )
日時: 2015/10/05 16:24
名前: 海苔 (ID: rMeeZFi3)

ある日の話。

「ねーねー、陽斗くんー!」

「げっ…お前かよ…」

なんだ、つれないなぁ。

あ、はじめまして?以前陽斗くんやらいろんな人と一緒にカラオケに行った一瀬青葉です。

まっ、僕が誘ったんだけどねっ!(>>2参照)

なんか僕さぁ、杉崎くんに似てるって言われるんだけど…

あんな変態シスコンナルシ野郎とは一緒にしないでほしいかなー。





「へくちっ!!」

「汚いなやめてよ」

「いや…さーせん」





「で…おめぇがなんの用だ…」

おぉ、陽斗くん顔が爆笑だよ。

("^ω^)こんな感じなんだけど(腹筋崩壊)

「いや…さ…その…カラオケではごめんね」

「どういう意味で言ってるか教えろ下さい」

「みんなの前で歌っちゃって可哀想だなと思いまして(笑)」

「馬鹿にしてんのか」

「もちろんさ」

「うどんで首吊ってしまえ」

「豆腐の角に頭ぶつけてタヒんでこい」

「高速道路で寝てこい」

「机の脚に足の小指ぶつけて苦しめ」

「なぁそろそろやめようぜ」

「だが断る」

「隣のクラスの宮城ってかわいいよな」

「ほんと同感」

「彼氏とかいんのかな」

「まず陽斗くんのその歌じゃ馬鹿にされるでしょ(笑)」

「てめぇぇぇぇぇ!!」




翌日





青葉でーす。あの後二人で喉痛めました。おわた。

でも今日は土曜日だし部活もないから問題なーい。

もちろんせんせーにも怒られたよ。いい加減僕も学習します。





この後陽斗くんが来てまた言い合いになったなんて口が裂けても言えないね。ハハッ。


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