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先生の先生には先生が居た。
日時: 2015/05/30 14:47
名前: 灰薔薇 涼介% (ID: TeOl6ZPi)

灰薔薇 涼介%です
「先生の先生には先生が居た。」
という小説を書いていきます
小難しいような感じですが、
優しい目で見て下さい…w

コメントとかは欲しいです!
ではよろしくお願いします!

Page:1



Re: 先生の先生には先生が居た。 ( No.1 )
日時: 2015/05/30 15:21
名前: 灰薔薇 涼介% (ID: TeOl6ZPi)

先生の先生には先生が居た。

原田(生徒)sid



「すみません…っ」

下唇を噛み締めて、
頭を下げるのは
花ヶ丘中学校の2年3組の担任、
笹井雄大ササイユウダイ

笹井先生は自分の意思通りに生徒を成長させているのに、
いつも教頭に怒られている。

「自分の好きなように生徒を操るな」
「そんなだから悪い生徒になるんだ」

私達生徒ですら、教頭に殴り掛かろうとしてる教頭の言動。
それでも笹井先生は

「すみません…っ」

何度も繰り返し謝る。

そんな優しい先生は学校を後にすると、
先生は何処かへ行っているのだ。

その「何処か」は家でも、何かの店でもなく、
薄暗い森だった。

「…先生、そこで何をしてるんですか」

「原田…なんで来たの?もう暗いんだから帰りなさい」

「………」

先生はまた黙って森に向かう。

私はそれを尾行した。



「先生」

先生は言った。
すると森の木や草はザァッと音を立てた

ザザザザ

何かが高速で走ってくる音。
人間がこんなに速く走れるわけがない。

そこに現れたのは、

「……キツネ…!!」

サァと優しい風になびく毛と
シュッとした茶色の目。

初めて見た。

というか、こんな近くの森にキツネとか居るんだ…

「先生、今日も怒られてしまいました…」

「………」

もちろんキツネは何も言わない。
首をフッと上げたり、下げたり、
そんな動作だけを繰り返す。

「わかってます…って、怒られたくらいで自分の意思を捨てるなんてしません」

「……」

先生はキツネと会話しているみたいに見えた。

「じゃあ、また明日来ます」

ペコと頭を下げて
キツネに背を向ける

キツネはまた、ザザザザと走って消えた。

「………」

私はバレないように急ぎ足で帰った。


続く

Re: 先生の先生には先生が居た。 ( No.2 )
日時: 2015/07/07 18:52
名前: 灰薔薇 涼介% (ID: TeOl6ZPi)

原田sid

先生には、先生がいた

それもキツネ。

それから私は
先生を放課後尾行するようになった

「…先生、まだ、ダメですか」

「………」

またキツネは
頭を振ったりした。

「……」

「いい加減、もう限界が…」

「………」

ふい、とキツネは
逃げて行った

何かに呆れたように。

Re: 先生の先生には先生が居た。 ( No.3 )
日時: 2015/08/03 13:06
名前: 灰薔薇 涼介% (ID: WdWwmA38)

原田sid


ある日先生が学校を休んだ

その日私は森に向かった

「……先生の先生はいらっしゃいますか___…?」




なんて、
来るわけないのに
あのキツネを待ってみた



ザザザザザ……!!!



「……ぁ…!!」

あのキツネが姿を現した

「……何か用か」

「しゃべっ……!!」

「笹井の生徒か」

「はい、そうです…」

「………はぁ、笹井も弱いな…
   お前、名前は?」


「……原田…宏子…といいます」

「ひろこ…原田宏子か」

「はい」

「よし、お前、笹井…の後継ぎはお前だ」

「へ…!?」

「笹井はもうダメだ、やる気を失っている」

「……そんな……」

「お前は、やる気を失ってしまうことが
  一度でもあるか___…?」

Re: 先生の先生には先生が居た。 ( No.4 )
日時: 2015/12/11 21:07
名前: 灰薔薇 涼介% (ID: GTJkb1BT)

原田sid



「やる気を失ってしまう___…こと…」

「あるのか、ないのか」

「極端な選択肢ですけど…どちらかと言えば……ないです。」

「さすが笹井の生徒だな、教育したかいがあったな」


フッと風が吹いた。

ザァァと木のなびく音。
飄々としたキツネの先生。

現実か、はたまた幻か……


「信じろ、俺を、自分を。」

「……私……できるかな…」

「できる、俺がお前を先生の道へ導いてやる」

「………まだ少ししか自信はないけど、やります…!」

「それでいい…まずは勉強勉強、勉強だ」

「……はい」

「お前、確か頭は……」

「すいません、この前のテストの最高点数…58です」

「くそ、厳しいな……まぁこれからだ」

「……はぁ…」

「今から勉強するぞ」

「えっ!?」


ここで……?


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