コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- アイビーの声
- 日時: 2015/08/12 08:06
- 名前: 櫻宮碧 (ID: qoVi4/mV)
みなさん、初めまして。
櫻宮碧(サクラミヤ アオイ)です。
小説を書くのは初めてなので、文章がおかしくなったり、意味わかんねーって思うところもあるかと思いますが、暖かい目で見守っていただけるとありがたいです。
あと、今年受験生なので、のろのろの亀更新になるかと思いますが、こちらも暖かい目で見守っていただけるとありがたいです。笑
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- Re: アイビーの声 ( No.1 )
- 日時: 2015/08/12 00:33
- 名前: 櫻宮碧 (ID: qoVi4/mV)
【登場人物】
☆佐々木 杏花 ササキ キョウカ
カフェ『アイビー』に通う17歳の少女。
毎日のようにカフェに通っているので、さくらとは仲がいい。
ふわふわな黒髪と、吸い込まれそうに大きな黒い瞳の持ち主。
少し思考が乙女チックなところがある。
☆冬原 さくら フユハラ サクラ
カフェ『アイビー』をひとりで切り盛りしている若い女。
茶髪のさらさらのショートカットに、光の当たり具合で深い青にも見える瞳をもつ美人。
何か秘密があるようで…?
今のところはこの2人が登場人物です。また更新していきたいと思います!
- Re: アイビーの声 ( No.2 )
- 日時: 2015/08/12 00:28
- 名前: 櫻宮碧 (ID: qoVi4/mV)
〜プロローグ〜
あれは…そう、1年前の春のこと。
私の高校進学を機に、家族でこの町に引っ越してきた。
都会と言えるほど大きな街ではないけれど、前住んでたところと比べれば、この町はだいぶ都会だ。
前住んでたところは、誰もが認める田舎で、近くに高校なんて立派なものはもちろんなかった。
近くにコンビニもないようなど田舎なのだから、当たり前だ。
だから、この町に引っ越して来れて、私はすごく嬉しかった。
引っ越してきたその日から、私はこの町を探検することにした。
あのど田舎にはなかった、テレビでしか見たことがないようなオシャレな建物に、私はとても感動した。
…調子に乗ったら失敗するってわかってたのに、私はなんであんなことしちゃったかなぁ…。
でも、あんな失敗をしていなければ、あそこにはたどり着いていなかったかもしれない。
だから、今回ばかりはその私のヘマを許してあげる。
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あの日。高校の入学式の前日。
私は迷子になった。地図を持っていてもどうせ読めないからと、地図を家に置いてきたのがいけなかった。
とりあえずスマホは持って来ていたのでなんとかなるかなと思っていた私は相当なバカだ。
私が地図を読めないうえに方向音痴だということをすっかり忘れていた。
「地図を読めないうえに方向音痴とか、どんだけよ」
私はそのとき初めて自分の鈍臭さを呪った。
雑誌とかでよく特集が組まれているオシャレなカフェに行こうと家を出たのに、乗るバスを間違えて逆方向へ。
そのバスは2日前に雑貨屋さんに行くために乗ったバスだった。
バスに乗ってる途中で、「あれ、この道この前通ったよね?」とようやく気付いた私は、とりあえず次のバス停で降りることにした。
スマホでここがどこなのか調べようとしたが、朝充電し忘れたのでもう充電切れになっていた。
私は仕方なくスマホをバッグにしまい、歩き出した。
少し歩いたところに、そのカフェはひっそりと佇んでいた。
私がこの日に行こうとしていたカフェに比べるとそこまでオシャレな外観ではないなと感じたが、私はこのカフェがなんだか気になり、その取っ手に手をかけた。
ドアを開けると、カランカランと音がして、中からはとてもいい香りが漂ってきた。
「いらっしゃいませ」
奥からは澄んだ女の人の声が聞こえた。
そう。これが、私とさくらさんが出会ったキッカケ。
友達に言ったら「ホント杏花は乙女思考だよね」と笑われたけれど、私がさくらさんと出会ったことはきっと、ううん、絶対、運命だと思うんだ。
- Re: アイビーの声 ( No.3 )
- 日時: 2015/08/12 19:21
- 名前: 櫻宮碧 (ID: qoVi4/mV)
〜第1章〜 あんずの花
私は今、『アイビー』に向かっている。
1年前のあの日に見つけてから、私はすっかり『アイビー』の虜になってしまった。
バスを降り、しばらく歩くと『アイビー』に着いた。
その扉の取っ手に手をかけ、ゆっくりと引くと、カランカランと音がして、中からはコーヒーと花のいい香りが漂ってきた。
「いらっしゃいませ」
店の奥から聞き慣れた声がして、この店のオーナーであるさくらさんが出てきた。
「あら、杏花ちゃん、いらっしゃい!今日も来てくれたのね」
「さくらさん、こんにちは!また来ちゃいました」
私が少し照れながら言うと、さくらさんは微笑んでくれた。
「ふふっ、来てくれて嬉しいわ。どこに座る?」
今誰もいないからどこでも座っていいわよ、ってさくらさんは笑いながらキッチンに入っていった。
「いつもの特等席で!」
言いながら私は、カウンターに座った。
ここは、いつでもさくらさんが作業してるところが見える特等席。
「コーヒーでいい?」
「はい!」
店内を見回すと、窓際に綺麗な花が飾られているのが目に入った。
透明な花瓶にさされているのは、愛らしい花をつけているひとつの枝。
ぱっと見桜かなとも思ったが、少し違う気がした。
「ねぇ、さくらさん。あの花はなに?」
聞くと、さくらさんは私にコーヒーを出しながら、あれはあんずの花よ、と答えてくれた。
「あんずの花?」
「そうよ。今が時期の花で、桜の仲間なの」
「あ、私の名前にあんずって漢字入ってます」
「あら、そうなの?杏花って、どんな字を書くの?」
「杏に花って書きます」
「まあ、いい名前ね。」
「ありがとうございます」
思わず笑みがこぼれた。
名前を褒められて、なんだか嬉しくなった。
「あんずの花は、杏花ちゃんにぴったりね」
- Re: アイビーの声 ( No.4 )
- 日時: 2015/08/12 20:51
- 名前: 葵 (ID: ar61Jzkp)
はじめまして☆葵といいます。
ちょくちょく来ると思うので、タメ口でもいいですか?
この小説は友情物ですか?続きが気になります!
もし良かったら、たくさん話がしたいです。
私の小説【青龍】にも遊びに来てくださいネ♪
(アニメとか声優好きだったら話がふくらみます!)
- Re: アイビーの声 ( No.5 )
- 日時: 2015/08/12 23:18
- 名前: 櫻宮碧 (ID: qoVi4/mV)
☆葵さま
コメントありがとうございます!!
タメ口、全然オッケーですよ!!
このお話は、ちゃんと最後まで考えて書いてるわけではないので、もしかしたら途中で変わってしまうかもしれませんが、友情や、この後少しずつファンタジー要素も入れていければいいなと思っています(*^^*)
葵さんの小説、今度遊びに行きますね♪
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