コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 蟷螂グラフィティ【キャラ募集】
- 日時: 2015/08/27 10:59
- 名前: 七死 (ID: EEo9oavq)
部活に馴染め無いシロサギ。
伝説の問題児のカマキリ。
背は小さいけれど心の広いフジサン。
喧嘩、友情、恋、そして別れ……。
そんな三人が築く中学三年間の青春グラフィティ。
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青春モノが書きたいなぁなんて。
処女作では無いですがそこまで上手くも無いです。
my vernal days・・・我が青春の日々
自分の好きな言葉です(笑)
コメントしてくれた方が作品を執筆されていたら、基本読ませてもらうつもりです。
いろいろ学びたいですし、何しろ常識かなと。
執筆開始2015.8.22
参照100突破2015.8.24
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何故か小説図書館の作品紹介文を編集したら、重複して二つ作品紹介文が出来てしまいました。
しかもここのURLを貼ったのにコメディ・ライト小説のトップに飛んでしまうという……。
どうすればいいかよくわからないのですが、何かわかる人がいれば教えてください。
登場人物>>13
キャラ募集>>4
*お客様及びキャラ提供者様
HIRO様—館内博人>>5
るびぃ様—春鳥天音・戸沢心良>>7
久遠様—安倍桜花>>10
miru様—千秋真巳>>14
- Re: カマキリグラフィティ ( No.1 )
- 日時: 2015/08/22 20:36
- 名前: 七死 (ID: EEo9oavq)
入学式の朝は、雲ひとつ無いすっきりとした晴天だった。
俺は真新しい白いワイシャツと学ランを着て、中学校の古びた校舎と花が散り始めた桜をバックに、父さんと記念撮影をした。
やはり中学に上がっても校長の話は、先輩後輩の上下関係が云々、勉強が云々、文武両道が云々と無駄に長く、堅苦しい入学式が終わると開放された気分になった。
この中学校は北小学校、東小学校、南小学校の三つの小学校から生徒が集まってきている。俺は南小出身だ。
最大派閥は北小。その次に人数が多いのが東小。一番少数派は南小。
南小の全校生徒は約80人。俺の学年はたった10人しかいなかった。
だから、今日のクラス発表で俺のこれからの中学校生活が決まると言っても過言ではない。
六クラスに分けられる為、新しいクラスに知ってる顔がひとつも無い可能性だってある。
俺は口数が少なく、あまり目立たない存在だった為、余計に上手くやっていけるか不安だった。
入学式が終わると、新入生は自分の名前とクラスと出席番号が書かれた紙を受け取り、それぞれ自分のクラスへ向かった。
俺も『1—1 11番』とやたら1ばかり書かれた紙を何度も確かめながら、自分のクラスへ向かう。一組は廊下の一番奥だ。
歩き始めてすぐに、廊下の一番手前の六組の教室に生徒たちがなだれ込んだ。
続いて五組の教室に生徒たちが入る。そして四組。
この時点で、俺と仲の良い友達はほとんどいなくなった。
続いて三組に生徒たちが流れ込む。
もう俺の知ってる顔は見当たらない。
二組に生徒たちが入ると、まだ廊下を歩いている残った生徒たちはお互い顔を見合わせ、お前も一組かと笑い合い、1—1の教室に入った。
———マジかよ。
俺はため息をつき、一番最後に一人で教室に入る。
教室には一人だけ同じ南小出身の見覚えのある後姿があったが、今までほとんど話したことのないノッポな男だった。
正直そいつとも仲良くなれる気がしなかった。
- Re: カマキリグラフィティ ( No.2 )
- 日時: 2015/08/22 20:35
- 名前: 七死 (ID: EEo9oavq)
「一緒に帰らね?」
顔をあげると、机の前にノッポが立っていた。
同じ南小出身の釜木隆介(かまきりゅうすけ)だ。見た感じは誠実な爽やかイケメンだが、小学校ではかなりの問題児だった。
六年間一度も夏休みの課題を提出しなかったとか、授業を抜け出してコンビニに行き、ツナおにぎりを買って教室に戻って来るとか、いろいろ伝説を生んだ男だ。
小学生くらいだと不思議とバカやってる男がモテるものだが、釜木は度が過ぎていたせいか女の子のウケはよくなかった。
「いいよ」
釜木も俺と同様に、クラスで知ってる奴が他にいなかったらしい。
ほとんど話したこともないし、あまり親しくは無かったが、一緒に帰ろうと話し掛けられただけでも嬉しかった。
「オレのこと、カマキリって呼んで」
釜木隆介……だから、略してカマキリか。
「わかった」
釜木がそんな呼ばれ方をしてたとは初耳だ。
ずいぶんと滑稽なあだ名に思わず吹き出すと、釜木隆介ことカマキリは「笑うなよ」とはにかんだ。
カマキリは、結構おもしろい奴だった。
何故今まで絡んだことが無かったのかわからないくらいだ。
たぶん、問題児と関わりたくなくて俺が知らず知らずのうちに避けていたのだと思う。
カマキリの学校に対する愚痴には何度も共感して話が弾んだし、校長の長い話を一言一句間違えずに真似した時には二人で大爆笑した。
「あーあ、めんどくせー」
相当な面倒くさがりらしく、それがカマキリの口癖だった。
そうして楽しく話している内に、十字路に差し掛かった。
「カマキリ、右?」
「オレ、左」
「じゃあここでお別れか」
「だな」
カマキリは最後に校長の真似をしてキビキビと左を曲がり、俺が笑うとカマキリもはにかんだ。どうやらこのはにかみ笑いも彼の癖のようだ。
- Re: カマキリグラフィティ ( No.3 )
- 日時: 2015/08/22 20:39
- 名前: 七死 (ID: EEo9oavq)
「あのう、これ……」
十字路でカマキリと分かれ、一人で歩いていると後ろから声がした。
振り返ると、俺より頭一個分背の低い、同じ中学校の制服を着たポニーテールの女の子が、青いストラップ付きの鍵を持っていた。
いつの間にか家の鍵を落としていたらしい。
「あ、どうも」
危うく鍵を無くして父さんに叱られるところだった。俺は軽く頭を下げ、女の子から鍵を受け取る。シワひとつ無い制服を着て、真新しい黒光りした学生カバンを肩に掛けているところからして、同じ一年生だろう。
こっちの道は学区の関係上、南小出身の生徒くらいしか通らないはずだが、女の子は見覚えがまるで無かった。
鍵を拾ってもらっておいてそのまま帰るのは気が引けたため、何か話そうとしたが、カマキリとあれほど会話が弾んだことが嘘のように言葉が見つからなかった。
思えば、異性とはまともに話した記憶が無いかもしれない。
「えっと……名前は?」
とりあえずそう聞いた。あまりにもベタな質問で口にしただけで恥ずかしくなったが、それ以外に言葉が見つからなかった。
「羽崎千菜美(はさきちなみ)。キミは?」
ベタ な返しに物凄いデジャブを感じながらも、俺も自分の名前を言う。
「咲木一(さぎはじめ)」
結局そこで、ぷっつりと会話が途切れてしまった。
「えっと……」
気まずい雰囲気をどうにかしようと頭を回転させたが、言葉が見つからない。
「あははっ」
変に会話が途切れたのがおかしかったのか、羽崎千菜美は口元に手をやってクスクスと笑った。
「笑うなよ」
「ごめんごめん……無理に話を続けようとしてくれるから嬉しくて。私、一昨日こっちに引っ越してきたの。だから友達いなくて……同級生と話せたのはキミが初めてでさ」
「へー」
どおりで見覚えのない顔だったのか、と一人で納得した。
「家どこ?」
「そこ」
羽崎千菜美の指差したところは、すぐ目の前の、白いペンキが塗られた見慣れた古いアパートだった。
「俺と一緒じゃん」
「えっ! 本当に? 同じアパートなんだ」
羽崎千菜美はタン、タンと音をたててアパートの金属質な階段を上り、その後に俺が続いた。よって、必然的に羽崎千菜美のスカートが下から丸見えになる自体になり少し焦ったのだが、本人には黙っておいた。
「じゃあね、咲木くん。また明日…………聞いてる?」
「んえ!? あー、うん」
「うんって、聞いて無かったでしょ。ボーッと何処見てたの?」
「ど、何処も見てないよ」
い、いやらしいところなんて見ちゃいないよ。
- Re: カマキリグラフィティ【キャラ募集】 ( No.4 )
- 日時: 2015/08/23 12:06
- 名前: 七死 (ID: EEo9oavq)
キャラ募集です。
頭かたいので皆様のご協力を求めますm(_ _)m
名前/読み「/」
性別「」
性格「」
容姿「」
登場人物との関係「」
部活「」
備考「」
サンプルボイス「」「」「」
恋愛ok?「」
※キテレツな当て字の名前は受け付けません。
※性格は詳しくお願いします。
※登場人物との関係は簡潔にお願いします。あまり詳しく書かれると話が組みづらくなるので(╥ω╥`)
キャラによっては数話限りでフェードアウトもあり得るかも。。。
ちなみに七死は個性的なキャラが好きです。つまりはそういうことです(笑)
是非とも「これでも喰らえ!」とキャラを投げつけてくれれば、七死は喜びます。どMじゃないです。
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