コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ナギの記憶
日時: 2015/08/22 14:50
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

今日は!

わたくしは実と申します!

このカキコに友達が投稿しているのを見て私もやってみたいと思い今回初めて投稿させて頂きました!

初めてなので書き方がおかしかったり、誤字脱字も多いことかと思います、ですがどうかこの物語に目を通して行って頂ければかなり幸いです、

それに更新速度もかなり遅いのでご了承くださいませm(_ _)m

これからよろしくお願いしますm(_ _)m

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Re: ナギの記憶 ( No.2 )
日時: 2015/08/22 15:21
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

第1章「別れと出会い」

私は今おばあちゃんの家で暮らしている。

両親は私が幼い時に私を残して交通事故で死んだ。

だから、両親との思い出はほとんどない。

そこで私の紹介をしておこう

私は「桜庭ナギ」
10才の小学6年生
交通事故で両親を亡くした
兄弟は不明


今も当然おばあちゃんの家で暮らしている。

でも、私には探している人がいる。

会いたくてしょうがない人がいる。

それは…「兄」だ。

おばあちゃんに聞いたところ私には1人、兄がいたらしい。

でも、交通事故で両親が死んだ時私とは離れてしまったという。

いわば、生き別れの兄ということだ。

兄と私とはかなり年が離れていて私が生まれた時、兄は小学5年(11)だったという。

その兄に会いたくて
私は毎日このことばかり考えている…

Re: ナギの記憶 ( No.3 )
日時: 2015/08/22 15:42
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

「おばあちゃーん!ねぇ!これ見て!すごいでしょ!」

私は両手にクワガタを2匹も持って駆けて行った

「まぁ!すごいわねぇ!………ところでナギ?宿題終わりました?」

「あっ!忘れてた!えへへ…!」

こんな感じでおばあちゃんはいつも私に優しくしてくれる

「ねぇ!おばあちゃん!」

「なぁに?」

「この前言ってた私のお兄ちゃんの話!聞かせて!」

「…いいよ」

そう言っておばあちゃんは縁側に腰をかけてゆっくりと話し始めた

「あのねナギ…じつわね……」

そしておばあちゃんの話を聞き終わった

おばあちゃんによるとどうやら私もおばあちゃんも事故から少し経った時に会ってるみたいで、おばあちゃんはその時聞いた住所も持ってるらしい。

そして私は、
「おばあちゃん!その住所まだ持ってる?」

「確か…ちょっと待っててね」

「ナギ!あったよ」

「ほんとに!」

そう言って私はおばあちゃんから貰った住所の紙と水筒と台所にあったおにぎりをカバンに入れて駆け出していった

「あっ!ナギ!」

こう呼んでいたおばあちゃんの声は聞こえていたがそのまま駅まで駆けて行った


Re: ナギの記憶 ( No.4 )
日時: 2015/08/22 16:10
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

そして私は慣れない電車に乗って紙に書いてある住所の場所へと向かった

1人で電車に乗るのは初めてだった

だから、
(ちゃんと駅で降りれるかな…)

(町で迷子にならないかな…)

(この家にお兄ちゃんいるかな…)

(帰りもちゃんと電車に乗れるかな…)

こんな不安しか無かった



Re: ナギの記憶 ( No.5 )
日時: 2015/08/23 13:21
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

しかし、乗ってしまったからにはもう行って確かめるしかない

(きっと大丈夫だよね)

こんな希望も持ちつつ私は寝てしまった。

そして10分後…

「はっ!」

(危ない危ない…)

そこはもう私が目指していた町の駅だった。

私はなんとか人混みの中をすり抜けて町に出た。

「よし!早速レッツゴー!」

と、気合を入れて歩き始めた。

20分後…
「あっつい…ハァ…後少し…」

こんな言葉を漏らしながらもなんとか兄がいると言う家にたどり着いた。

「フゥ…やっと着いた!」

「これでピンポン押せばいいんだよね…」

私はドキドキしながらインターホンを押した。

すると…

『ガチャ』

(あっ、開いた…)

「はーい」

その声は男の人の声。

その時私はドアとぶつかってしまい、思わず、

「うわ!いったい…」

と、叫んでしまった。

すると、優しそうな20代くらいの男の人が私に声をかけてくれた。

「あ!だ、大丈夫!?」

私はすぐに立ち上がって、
「大丈夫デス!」

と、大きな声で言った。

「あの…ところで…君は?」

まぁ、いきなりやってきて当然の質問であった。

「さ、桜庭です!わ、私…あの…その…」

きごちなくおどおどしていると

「え…!もしかしてナギ…ちゃん…?」

「えっ!あ、はい…そうです!」

突然名前を言い当てられ凄く驚いたが男の人が優しく、

「とりあえず部屋に入って!」

と、言ってくれたので私は素直に

「お邪魔します!」

そう言って入った。

(なんだか部屋の匂いが私の家と似ている…)

(もしかしたら本当にお兄ちゃんかもしれない)

そう思って二人で話始めた。

「あの…、今日は!私、桜庭ナギって言います!私、今自分のお兄ちゃんを探してるんです!中杉町から来ました!」

私は緊張で喋る順番がバラバラになっちゃったとか思っていると、

「あ、あの、僕は桜庭ユウって言います。実は僕も妹をずっと探してて、その妹の名前は「ナギ」って言うんです。それで……」


私達は沢山の色んなことを話してやっとお互いに兄弟である事を確信した。そして下の名前で呼び合う事を決めた。

「ところでナギ…俺と一緒に遊んだりした事覚えてる?」

私は全く覚えてなかった。なので正直に

「ごめんなさい…全く覚えがなくて…」

「そっか…まぁしょうがないね!あんなに小さかったんだから」

ユウお兄ちゃんは少し寂しげな表情を浮かべたがすぐに笑顔に切り替えて

「そうだ!もし妹が見つかったら絶対に連れて行こうと思っていた場所があるんだ!」

そう言って私を連れて行ってくれた。

Re: ナギの記憶 ( No.6 )
日時: 2015/08/25 14:08
名前: 実 (ID: JjNmRcbN)

兄に手を引かれてやってきたのは森の中。

「ハァハァ…ねぇ…ここって?」

私は息切れしながら一番の疑問をぶつけた。

「フゥー…やっと着いた…
ここ?ここわな俺が小さい時によく1人で遊んでた場所なんだ。」

兄はこの場を懐かしむ顔で言っていた。

「なんで私をここに?」

私は、そうなんだ、とも言わずに次から次へと出てくる質問をぶつけていった。すると兄が、

「俺の夢だったから。」

そう答えた。予想もしていなかった答えに一瞬固まってしまったが、あたりを見回してみると凄く綺麗な森林だった。

「そうなんだ…わかるかもしれない。その気持ち。」

やっと質問以外の言葉が出た。

「綺麗だろう…」

兄は一言そう言うと、

「ちょっとここで待ってて」

と言って奥の方ヘ駆け出していった。


その間に私は辺りを見回した。

そこには丸い大きな切り株が一つ真ん中にあって、下には木の枝や落ち葉がたくさんあって、少し先の横を見ると小川がチョロチョロ流れてる。

この余りの美しさに私は言葉を失った。
すると、

「ごめんごめん!ちょっと遅くなった!」

そう言って兄が走ってきた。


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