コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【Remake】コチラ、武雷人相談屋
日時: 2015/08/23 20:44
名前: ダイ@復活 ◆hu5BxAGMbQ (ID: RA5yJQnZ)

スレッドが立てられないので代行です。

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Re: 【Remake】コチラ、武雷人相談屋 ( No.9 )
日時: 2015/08/23 22:01
名前: ダイ@復活 ◆OxgBjzsAaU (ID: RA5yJQnZ)
参照: まずは>>1見て下さい。

「癒し系と言えば俺、俺と言えば癒し系」

「作戦会議? んじゃ新しく出来たカフェ行こ」

「武雷人の中で一番可愛いのは余裕で俺」

「ほい、パエリア。女子力高いっしょ?」

「言っとくけど女好きよ? 勘違いすんな」


藤堂 裕太 Yuta Toudou ♂ 16

容姿:茶髪の無造作ヘア。目は黒目。かっこいいと言うより可愛い系。

性格:しっかりとしたボケ役。周りの状況をきちんと判断出来る。とても優しい。

その他色々:武雷人相談屋の"癒し系男子"。主に女の子が得意とする事を務める。好きな食べ物はスイーツ全般。一番好きなのはフルーツタルト。家事が半端なく上手。その中でも料理は上手く、プロ級。初めて作るものをレシピを見ずに上手に作るという、素晴らしい能力を持つ。運動神経、頭共に平均よりは上。

Re: 【Remake】コチラ、武雷人相談屋 ( No.10 )
日時: 2015/08/23 22:24
名前: ダイ@復活 ◆OxgBjzsAaU (ID: RA5yJQnZ)
参照: まずは>>1見て下さい。

第1章「黒田 海斗の相談」 第1話

そういえば今日は、予約していた客が来る。
一週間前に俺達のメールアドレスにメールガ来ていたからだ。
しばらく待つと、小柄で細身の男の子が来た。
初めて見る顔なので多分1年生だろう。

「あなた達がその……、武雷人……、相談屋ですか? ちょっと相談したい事が……」

俺達を怖がっているのか、照れているのか、か細い声で彼はそう言った。


「まず、お名前どーぞ。そしたら、相談内容ね」

「は、はい! 1年3組、黒田海斗です」

黒田海斗、と名乗った少年は、相談内容を話すのをためらっている。
どうせ、というのも酷いが、告白の手伝いか何かだろう。

「あ……、あの……」

そう言ってしばらく黙り込んでしまった彼は、数十秒してやっと口を開いた。

「こ……、告白を、手伝って欲しいんです」


いや図星か。


「いやー、このモジモジのしようは告白だと思った」

と颯が口を開く。
すると、皆も頷く。
まぁ、相談されたからには解決するのが俺達のルールだ。


「黒田、海斗君? 俺達に任せたら、悪い様にはならない」

「は……、はい! よろしくお願いします!」


いつものように、絶対解決の合図を遼が言う。

「しゃー! 黒田海斗の相談、武雷人相談屋が、絶対に解決する!」


俺達の新しい依頼が始まった。

「あ、それで、告白をしたい相手は誰なの?」

と、裕太がハっとした顔で言う。
皆忘れていたみたいだ。
モチロン、俺も忘れてたのだけど。

「僕の、告白したい人は……」

先程の様に口を閉ざしてしまう。それもさっきより長い時間。
いくら待っても言おうとしない少年に、優しく颯は言った。

「大丈夫だ、俺達はどーせその子達知らねぇしな」

それもそうですね、と言って彼はさっきよりは少し大きくなった声で想い人の名を言った。

「僕の告白したい人は、清水杏……です」

それを聞いて俺達は驚いた。

清水杏。それは、何を隠そう颯の溺愛する妹であった。



第1話 END



Re: 【Remake】コチラ、武雷人相談屋 ( No.11 )
日時: 2015/08/23 23:01
名前: あまとー。 (ID: RA5yJQnZ)

こんにちはっ♪あまとー。と申します。
お話読ませていただきましたが、大物の予感…
なんか上から目線ですね…(´・_・`)
内容がぎっしり詰まっていて面白い!
私にはできない…。
これからもがんばってください!
応援してます^ ^

Re: 【Remake】コチラ、武雷人相談屋 ( No.12 )
日時: 2015/08/24 12:22
名前: ダイ@復活 ◆OxgBjzsAaU (ID: RA5yJQnZ)
参照: まずは>>1見て下さい。

あまとー。様

コメントありがとうございます!
いえいえ、大物なんてそんな滅相も無いです……w
全然そんな事ないですよ! 嬉しいです!
ありがとうございます、これからより良くなるように頑張ります。

そちらの小説も見に行かせていただきますね!

Re: 【Remake】コチラ、武雷人相談屋 ( No.13 )
日時: 2015/08/25 19:38
名前: ダイ@復活 ◆OxgBjzsAaU (ID: RA5yJQnZ)
参照: まずは>>1見て下さい。

第1章「黒田 海斗の相談」 第2話

「僕の告白したい人は……、清水杏です」

「えええええええええェ!?」

突然驚いた俺達に黒田君は目を点にして言う。

「もしかして、知り合いですか……」

「知り合いも何も、コイツの妹だよ……あはは」

苦笑いを浮かべ、裕太が颯を指す。
しかし颯は魂が抜けてしまったのか、動かない。
やはり相当ショックみたいだ。

「そ……そうでしたか……。やはりこれはナシにした方が……?」

俺達の都合で依頼人の悩みを諦めるのは俺達のルールに反する。
でも、颯の事を考えると……何とも言えない。
どうしようか、そう考えていると、颯がポツリと言った。

「……せろ」

何と言ったのか聞こえなかった。
いつもの誰もが羨む声が、まるで蚊が無くようだった。
失せろ? そう言ったのか?
黒田君もそう聞こえたのか、引きつった顔を浮かべた。

「す! すいません! ありがとうございました!」

すると颯は逃げ出そうとする黒田君の腕を掴む。
そして、いつもの声で叫んだ。

「任せろっつったんだァ! 俺に任せれば何とかなる!!」

こいつの事だから本当は辛い筈だが、依頼を真っ先に考えた。
颯は今度は俺達に向かって言った。

「杏の事なら俺に任せてくれ。自然な形で聞き出してみるから」

「でも、本当に良いのか? お前、極度のシスコンだろ……」

和哉が問う。

「確かに俺は妹を愛してる、だが、その愛する妹を好きと言ってくれる少年の願い叶えねぇ訳にはいかねぇだろ」

かっこいい事を言ったと思うかもしれないが、忘れていた。
ここは教室だ。
今の話、他の人に全部聞かれて……



無かった。
たまたま1組の次の授業は移動教室で、もう他のみんなはいなかった。


「あ、ありがとうございます!」

先程とは違って、黒田君はニコっと笑う。

「よっしゃ。そんじゃ、少しの間待っててね。色々分かったらメールするから」

そう俺が言った時、丁度チャイムが鳴った。

「やべえええええええええええええええええええ!!」

果たして、この依頼。こんな俺達で解決できるのか?
そう思う人もいるかもしれないが大丈夫。
だって武雷人相談屋ですから。




第2話 END


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