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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 本に触れて
- 日時: 2015/08/24 13:11
- 名前: りい (ID: ThpyAL8R)
図書館で出会った彼は、今までにあったことのない、不思議な人だった。
本大好き短大1年生 環〜Tamaki〜
無表情眼鏡 千歳〜Titose〜
「君にあえて良かった・・。」
のんびり書いていきます。
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- Re: 本に触れて ( No.1 )
- 日時: 2015/08/24 13:23
- 名前: りい (ID: ThpyAL8R)
プロローグ
新しい本の香り、古い本の香り。
見渡すと優雅に読書してる人や、読み聞かせを楽しそうに聞いている子どもたち。
そんな図書館の空気が私は好き。
片手に持った分厚い本を両手に持ち直し、私は再度図書館を見渡した。
上から下までびっしりと棚に本が陳列しており、冷房の涼しい風が居心地の良さを一段と引き立てている、そんな空間。
何時間でも居れて、様々な本を読み、知識を深めることが出来る。
「・・・はぁ」
大好きな香りを吸っては吐き、気持ちを落ち着かせ、本を両手に歩き出す。
さあ、今日はどんな本を読もうか・・・・。
軽い足取りで913と書かれた棚を勢いよく曲がった。
「うっわ・・!」
いや、曲がろうとした。
目の前に急に人が出てきて、不意に大きな声が漏れる。
即座に小声ですみませんと頭を下げ、ぶつかりそうになった相手を見た。
無表情で見下ろす”彼”
そして、
「邪魔」
そう呟き私を睨むと何事もなかったかのように私の横を通り過ぎていった。
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