コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 会えなひ僕は花となりて
- 日時: 2015/08/27 23:08
- 名前: ひまり (ID: h/hwr32G)
ーーーーーー戦争。
それは、人間の哀れな戦いの様を表したものである。
この話は、私の昔の話である…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「徳ちゃーん!!徳ちゃん、どこー?」
「にひひ…」
もんぺをはいて、ぼろぼろのヘチマ袖の服を着たわたしは、いま幼なじみの徳ちゃんとかくれんぼの途中です。
小学校1年生では、いま流行りなんだー
空襲に気をつけながら、暮らしに困りながらもわたしは毎日を有意義におくっている。
「あー!!徳ちゃん、みーっけた!!もー、そんなとこじゃすぐ見つかるよー」
徳ちゃんは、丸刈りの頭に、白い袖なし服とぼろぼろの短パンをはいて木の木陰に隠れていました。
「あー、負けたー。やっぱ梅子にはかなわねーなー」
「にっししー、次は徳ちゃん鬼ね!」
「はいはいー、いーち、にー、さーん…」
「えへへーどこにしよっかなー」
「よーん、ごー、ろーく…」
するとわたしは、あじさいの草むらを見つけました。
綺麗だし見つかりにくそうなので、わたしはここに隠れることにしました。
「しーち、はーち、くー、じゅう!!どこだー?さっきの梅子より先に見つけるんだからな!」
わたしは、先日の雨の雨水に濡れた葉っぱの中でにしし、と笑いました。
徳ちゃんのことだから、全然見つからなかったりして…
そう思ってました。
しかし。
にょろり。
「ぎ、ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そこには小さなナメクジが5、いや10匹はいました。虫が嫌いなわたしは、つい草むらの陰から飛び出してしまいました。
「あ…」
飛び跳ねた雨水でビショビショの私は、草むらの前でおもいっきり徳ちゃんに見つかってしまいました。
「ぷっ…あっはっはっは!!!なっさけねーなー、梅子!ただのナメクジじゃねーかー
俺のチ◯コみたいなもんだ!!!」
「あんたのチ◯コも、ナメクジも大嫌いよ!!もー、徳ちゃんってばー…ぷっ、くす、あははは!!!」
私と徳ちゃんは、笑い続けました。
歯を出して、おもいっきり笑いました。
つづきます!
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