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プリンセス&3騎士
日時: 2016/01/12 17:22
名前: 姫川 雅 (ID: 8MLsWoCW)

〜メインキャラクター〜


【姫城キラ】17歳

この物語の主人公。
少し気が強い。
4大財閥のトップ、姫城財閥の令嬢。


【一色ライ】17歳

幼い頃はよくキラと遊んでおり、好きだった。
しかし、キラと会えなくなった直後、事故にあい、一番大切なキラのことを忘れてしまっている。
成績が学年トップであり、自分に自信を持っている。
しかもいわゆるイケメンであり女子に人気。
性格も超俺様。
4大財閥の一つ、一色財閥の次期当主。



【花園ハルト】16歳

幼い頃、キラ・ライ・レンと共に遊んでいた。
キラとライの一学年下。
イケメンで女子達に人気があるが会えなくなってもキラのことを一途に思っている。
性格はツンデレ。
4大財閥の一つ、花園財閥の次期当主。


【北条レン】18歳

幼い頃、キラ・ライ・ハルトと共に遊んでいた。
キラとライの一学年上。
翼学園の生徒会長。
イケメンで女子に人気があるがいつも感情を表情にせず近寄り難い。
だがキラのことは愛しく思っている。
4大財閥の一つ、北条財閥の次期当主。


【姫城アオイ】18歳

キラの兄。
サクラに一目惚れした。
レンの数少ない親友。
姫城財閥の次期当主。


【斎藤サクラ】17歳

キラが翼学園に転校してからの初めての女友達であり親友。
4大財閥の次に権力がある斎藤財閥の令嬢だが元々は貧乏で養子として引き取られた。
そのことが学園に知れ渡っているため友達が少ない。


〜言葉〜


【4大財閥】
財閥の中で最も権力がある。
トップは姫城財閥だが次は一色・花園・北条のどれなのかというので3家が争っている。

【翼学園】
お金持ちが集まる学校。
ライ・ハルト・レンがリーダー的な存在となっている。

〜プロローグ〜

幼い頃は一緒に遊んでいたキラ・ライ・ハルト・レン。

だが、父親の仕事の都合でキラは遠い所に行ってしまう。

それから5年の時がたった。

4大財閥の姫城家以外の3家が争い始め、それをまとめる為、ライ・ハルト・レンがキラに好意を持っていることを知っていた当主達はキラが三人の中から一人選んだら、その家が2位ということにしようと計画した。

そんなことは知らずキラは翼学園に転校してきた。





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Re: プリンセス&3騎士 ( No.1 )
日時: 2015/09/12 18:46
名前: *雅* (ID: u5JYbeHw)

【ライ編】

Re: プリンセス&3騎士 ( No.2 )
日時: 2016/01/10 17:30
名前: *雅* (ID: 8.dPcW9k)

【キラ】 ——皆…どうしてるのかしら……早く会いたい…——

     私、姫城キラは今日から、翼学園の生徒。——早くあの3人に会いたい—そんな気持ちでいっぱいだった。

【キラ】 ——まずは生徒会長の部屋へ行かなきゃ!——

     そう思った時。一人の女子生徒が話かけてきた。

【女子生徒】 「姫城さんですね?生徒会長室までご案内します。」

     私はその人について行き、いかにも生徒会長室だというような特別感満載の真っ白な扉の前に着いた。

【女子生徒】 「ここからはお一人でお入りください」

     私はその人の言う通り、扉を開けた。

     〈ギィ…〉

     中に入ると人がいるようだったが陽の光で顔がハッキリと見えなかった。

【?】  「ようこそ…姫城さん。いや…、ずっと待ってたよキラ」

     その人に近づいていくとようやく顔が分かった。その人は私が会いたかった人の一人だった。

【キラ】 「久しぶり。会いたかったよ、レン…。」

【レン】 「やっと会えた…。もっと話したいところだが、とりあえずキミのクラスへ案内しよう。」

     あまり笑わないレンが微笑んだ。
     私も微笑み返し、

【キラ】 「うん!」

【レン】 「キミに言わなければいけないことがあるのだが…」

【キラ】 「え?」

【レン】 「……それは後にしよう…」

     そう言ったレンの表情は悲しそうな微笑みだった…。が、私は意味が分からず、

【キラ】 「うん…。」

     とだけしか言わなかった…。
     

   
   
   

Re: プリンセス&3騎士 ( No.3 )
日時: 2016/01/10 17:33
名前: *雅* (ID: 8.dPcW9k)

     〈ガラッ〉

     その部屋に入った時は既に生徒達は席についていた。

【先生】 「こちらへ。」

     私は言われた通り、先生の傍に立った。

【先生】 「自己紹介を。」

【キラ】 「姫城キラです。」

     《ザワザワ…》

【生徒達】 「姫城ってあの!?」

     なんて声が聞こえた。でも私はそれよりもつまらなそうに窓の外を見ている一人の男子生徒に目がいった。綺麗な黒髪、吸い込まれそうなグレーの瞳。忘れたことのない顔だった。

【先生】 「姫城さんは一色くんの隣に。」

     一つだけ席が空いていた。私はそこに座った。

     《ザワザワ…》

     今度は女子生徒達のざわめきだった。

【女子生徒】 「一色様の隣なんて!!」

     そんなの気にならなかった。その顔は私が会いたかった人の一人だったから。〔一色〕。その人の苗字。

【キラ】 「ライでしょ?久しぶりね!」

【ライ】 「……お前誰だ?俺は姫城なんてヤツ知らねえ。」

     その人、〔ライ〕はそういった後、また窓の外を見ている。

【キラ】 (え……?)

     私は頭の中が真っ白になった…。

Re: プリンセス&3騎士 ( No.4 )
日時: 2016/01/10 17:35
名前: *雅* (ID: 8.dPcW9k)

     それからの授業は頭に入ってこなかった。私は一度も忘れたことがなかったのに。何も考えられなかった。

【?】「なぁ、ここにさ、姫城キラって人いるか?」

【女子生徒】「は、花園様!?」

     《ザワザワ…》

     その人のファンなのだろう。女子生徒達の私への殺気の視線が痛い。その人も私が会いたかった人。年下だけど、生意気で、でもたまに見せる優しさにときめいてしまう…。

【キラ】 「ハルト…?」

【ハルト】 「ああ。久しぶりだな。」

【キラ】 「覚えててくれたの?」

【ハルト】 「忘れるもんか。」

     そう話している間にも背後からの殺気が強くなってくる。ハルトもそれに気づいたのか。

【ハルト】 「ゴメン。ここでは話せないな。俺とレンから話がある。授業が全部終わったら、生徒会長室に来てくれ。」

【キラ】 「…分かった。」

     


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