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- 天使の退屈
- 日時: 2015/09/19 22:41
- 名前: あんじぇ (ID: 3NNM32wR)
「私はそれだけの決意を固めた、私はッ、私は———貴方を殺す、の!」
爛は刀を振り回した。
彼女は確かに僕を、———猪佐々木 藤を殺そうとしているのだ。
どこで狂った、どこで間違えた———藤は思考を巡らす、だが運命は同じ。
「ねえ、藤。私、貴方を殺したくないのッ、でも殺すの!」
だって、彼女は僕を殺さなければいけないのだから。
———これは、僕を殺す運命の爛と僕の物語。
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- Re: 天使の退屈 ( No.1 )
- 日時: 2015/09/19 22:48
- 名前: あんじぇ (ID: 3NNM32wR)
———天使って、退屈よねぇ。
「ねえ、そこの……白い羽の金天使。私人間を見たいわ」
美しい光る羽を揺らし、『天使』はその『白い羽の金天使』に頼む。
彼女は『天使』、人間の頭上に住まう者、永遠の生を手に入れた者。
「見れば良いのでは?下を見れば人間がいるでしょう?」
「違うわよ!もう」————『天使』は『白い羽の金天使』に怒った。
「真の人間を見たいのよぉ、ほら、外面だけのやつじゃなくて」
『天使』は美しい顔を歪めた、その顔は、美しくて、とても汚い。
「ニェナ様、それくらい簡単なことでしょう」
『白い羽の金天使』は、『天使』であるニェナに語りかけた。
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