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わたしのたからもの。
日時: 2015/09/20 00:03
名前: 灯ノ春女子高等学園小説部のモブ (ID: uyANpqWb)

『_残り10分で朝礼が始まります』

「おはようございますりんご姉様」
「おはようございます」

りんご姉様。

この女学園で呼ばれる私の名前。
私は幼稚園からの持ち上がりエリート組ではなく、高等学園受験組である。それにかかわらず、あっという間にこの学園の生徒会長に君臨してしまった私。
寮生活のこの学園で、私の部屋は広く豪華なつくりになっている。
高等学園受験組のくせに生意気な、とエリート組のトップが私にけがを負わせるなんてしょっちゅうあったし、そんなことあったらなんかよくわからないがその人は中退させられるらしい。
すべて生徒会長中心で出来ているこの学園。
今更だけど、生徒会長にならなきゃよかったと後悔している。
私が生徒会長になった理由なんて、こんなんじゃなかったはずだ。
でも、理由が違うとわかっても、何が違ったかはよく思い出せない。

別にそんなこと、覚えていても意味なんてないんだろうけど。・・多分。


『_校舎の戸を閉めるので、残っている生徒は速やかに学生寮に戻りましょう』

「ふぅー・・・。仕事が片付いてよかった。」
「お疲れ様ですっ姉様!明日の朝会の原稿ですか?」
「そう、原稿・・・ってうわっ、びっくりしたっ!実琴ちゃんまだ残ってたの・・?かえっててよかったのに・・。ごめんね」
「いえいえいえいえとんでもない!なんで姉様が謝るんですか!?私、寮帰っても寝るだけなので、大丈夫ですっ!」
「本当ーっ?・・いいや、私も今終わったところだし、一緒に帰ろっか」
「はい、是非っ!!」

いつも隣にいてくれる私の大切なパートナーの実琴ちゃん。
生徒会の書記を務めていて、唯一私に話しかけてくれた女の子。
みんな、何に遠慮しているのか私としゃべってくれず、心細くなっていた私に助け舟を出してくれた彼女。
いつも元気いっぱいで、私の力のもとでもある。
「えぇと・・姉様はこっちですよねっ!じゃあまた明日、おやすみなさいっ!」
「うん、おやすみなさい」

『ガチャッ・・・・』

パチッ
「・・・こんな広い部屋に一人って・・。なんか寂しくなるな」
明かりをつけると、床の大理石が灯りをともし、静かなひんやりとした部屋が広がる。
その奥にある、天蓋付きの大きなベッド。
そしてそこにいる、私の大切なn・・・・・
「はっ!?!?!?」
「・・・・?」
そこにあったのは、私の大切なたからものではなく、だれかわからない見知らぬ人だった。








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Re: わたしのたからもの。 ( No.1 )
日時: 2015/09/20 13:11
名前: IA (ID: osQJhSZL)

こんにちは。IAです。

つづきが気になりますね。これからも更新頑張って下さい。

by IA


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