コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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   猫被り王子様。   
日時: 2015/09/22 23:32
名前: 氷優。 ◆oR8MhqCGDo (ID: HyYTG4xk)




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「口を慎め。この庶民が」



表向きは、優しくて格好良くて気配りが出来て。
でも裏では、腹黒くてドSで優しさの欠片も無い。

最低最悪の猫被り王子と、今日も恋に落ちてゆく。



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 >> 小説開始日/2015.09.22
 >> 小説終了日/


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Re:    猫被り王子様。    ( No.1 )
日時: 2015/09/24 23:00
名前: 氷優。 ◆oR8MhqCGDo (ID: UKb2Vg8d)

 


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【挨拶】


皆様、初めましてorこんにちは。
他1作掛け持ちをしております、氷優(hiyu)と申します。
掛け持ちとなりますので更新ペースは以前より遅れると思いますが、頑張らせて頂きます!

応援や感想等のコメントは、大歓迎ヾ(´∀`*)
コメント頂ければ、作者跳び跳ねて喜びます、奇妙な行動します(

それでは、START.
これから、宜しくお願いしますね*



   >> お客様 <<



   >> 目次 <<


【挨拶】 >>01
【人物紹介】 >>02
【人物紹介(プロフィール付)】

【第1章 理想の王子様。】
 >>03 >>04
【第2章
【第3章
【第4章
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   >> 小説紹介 <<


「君ヲ愛スル。」

主人公/征(Yuki)が大雨の日をきっかけに、謎に満ち溢れたクラスメイト/夏目(Natume)との距離を縮めてゆくお話。
征に次第に惹かれていく夏目の異常な愛し方。ヤンデレとなりますが、大丈夫な方は此方もどうぞ。


Re:    猫被り王子様。    ( No.2 )
日時: 2015/09/23 00:02
名前: 氷優。 ◆oR8MhqCGDo (ID: HyYTG4xk)




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【人物紹介】


・花京院 瑞稀 / Kakyoin Mizuki.
 
 「菜ノ宮高校」に通う高1。15歳。
 基本的に人と関わる事が好きではない。


・有栖川 璃久 / Arisugawa Riku.

 「菜ノ宮高校」に通う高1。15歳。
 表裏が激しい猫被りで腹黒い王子様。


・天月 朔良 / Amatuki Sakura.

 「菜ノ宮高校」に通う高1。15歳。
 明るく元気な性格で美人の類に入る。


・星宮 伊織 / hoshimiya Iori.

 「菜ノ宮高校」に通う高1。15歳。
 一見クールなのだが意外とノリが良い。


Re:    猫被り王子様。    ( No.3 )
日時: 2015/09/23 00:22
名前: 氷優。 ◆oR8MhqCGDo (ID: HyYTG4xk)



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【第1章 理想の王子様。】



無駄に大きな部屋にある、唯一の窓から風が吹き込む。
真っ白なレースのカーテンは、風に踊らされてゆらりゆらりと揺れている。
その風が、窓の付いた壁際のベッドで深い眠りに堕ちていた私の頬を、優しく擽った。

その柔らかな風に、私はうっすらと目を開いた。
視界がぼやけて、この無駄に高い造りになっている真っ白な天井が、貸すんで見える。
ぱちぱちと瞬きを繰り返した後、私はこの2人……もしかすると3人用かもしれないベッドから、身体を起こした。

両腕で思いきり天井を仰ぎ、その後に大きな欠伸を1つ。
カーテンから覗く気持ちの良い朝陽が、私の部屋中に溢れていた。



「今日から高校生なんて、嘘みたい」



くすっと笑った後、ぽそりと呟く。
そう。今日は人生のなかで重要な、高校の入学式の日であった。
6時にセットしておいたアラームも必要なく、胸が踊っている為早く目覚めてしまう。
でも、後悔なんてしなかった。早くこの真っ白なマキシワンピースから、あの「菜ノ宮高校」の制服に着替えたかった。

裸足の為、ふわふわとしたカーペットが直に触れる。
心なしか何時もより、足元がくすぐったく感じた。気のせいかもしれないけれど。
私はその場でふわりと1回転をしてみた後、壁に掛けられた制服へと目線の先を移した。


この制服を着れば、私、花京院 瑞稀は今日から高校生になる。


Re:    猫被り王子様。    ( No.4 )
日時: 2015/09/24 22:59
名前: 氷優。 ◆oR8MhqCGDo (ID: UKb2Vg8d)




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【第1章 理想の王子様。】



クリーム色のブレザーに付いた金色のボタンが、太陽の光によりきらきら光ってる。
アイロンをしっかり掛けた為、皺なんて1つもない赤と黒のチェックのスカートは、風でふわふわ揺れていて。
私はそのブレザーとスカートを見て口角をふっと上げると、直ぐ様1階へと向かって行った。


トットッという音を響かせ、1階へと降りて行く。
因みに私の親は、夫婦揃って海外出張中。その為、家には当分帰ってきていないんだ。
だから私は、現在この無駄に大きな家で1人暮らし中。料理も裁縫も掃除も、全て私がやっている。
なのに不思議なのは……料理と裁縫は、どんなにやっても上達しない事。家庭科の成績は、毎回最悪。

私はお風呂場へと向かい、ヘアバンドを装着。
顔を洗って、歯を磨いて、それからヘアアイロンで髪を綺麗に整えて。軽くお化粧をすれば、完璧だ。



「ん、おっけ」



洗面台の鏡と睨めっこを始める。やっと納得した私は、息を吐き出すと再び自分の部屋に向かった。
それからあの清楚っぽく、でも可愛らしい制服を着る。と、丁度良い時間になった。
革のスクールバッグを手に持つと、ひんやり冷たい金属のドアノブを捻り、私は足早に家を出た。



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