コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

私と彼の歪んだ恋愛 【逆ハー】
日時: 2015/09/23 00:12
名前: 雛 ◆iHzSirMTQE (ID: kXLxxwrM)

 私にはずっと前から好きな人がいる。
でもその人は社会人で、今は恋人が居るらしい。
その事実を知った時、私の中で黒いわだかまりが生まれた。
そう、それは明らかな嫉妬の感情。
なんとか彼の前では笑って平然を装っているけれど、心の中ではさっさと別れてしまえば良いのに、と思う自分がいる。
彼に会う度、醜い自分を隠して関係を維持するために必死になっている。
友達であって、それ以上ではない一定の距離関係を——

   *   *   *

 高校二年の春になり、入学式が始まって新入生が学校に足を踏み入れる。
私は進級して、はれて先輩となった。
とは言っても、去年の一年間はほとんど何もなかった。
青春とか、そんなものとは無縁の学校生活を送っていた。
皆が恋愛や部活や趣味に没頭する中、私はただ暇を潰すだけ。
好きなものも、したいことも興味があるものもない。
そんなつまらない毎日は、二年に進級してすぐ、騒がしい毎日に変わってしまった。
「一人暮らし?」         
「お母さん達、海外に出張することになっちゃって、しばらくここは親戚の人に貸すことになったの……今日いきなり引っ越しなの。あっ、住むところはちゃんと用意してあるからっ」
両親のいきなりの海外出張で、私は今日すぐに家を出て母に教えられたアパートに向かった。
大家さんに挨拶して、部屋を案内してもらう。
——今日からここが、私の家だ。
「彩花……?」       
「お? 誰だその可愛い子」  
「あれ、うちの高校の生徒さんじゃないですか」
アパートに着いてすぐに声を掛けられたが、ここに来るのは初めてで知り合いなんかいないはずだ。
不思議に思って声のした方を見ると、私の愛した人がいた。
後ろには何人かの男の人たちと同じ制服を着た男の子たちがいる。
「何やってんだお前……ここ、女子禁制だぞ」
「ていうかここ、君みたいな一般人が来ちゃだめなんじゃ……」
男の人たちは何やら驚いた顔でこちらをみてくる。
「ま、いいんじゃね? ねえ、君っ」
「? 何ですか?」
「君ってさ、超能力者だよな?」
どうやら私は、おかしな所に来てしまったようです。


——なぁ、俺と付き合わねえ?——

——煩いのは嫌いだけど、君は好き——

——俺、お前のこと好きなんだよな……——



——モテモテだな……是非ともそのモテる力が欲しいものだな——


——私は……アナタが欲しい——


 私はずっと貴方のそばにいる。この恋が、実るように。

   *   *   *

 はい、こんにちは! クリックありがとうございますっ。
今回は失恋+逆ハーな超能力モノを書かせていただきたいと思いますっ。

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいっ。


*注意事項
 ・荒らし、なりすまし などは止めてください。
 ・当作品は逆ハーレムとなっております。
  苦手な方は読まないことをお勧めします。
 ・感想、アドレス等があれば是非お書きくださいっ。
 ・オリキャラは男子キャラクターのみですが、もし要望がありましたら後々募集したいと思います。

Page:1




この掲示板は過去ログ化されています。