コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 正義に夢見る悪の手下の少女の話。
- 日時: 2015/09/23 14:15
- 名前: 栗城 (ID: d4ff9UDO)
赤色の髪を靡かせながら、『悪の手下育成学校合格表』とオドロオドロしい字で書かれたそれの前で少女はキラキラと目を輝かせながら『レオ=キャラメル 02164』と書かれた紙を握りしめていた。
「やったあ…!これで…!」
すう、と大きく息を吸い込む。
「魔王様への道が切り拓いたあっ!!!」
目次
>>1登場人物
>>2第一話
Page:1
- Re: 正義に夢見る悪の手下の少女の話。 ( No.1 )
- 日時: 2015/09/23 14:08
- 名前: 栗城 (ID: d4ff9UDO)
登場人物
レオ=キャラメル
本作の主人公。美味しそうな名前の魔界令嬢。
綺麗な赤髪。
随時更新
- Re: 正義に夢見る悪の手下の少女の話。 ( No.2 )
- 日時: 2015/09/24 17:05
- 名前: 栗城 (ID: d4ff9UDO)
第一話『魔界令嬢、レオ=キャラメル』
我輩の名前はレオ=キャラメルである!
ここは魔界。魔物とか、魔族とか、悪魔とかが住む世界。
オドロオドロしい見た目とは裏腹に、普通の世界である。…魔物やら魔法があるけれども。
私は夢見る超絶美(微)少女レオ=キャラメル。美味しそうな名前の魔界の貴族さんの娘。
花の160歳、悪の手下育成学校に入学します!
***
事の発端は初めて人間界に行ったときだった。
魔界貴族は人間と交渉することがたまにあり、魔界令嬢は160歳(人間でいう16歳)になると人間界へ見学に行くのだ。
私は末っ子で家を継ぐ未来もほとんどないはずだが、それでも義務なので行った。
とにかく、人間界はすごかった。
技術の発展が早く、魔法の代わりには科学というものを使う。
とりあえずそこで一ヶ月間住み、この世界の高校とやらに通うらしい。
指定されていたマンションの一室の鍵を大家に貰い、荷物を整理し始めた。
「あれ?なにこれ。手紙?親バカなうちの親ならあり得る。」
真っ白な便箋に血文字で『レオ=キャラメルへ』と書かれている。怪しい。
血文字とは基本的に契約、誓約、呪いに使われる。
とりあえず魔法でbarrier(かっこよく言ってみただけ)を張ると、封を切った。
「『レオ=キャラメルへ
我が名は偉大なる魔王、レビヲトゥースだ。
さて、堅苦しいのは抜きにしよう。
ひっさしぶり、レオちゃん!
最近は夫のチュリオットが魔王の役目果たしてるよー!」
保留
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。