コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 《祝!参照100越》怨霊さんの世界征服。【オリキャラ募集中】
- 日時: 2015/12/07 13:15
- 名前: melody. (ID: dDPEYPay)
こんにちは、melody.です。
読専だったのですが、ちょっと思いついたので書きたいと思います。
*attention*
・見切り発車なので、更新は亀ちゃんです。
・作者のメンタルは豆腐です。中傷や嵐はお止めください。
・駄作です。大事なことなのでもう一度言います。駄作です。
+STORY+
登場人物 >>1 随時更新です。
『prologue』>>2
『幽冥病院』>>3
『屋敷』>>4
『(未定)』>>5
@お客様@
《マリさん》オリキャラありがとうございます。姫華ちゃんキュート!
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- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.3 )
- 日時: 2015/09/25 17:15
- 名前: melody. (ID: d4ff9UDO)
目を覚ます。
ぼんやりと霞む世界で目を凝らし、天井を見つめる。
「知らない、天井…?」
清潔感と同時に言い知れない不安感を覚える、真っ白な天井は私は知らない。
ぐるぐると状況を分析していると、右耳がガラガラガラッ、というドアの開く音を拾った。
「ありゃー?起きちゃったんですかー?」
妙に間延びした台詞に首をかしげる。そんな喋り方をする『人間』は、私の周囲にいない。
「えっとー、前世の記憶はありますかあー?あ、ちゃんと説明しないとダメなんですねー。」
「前世…?」
首を傾げる私に、真っ黒な看護服を着た看護婦らしき人物はにこにこと笑う。
よく見れば、彼女は美人だ。真っ赤なルージュが真っ白な肌に映えている。
「私は看護婦の地縛霊の棗ですー。ここは怨霊になった人達をお世話する病院、幽冥病院でございますー。」
「幽冥病院など聞いたことがない。しかも地縛霊ってどういう意味?」
警戒するように睨む私に目もくれず、話し続ける看護婦、棗。
「貴女は死にましたー。そして極めて強い怨霊として蘇りましたー。」
茫然と、棗を見つめる。
死んだ?私が?
___復讐が、残ってるのに…?____
でも、霊として蘇ったなら__
「幽霊は『本来』人に危害を加えてはなりませんー」
棗の含みのあることばに訝しげに眉をひそめる。
「しかし怨霊とは人間に危害を与える者ー。つまり別枠ですねー。」
「それに、」と言葉を続ける。
「貴女は世界という極めて膨大な相手を恨み、怨霊として蘇りましたー。怨霊の『能力』は恨みによって左右されますのでー強いと思いますよー。」
棗の言葉に、私の心は踊っていた。
- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.4 )
- 日時: 2015/11/24 16:27
- 名前: melody. (ID: dDPEYPay)
とりあえずこの街の喫茶店に行けばわかると、その特徴的な間延びした声で地図と共に言われた。
「あった。」
ぽつん、と。
小さな文字で『怨霊の_ここから先は見えない_』と書かれたボロボロの屋敷が建っていた。
一度認識すればその存在感は圧倒的だというのに、ボロボロで寂れているからか、元々人通りが少ないからか、またはその両方か。気付くまではそこら辺の石程度の認識だった。
先程棗から説明されたが、意思を込めて触らないと手は実体化しないらしい。故に私は意思を込めて扉をノックしようとした。
「こんにっちはーっ!今日も来ました、ってあっれれれぇ?リリィさんじゃないですねぇ、誰ですかーっ!?」
はっと振り返る。
静寂を打ち破るようにして現れたのはポニーテイルの活発そうな少女。いちいち大袈裟に振舞ったり煩いのは私の嫌いなタイプだ。
けど、全然足音とか気付かなかった。気配もしなかったし__
「ミミは浮遊霊ですから!足音はしませんよ!あとお姉さん、この世界で生きるにはすぐに顔に出るのやめた方がいいですよ!」
ミミ、という少女の忠告に少し顔を歪める。そんなに顔に出てただろうか。
「あらあら。お客様に失礼ですわよ?」
「リリィさん!あ、九十九さんも!」
鈴を鳴らしたような美しい声と共に、少女が現れる。
陶器のような白い肌。腰までのゆったりとウェーブされた黄金に輝く金色の髪。その瞳は大きく、空のような澄んだ群青色だ。何よりもその顔の比率はこれぞ黄金比率だと言わんばかりに整っている。その姿は『フランス人形』を体現している。きっと、彼女がリリィだろう。
リリィさんに付き添っている執事服の男。これもまた見事な美形だ。肌はリリィさんのような病的な白さではなく、健康的な白。その髪色と瞳は標準の黒だったが、どこか違った。きっと彼が九十九。
「こんにちは。私、フランス人形の九十九神のリリィ・カルロッタ。気軽にリリィと呼んでくださいまし。こちらは執事の九十九。彼は生身の人間ですの。自殺しようとしたところを私が助けて__嗚呼、貴方は個人情報をもらされたくないのですね。申し訳ございませんわ。」
段々と嫌そうな顔になる九十九に気づいたのか、リリィさんが手に持っている日傘をくるりと回しながら謝罪する。九十九はいえ、と一言言うと軽く解釈して一歩後ろに下がった。
「棗から話は聞いておりますの。さあ、お入りになって?」
くるくると日傘を弄びながら屋敷に入っていくリリィさん。それに九十九、ミミ、そして私の順番であとについていく。
この先には何が待っているのか。
- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.5 )
- 日時: 2015/11/27 19:18
- 名前: melody. (ID: dDPEYPay)
客室に連れてこられる。
「ここでは貴女方怨霊の未練、つまり復讐を手伝いたいと思いますの。」
開口一番に告げられた言葉に顔を歪める。
手伝う、ということはつまり事情を全て話さないといけなくなる。プライバシーの侵害だ。絶対に嫌だ。
私が表情を歪めたのに気づいたのか、リリィさんは安心させるように微笑む。
「そう嫌そうにしなさらないで?ちゃんと考えてあるのよ。」
するとガチャリと扉が開いた。
扉を開けたのはメイドさん。顔立ちは非常に整っており、リリィさんによく似た白い陶器のような肌だ。しかしリリィさんよりも人間らしく、健康的。
しかし注目すべきはその小柄で華奢な身体に合わない巨乳…!
「負けた…」
「? あ、リリィさん、お客様、お茶持ってきましっ、たぁ!?ぅ、わああ!」
ずうーん、と落ち込んでいると、何かがずるりとすべる音と共に、液体、もとい紅茶が降ってきた。
ばっしゃあああああん、ぱりいん、というほんの少し過剰表現したような音ともに私の意識は切り替わる。
***
「あの、本当にごめんなさいっ!」
「いや。別に大丈夫。」
紅茶を吹っかけられたメイドさん、一ノ瀬姫華さんは天性のドジっ子属性らしく、こういうことはよくあるらしい。
ペコペコと謝る一ノ瀬さんに少し腰が引けてしまう。
「姫華、霊様もよろしいと言っていますわ。さあ、お下がりになって。」
はいっ!という声と共に一ノ瀬さんはとことこと後ろに控える。今確実に転びそうになってたよね?
「あはは、姫華お姉ちゃんまあた転んでる!あ、霊さん、だっけえ?姫華お姉ちゃんは人間で、成人済みだよ!」
ミミの言葉にぎょっとする。
明らかに身長は150cm弱しかないし、顔だって若干童顔だ。
私の驚愕に気づいたのか、一ノ瀬さんはぷくりと頬を膨らませる。
「そうです!私21歳ですからね!」
非常に愛らしかった。
- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.6 )
- 日時: 2015/12/02 17:57
- 名前: マリ ◆4DHqD1HmMo (ID: f2y8EREE)
姫華が愛らしい(震え声)
こんな可愛く動かしてくれてありがとうございます!!
- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.7 )
- 日時: 2015/12/02 18:17
- 名前: melody. (ID: dDPEYPay)
マリさん
コメありがとうございます。コメ嬉しいですねぇ、でへへ。
姫華ちゃん可愛いです…
クーデレさんが応募されたら、その子と姫華ちゃんを絡ませたいと思ってます。
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