コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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瞳孔の空に咲く。
日時: 2015/09/25 17:31
名前: 雨璃 ◆bBGGdfy7eQ (ID: JY5SNCyh)

初めまして、ほかネームで活動していた雨璃です。
(あえて名前は言いません)

コメディ…恋愛ものの小説になります。

・文才なにそれ雨璃知らない←
・表現力?皆無です
・更新?亀よりも遅いです。憶測からかけ離れたペースですね(悪い意味で)
・中傷などは受け付けません。また、オリキャラも募集する予定は今のところありません。

こんな奴の小説でよければ、一文字だけでもいいので読んでやってください。


*目次

>>0...挨拶や注意事項、目次など。

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Re: 瞳孔の空に咲く。 ( No.1 )
日時: 2015/09/25 17:47
名前: 雨璃 ◆bBGGdfy7eQ (ID: JY5SNCyh)

†prologue (男side)





彼女の目は、透き通るように綺麗な水色だった。


凄く綺麗で、引き込まれていきそうな…どこまでも広がる空を連想させる瞳孔。


赤い目を持つ俺にとって、唖然としてしまうほど神秘的な目を持つ彼女が羨ましかった。


コンプレックスの赤い目。


そのコンプレックスが、彼女の瞳の奥に映るだけで自分の目が綺麗に見える。


彼女の瞳の奥に映る俺の目が気に入っていたし、好きだった。


彼女について知りたい。そう思うようになったのは出会った頃の中学一年の頃。






…少し昔話をしようか。

Re: 瞳孔の空に咲く。 ( No.2 )
日時: 2015/09/25 18:02
名前: 雨璃 ◆bBGGdfy7eQ (ID: JY5SNCyh)

*奏太side


彼女の目は、透き通るように綺麗な水色だった。


凄く綺麗で、引き込まれていきそうな…どこまでも広がる空を連想させる瞳孔。


赤い目を持つ俺にとって、唖然としてしまうほど神秘的な目を持つ彼女が羨ましかった。


といっても、名前も知らないし一言だって交わしたことのない他人だ。


知ったのだって、中一の頃だ。


彼女が友達に囲まれているときだったから近づきがたい子、人気者の子…そういう印象を持っていた。


話しかけたいし仲良くなりたいという思いと、どうやって話しかけようか、拒否されないか。


葛藤している間に月日は流れ、中学二年生になった頃。


彼女の名前を初めて知ることになる。



「間宮 朱里(まみや あかり)です。一年間よろしくお願いします」



鈴のように透き通る声。


ふわりと揺れる、薄ピンクの腰より少し上まであるロングストレート。


印象に残る、空を連想させるような水色の透き通った目。


色白の肌。頬は少しピンク色に染まっている。


指定制服を着こなし、羽織っているクリーム色のカーディガンもよく似合う。


細い手足に抜群のスタイルと顔立ち。一言で言うなら…アイドルにでもなれそうなほどの端麗な容姿。


尚更自分の目が恥ずかしくなる。



「はい、ありがとね。次は横に行って…卯月くん?」



卯月 奏太(うづき かなた)。


俺の名前だ。私立の中高一貫校に通う、中等部二年生成り立て。


コンプレックスはこの黒髪のショートには目立ちすぎる赤い目。


自慢ではないが…女子にはよく媚を売られるような気がする。



「卯月 奏太です。一年間よろしくお願いします」



なるべく早く済ませて、席に戻ろうとする。


と、間宮さんとぱっちり目があった。



「…隣の席だね。一年間宜しくね、卯月くん」


「あ…よろしく。間宮さん」




ふわっと微笑む彼女につられて微笑む。


これが、彼女と俺の初めて交わした言葉。


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