コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 不思議の国の恋物語
- 日時: 2015/09/25 20:08
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
〜始めに〜
初めまして、この分類では初めて小説を書かせて頂きます、リュナと申します。
正直、恋愛系は書くのが少々苦手でして……。克服用にと、この物語を書いていこうと思います。(いや、幼稚園の頃から培ってきた覚醒☆妄想スキル使えば何てことないだr((殴蹴 )
ひ……一人っ子だから!空想が変わっちゃっただけだから!
と、言い訳を言いつつ…………
暖かい目で見てやって下さい><
多少の誤字等があれば、ご指摘してもらえれば、チョッパヤで直します!
感想等も受け付けております。悪コメ、荒しはお止めください。
…………長くなってしまい、申し訳ございません><次から書いていきます♪
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- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.1 )
- 日時: 2015/09/25 20:50
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第1話 前兆
チュンチュン……と、小鳥のさえずりで私は目を覚ます。
と、いうのが夢であって。私こと、宍戸爽夏は、お隣さんの大声でいつも起きる。
詳しく言うと、清原駿……私の幼馴染みの声だ。
私は、自分の部屋の窓を開けて
「静かにしなさいよ、駿!」
と、大声で怒鳴る。
「あ、わりぃ……」
駿がそっぽを向いて、顔を何故か赤らめる。文句を言われて照れるなんて、おかしい。もしかして……
「アンタ、熱?顔が赤いけど」
「べっ……別に!わ、悪かったな!」
駿が窓に手を付ける。
「あ、ちょっと待ってよ駿」
「何?」
「今日、学校一緒に行かない?」
「えっ?あ……あぁ、良いけど……」
私と駿は幼馴染みで、通っているところも幼稚園の頃からずっと同じ。
友達からは「ずるいよー」とか言われるけれど、私はその意味が理解できていなかった。友達曰く、私は『恋愛オンチ』と、いうものらしい。
「ま、いっか」
私は学校に行く準備をしたのだった。
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.2 )
- 日時: 2015/09/26 14:57
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第2話 気付いたら
私は、駿を待つため(と、言ってもちょっと移動すれば良いだけなんだけど)に家を出た。
すると、隣からドアの開く音が聞こえた。
「あ、今出た系?じゃ、行こ」
「あ……うん」
待っている間にメールなどをやっておきたかったのだが……仕方ない。
ドアを閉めて、駿の方へ向かう。
何だか、意識がボーッとし、足も少しふらついている気がした。
「爽夏、お前のが熱あるんじゃ……?」
「気のせいでしょ。行こっか」
そう言った瞬間に、頭痛が起こった。しかもめまいも一緒に起こってしまった。
「爽夏!おい、起きろよ!」
だんだん意識が薄れていき、倒れてしまったことをその時の私は知らない。
*****
「……きて…… お…………て!……起きて!」
「んっ……?」
私はゆっくりと体を起こす。目の前にはウサギが…………え?ウサギ?
「やっと起きたかい、アリス」
「アリスじゃないわよ……?さ・や・か・!私の名前は爽夏よ?」
「あー、もう。これだから馬鹿な子は……。洋服、見てごらん?」
確かに、昔絵本で読んだアリスのような服装をしていた。
でも、急に喋るウサギに話しかけられ、しかも『アリス』、『馬鹿』と言われて。
ココってもしかして……?
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.3 )
- 日時: 2015/09/27 20:21
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
第3話 使命
「私、昨日やった異世界トリップ成功しちゃったの?」
「…………あー、最悪なアリスが今回生まれたよ……。
君、トリップ腐ってやつ?」
トリップ腐とは失礼な。まぁ、数回試してるんだけど……。これは内緒にしておいて、
「トリップ腐じゃないわよ!ココ、どこなのか説明してもらえる?」
「はいはい……」
ウサギの変に長い説明を聞くのも、かなり飽きたのでウサギが最後に言ったまとめだけ聞いた。
1.私は異世界(アリスの世界)に来てしまった。(異世界トリップとは全く関係が無いらしい)
2.この世界に来た者は、『うさぎのにっきちょう』に書かれていることを実際に現実にしなければいけない。(かなり大変らしい)
3.今までに私のような人が何度か来たが、毎回行方不明のBadEnd(発音良かったから英語に脳内で変換してみた)で終わるらしい
4.『うさぎのにっきちょう』の内容を全て現実で行うと、この世界から出られる
5.現実世界では時が止まっているので、ウサギさん曰く「安心して下さい、止まってますよ」とのこと。(どこかで聞いたことのある言葉だな……)
「じゃあ、最後に1つ。重要だからちゃんと聞いてね?」
「あー?飽きたから速めにねー」
「集中力の無い子だ……。
『うさぎのにっきちょう』は、王子様に取られてるから、取り返してから物語を始めること。始める合言葉は、「うさぎさんはもふもふ」を2回繰り返すことね。勝手に始めたら、前の子達同様BadEndになるから注意して」
「合言葉可愛いから覚えた。バッドエンドの発音良すぎじゃない?」
「そこら辺はツッコまないの。
続き、言うよ?」
最後がもうまとめじゃなかったから、私なりに要約してみた。
・ツンデレ王子様から『うさぎのにっきちょう』を取り返して物語を始め、私みたいに巻き込まれた人がいるからその人と一緒に物語を進めていくこと。『うさぎのにっきちょう』では、その人がかなり重要人物らしい。巻き込まれた人とは、私が来る前に一番近くにいた人……らしい。
「駿なのかな……」
「え?何か言ったかい?」
「ん、いや。何でもない」
こうして、私の第2のアリス人生が始まったのでした。
- Re: 不思議の国の恋物語 ( No.4 )
- 日時: 2015/09/27 21:25
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
- 参照: http://siotanarisu
もう1話書いちゃいます!
第4話 夢の魔法とツンデレと
「じゃあ、王子様の所に飛ばすからね!頑張っちゃってよアリス!」
「え?」
「もふもふうさぎ クローバー!」
謎の文をうさぎさんは唱えている所を横で聞きながら、私はどんどん意識が薄れていったのだった……
*****
「お……?………きろ?起きろー?」
「んぁ……?あと10分〜……」
「起きろって言ってるだろ!」
「ふぐぅ!」
だんだん意識がはっきりしていき、私を起こそうとしている人が分かった。
太陽の光に照らされた金髪が、風に吹かれて手入れをしているのがよく分かる。服装はいかにもメルヘンの国に居そうな王子が着ている……ってココ、メルヘンの世界か。
と、いうことはつまり……
「ツンデレ王子様ね!」
「ツ……ツンデレとは失礼なっ!」
顔を赤らめて、そっぽを向く。懐かしいな……この態度。駿が朝、やってたっけ……。
「ねぇ王子さん、『うさぎのにっきちょう』を返してもらえる?」
「嫌だ」
これはあまりにも即答過ぎる。私が喋って……0.5秒位だろうか。
「ちょっ……何でよ!」
「…………はぁ。
仕方ないなぁ……
今度、舞踏会があるんだけど……僕の妻の役をしてくれるなら、譲ってあげなくもないけど?」
「あ、やります」
「即答……だな」
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