コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 日常パレード(仮)
- 日時: 2015/10/15 20:20
- 名前: 海の幸 ◆TJ9qoWuqvA (ID: j465TTXA)
——東京都にあるとある学園。
そこは、警察官、刑事、SPなどのあらゆる「武」に精通し、それらをマスターする学園——「龍恩寺学園」である。
全日制、寮制、普通科、戦闘科を学ぶ。
この学園の卒業者の偉業は数数多。
そんな栄光も偉業も詰め込まれたような学園にとある少女は編入する。
そして発した一言は、
「……ここでなら青森では見られないアニメ見放題なんだな?」
***
初めまして、海の幸と言います。
ギャグ、まれにシリアスとか書けたらいいとも思っています。99.9%ギャグで満ちています。
荒らしや中傷は止めてください。
それではよろしくお願いします。
登場人物紹介>>1
No1、 HELLO,非日常>>4
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- Re: 日常パレード(仮) ( No.1 )
- 日時: 2015/10/15 18:52
- 名前: 海の幸 ◆TJ9qoWuqvA (ID: j465TTXA)
・登場人物
本郷 理央/ほんごうりお 女/17
平熱系女子。マイペースだが時々優しい一面も。
家が代々お偉いさんの護衛だったため、わざわざ青森の高校から龍恩寺学園に編入させられた。
家柄か、かなりの怪力と身体能力を誇る武闘派。アニメと漫画が大好物。
上級職につくドSで容赦ない兄と強欲すぎる弟を持つ。
片桐 梓/かたぎり あずさ 男/17
物腰柔かく、爽やかな好青年。だが、腹黒い一面も。理央の幼馴染。
家が代々ハッカーだったり、対ハッカーだったりと諜報機関だったりする。
という本人も機械の扱いはいい意味でも悪い意味でも扱いなれている。
龍恩寺 黒江/りゅうおんじ くろえ 男/18
生徒会長で超イケメン。
理事長の息子だがそれを表に出すことのない。だが、お調子者でアホな一面がある。超美人な姉がいる。
成績優秀でスポーツ万能。
雪丸 はじめ/ゆきまる はじめ 男/18
理央と並んで武闘派。
その男前すぎる性格から影で人気がある。
女の子に調子に乗りすぎる黒江を制裁するのが彼の役目。
- Re: 死神カフェ ( No.2 )
- 日時: 2015/10/04 23:06
- 名前: 白米 (ID: Vp8UE4E/)
面白そうね!!
これからも頑張っちょ(・∀・)
- Re: 死神カフェ ( No.3 )
- 日時: 2015/10/05 17:19
- 名前: 海の幸 ◆TJ9qoWuqvA (ID: j465TTXA)
白米
サンキュー!!
これからも頑張るぜ☆
- Re: 日常パレード(仮) ( No.4 )
- 日時: 2015/10/15 20:19
- 名前: 海の幸 ◆TJ9qoWuqvA (ID: j465TTXA)
「どうだい理央、この学園ちょっぴり変わってるけどもう慣れたかい?」
「慣れるも何もやることなすこと万国人間びっくりショーだろ」
編入してから数日——変な時期の編入ということで妙に注目を集めたが、それも時間が経つごとに消えるものである。
午前の授業が終わって昼休みの屋上に2人の少年少女がいた。
黒髪で赤い目を持つ少女——本郷理央(ほんごうりお)に爽やかな好青年、片桐梓(かたぎりあずさ)はニコニコと笑顔を浮かべながら彼女に話しかける。
「青森以外で見られるアニメがここになかったらお前とあのドS男爵(あにき)はこの世にいないと思え」
「ははっ。それは怖いなぁ」
冗談ではないのだが。
冗談でも受け取ったかのように、梓はカタカタとパソコンを動かす。
妙に気になった理央はパソコンの画面を覗き込んだ。
「……何してんの?」
「水仙さんとメール。理央が何かやらかしてないか」
「何でアイツ(あにき)とメル友なのお前えええええええ!?」
「なにかあったらメールしてくださいって水仙さんが」
水仙、とは理央の兄である。
両親が昔からいなかった理央にとっては親みたいな存在だが、いかんせん奴の強烈な性格によって人生が60度ぐらい歪んでしまったということを実感している。
(一応女子なのに無駄に腕力ついたのって大体兄さんの所為だよな)
「あ、それは全く関係ないと思う」
「お前は妖怪サトリか」
真顔で拒絶し、さらに心を読んできた梓に思わず突っ込む。
失礼な奴め。
そう思いながら、リオはズゾーっと紙パックジュースを吸い込んだ。
「やだなぁ僕はサトリじゃないよ、ただ理央の思考がわかるだけさ」
「それは私がバカあるいは単純って捕えてもいいのかyou are ok?」
「NO」
「無駄に発音よくしゃべるなこの成績優秀者!」
「八つ当たり」
バシィッとパックジュースを梓に叩きつける理央。
梓は直撃した額をさすりながら無表情になり、何かをキーボードに打ち込み始めた。
「たった今水仙さんに暴力を理央は振るいましたって打ち込んでおいたから」
「はあっ!?何で!!」
「僕にこんなことをしたことを後悔するといいよ」
ニッコリ笑う梓。
普通の女子ならノックアウトの笑顔だろう。
だが、理央にとっては悪魔の笑みにしか見えない。
キーンコーンカーンコーン
「………授業……始まりますよ……梓さん……」
「何か言うことは?」
「いや、その」
「何か言うことは?」
「すっまっせんっした————っ!!!」
理央はスライディング土下座した。
腹黒さでは誰も梓にかなわない。
そう改めて実感した理央であった。
- Re: 日常パレード(仮) ( No.5 )
- 日時: 2015/10/15 21:50
- 名前: 海の幸 ◆TJ9qoWuqvA (ID: j465TTXA)
「あー……疲れた」
「お疲れ理央。そっちは何したの?」
次の日、戦闘科の授業が終わり、席にもたれかかる理央。
汗をタオルで拭きながら梓はいつもの笑みを浮かべた。
理央は怠そうに言った。
「……女子千本ノック……」
「女子千本ノック!?」
「正確に言えば空手だけど」
「あ〜……ああ〜……」
理央の一言に驚いた梓。
だが、次の言葉でやっと理解したようだった。
理解した梓は苦笑いを浮かべる。
「腕力と暴力じゃあ理央に敵うのって水仙さんぐらいじゃあ……」
「兄の名を出すな、寒気がする」
「あーあ。また体育館穴だらけにしたんだろ?」
「MASAKA」
不意を突かれた理央は思わず片言になる。
「やっぱりか」と呟かれたが、あえて放置する。
アッと梓は一言声を出すと正面から理央の顔を見た。
「最近理央授業のたびに何か壊すだろ?」
「脆い機材が悪い」
「バカ力な理央が悪い」
ぐっと息をのむ理央。
これは代々にして叩き上げられたものなのだから。
そんな思いを抱えてる理央に構わず梓は言葉を続ける。
「だからさ、そろそろ管理者が警告しに来ると思うんだよな。気をつけなよ、退学になったらニートになるのが目に見えてるし」
「おう、そこんとこデンジャラスなとこか」
「何開き直ってんだよ……」
しーん。
2人の間から会話がなくなる。
すると、前方の教室の扉から明るいキラキラとしたオーラが流れ込んだのだ分かった。
「な、何だあのシャラシャラしたオーラ……」
「生徒会長だね」
「生徒会長!?理事長の息子って言ってたっけ?」
「そうだよ、リオの頭で良く覚えてるね」
「あとで覚えとけよこの腹黒野郎」
(この感じ……白子のバスケで出てくるシャラオーラに似ている……)
ゴクン、と理央は息をのむ。
すると、扉があいた。
「本郷……理央ちゃん…っている?」
そう言葉を発したのはかなりイケメンの生徒会長、龍恩寺黒江(りゅうおんじくろえ)だった。
「「イ、イケメンだ——————っ!!」」
「ハロー、生徒会長の龍恩寺黒江だよよろしく☆」
突然のペロリンピースに若干イラッと来たのは内緒の腹黒、梓だった。
(退学だったらどうしよ……。兄さんに殺される……、灰に、いや、塵にされる……)
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