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不器用レンアイ。
日時: 2015/10/19 14:11
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)




アクセスありがとうございます!!



ゆっくりしてってね




《 登 場 人 物 》


☆今井 月奈 - Imai Runa

9月12日 A型

茶色のミディアムの髪に化粧ばっちりの
今どき女子、可愛い 乙女系 愛され女子


★乃坂 裕 - Nosaka Hiro

12月7日 B型

金髪チビ少年、自己中で俺様 キレやすい
綺麗な顔で ひそかにモテている


☆宮野 葵 - Miyano Aoi

4月20日 A型

黒髪ロングの清楚系女子
大人っぽくしっかりしていてまとめ役を任される


★佐藤 瑠唯 - Sato Rui

10月25日 O型

皆が見とれてしまうような超絶イケメン
チャラい外見だが優しく面白い人気者

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Re: 不器用レンアイ。 ( No.1 )
日時: 2015/10/19 14:22
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)





プロローグ



親同士 仲が良く、私たちは昔から一緒だった



「おっきくなっても 皆一緒かなぁ??」


「あたりまえだろ!」



砂場をかこんでそう言い合ったのも


もう何年前のことだろう



「ずっと一緒!」


そう言って皆で指切りをかわした



あの時の私たちは


4人の仲が 恋ひとつで 単純に壊れてしまう

そんなことさえわからなかった



これは4人の男女の

甘く切ない恋物語。

Re: 不器用レンアイ。 ( No.2 )
日時: 2015/10/19 15:07
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)





葵side




…………おっそい


ちょっとぴりぴりな私、宮野葵


中学校生活 初日からあいつらはどんだけ

人を待たせるんだよ



なんて思いながら待ち合わせである

公園のベンチに腰かける


昔はよくここで遊んだなぁ


私たち4人の家のすぐ近くの公園


遊具はあまりない小さい公園だが

思い出がたくさんつまっている大事な場所




「おはよう、もう葵ちゃんも中学生かぁ」


声をかけてきたのは近所のおばさん


「おはようございます」


ニコっと笑う私


「月奈ちゃんと裕くんと瑠唯くんは??」


「まだなんですよ、おかげで遅刻です」



呆れて言う私におばさんは


まったくあの子たちは、とクスっと笑った



おばさんにさよならして数分


やっと3人はやってきた



「ごめんねぇ?葵ちゃん」


上目遣いで謝る月奈

都合が悪くなったらすぐ「葵ちゃん」と呼ぶ

月奈の癖


「月奈が時間かかりすぎなんだよ」


裕は月奈につっかかる


「え?裕くん月奈んちの前で待ってたのー?」


ニヤニヤした瑠唯がすばやくちょっかいをかける


「うるせぇんだよ!!!」


裕が瑠唯にかみつく


単純だな、こいつも


「でも今日うまく髪巻けたのーっ♪」


月奈も月奈でふわふわしてやがる


まったく、この3人は朝から元気だな



「まぁ、学校いこっか」


私がそう言うと3人も歩き出す



私とは正反対な幼なじみの3人

私はこの子たちが大好きだ




Re: 不器用レンアイ。 ( No.3 )
日時: 2015/10/19 15:21
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)





月奈side




「俺、青柳光!よろしくねっ」


前の席の青柳光あおやぎひかるくんに

声をかけられたのは席についてすぐ



「私 今井月奈っ!」


私がそう言うと光くんはニコっと笑った


元気そうな明るい男の子


私がニコっと笑うと同時にスクバで頭を叩かれた


「いったぁー…」

「月奈、席となりじゃん」


瑠唯は私の隣の席に座りほほえんだ


「るいるい痛いじゃんかぁ!!」


「月奈メイクかえた?可愛いね」


怒る私に瑠唯はニコっとしてそう言った




このイケメンめ…。


瑠唯は小さい変化にもすぐ気づいてくれる


優しくて面白くてイケメンで


パーフェクトで人気者な瑠唯



ニコニコする瑠唯に私は言う言葉もなく


頬をふくらませるだけ



「月奈は部活入るの?」


気がつけば昼休み


「葵は吹奏楽でしょ?」

「まあね」


瑠唯と裕は入るのかなぁ


「今日は見学して帰るけど、待ってる??」


葵が言ってきた


私は頷く、そしてチャイムが鳴り昼休みが終わった




あっという間に放課後がきた


校舎でも冒険しよっかなぁ


そんな感じでふらふら歩いていると


「1年生??」


誰かに呼び止められた



そこにいたのは髪が綺麗にセットされた


いい匂いのするかっこいい男の子だった

Re: 不器用レンアイ。 ( No.4 )
日時: 2015/10/19 15:40
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)






瑠唯side




「2年の篠宮輝良ね。よろしく月奈ちゃん」


階段をおりて偶然 月奈が男に絡まれてるのを発見した



篠宮輝良(しのみや きら)ねぇ…


盛られた髪から見えるピアスで

こいつはチャラいなと一目でわかった



月奈は昔から可愛くてほっとけない女の子


裕も昔から月奈のことを好きだ


だからこの状況を裕に見せたくない



「瑠唯、何してんだよ帰るぞ」


階段からおりてきた裕


あぁ、最悪だな



裕の表情が一瞬でかわった


「なにしてんのあいつ」


裕の目には楽しそうに男と話す月奈の姿しかないんだろう




「2年に絡まれてるっぽいね」


俺がそう言った時にはもう遅かった



「お前誰?こいつに用あるわけ?」


裕が男と月奈の間に入って言った



「小さいね、1年生?」

輝良って奴は裕を見て言う


小さいねと言われてキレる裕に爆笑する俺



「裕、怒ったらだめ。外で葵待と??」


そう言って月奈は裕の手をひっぱる


裕は真っ赤になりながら月奈についていく




「あの2人、できてんの?」


輝良は俺にきいてきた


「あいつらの間に入るのは難しいよ?」


俺はニコっとそう言った



「俺、頑張っちゃおっかな」


こいつ、けっこー面倒くさそうだな


俺は輝良を無視し外へ出た


Re: 不器用レンアイ。 ( No.5 )
日時: 2015/10/19 20:46
名前: とらじろー (ID: KRO5zO5r)






裕side




「なぁ瑠唯、月奈と先に帰ってもいい?」


「しょーがねぇなぁっ」


瑠唯はがんばれよ、と小声で言いニコっと笑った



「月奈、帰るぞ」


携帯をいじってる月奈に言う


「え?るいるいと葵は?」


「いいから帰るぞ」


びっくりする月奈を無視して手をひっぱる



しばらく無言で歩いていた



「なんか久しぶりだねっ、手繋ぐの」


月奈はニコっと笑い手を握り返してきた


こいつの天然さにはほんと勘弁だわ



「久しぶりに俺んちくる?」


「うん!いくっ」


俺はニコっと微笑み返し家へ向かった



俺は昔から月奈のことが好きだ


家について俺の部屋に入る


「今日、誰と話してたわけ?」

「え?前の席の子と、輝良くん!」


ニコニコしている月奈に壁ドン


「ど、どうしたの?裕」


焦る月奈に顔を近づける


俺だけ見てればいいのに


俺が1番お前を好きなんだよ


「お前にいくなんて、男もセンスねぇよな」


そう言った瞬間ビンタがとんでくる


「裕うざい!さいてー!」



俺はなんでいっつもこーなんだろ


肝心な時に…


「うそだよ、怒んな」


「え?」


月奈がこっちを向く


俺は月奈の唇をうばった



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