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君と出会った瞬間(とき)。
日時: 2015/11/17 23:00
名前: rei (ID: PWuHX0Jf)

登場人物

星野 瑠奈(ほしの るな)
明るいが涙もろい。瞬の親友。

西園寺 司(さいおんじ つかさ)
転校生。大人っぽくてモテる。二重人格。瑠奈のことが好き。

春川 瞬
瑠奈の親友。明るくて人気者。男らしい一面も。

佐倉 未央
瑠奈の親友。内気で優しい。絵が上手い。

鈴木 穂乃香
派手なグループに属している。瞬のことが好き。


あらすじ

普通のクラスに転校してきた司。
この存在が、瑠奈たちの生活を狂わせる。
一目惚れ、告白、そして裏切り。
司目線で語る、あなたにも起こるかもしれない奇跡。


ここか、俺が今日から通う学校は。

「んー…まあまあかな」

転勤族の家庭に生まれたから、転校なんて慣れっこだ。

この学校は、結構人も多いしまあまあいい感じだ。

先生に紹介され教室に入ると、予想通り女子が黄色い悲鳴を上げる。

「やばい!超カッコいい」

そう、俺は『超カッコいい』男なのだ。

普通は自分で言わないセリフだが、この際はっきりと言おう。

俺はモテる。

整った顔立ちに抜群のスタイル。

頭はいいし運動もできる。

もう一度言うが、だからモテる。

「ん…?」

1人、変わった女子を見つけた。

男子の中にいて、なのに他の女子とは違う明るいオーラが出ている。

しかも顔立ちもかわいい。

スタイルもいいし、かなり気配りもできそうだ。

俺は、その子に一目ぼれした。

「やば・・・一目ぼれしたかも」

つい声に出てしまった。

教室が一気に騒がしくなる。

「静かに!司さんは冗談で言ったのよ、ね?」

「いや…まあ、はい」

先生がまとめてくれたおかげで、俺はなんとか席に着いた。

隣の席のやつは…佐倉未央か。

派手でもないし、地味でもない。

「早速ですが体育です!!校庭に出てくださいね〜」

俺は、ジャージに着替えて外に出た。

「瑠奈!!今日も期待してるよ〜」

さっき一目ぼれした子…

「…瑠奈っていうんだ」

「どうしました転入生さ〜ん?」

いたずらっぽく話しかけてきた。

「俺、春川瞬って言うんで。話しかけてな」

「お、おう・・・」

「ところで、瑠奈がどうしたって?」

「あ。俺、瑠奈っていうやつに一目ぼれしたみたいで」

「ふーん。まあ、瑠奈が振り向くはずないけど」

…なんだコイツ。

「ちょ、それどういうことだよ!!」

まあいいや。こんなやつは放っておけば。

「次は星野瑠奈さんの番ですよ」

今日は、3ヶ月後の体育祭に向けて、タイムを計る日だ。

ピッ!

笛の音が青空に響く。

速い。

瑠奈は足まで速かった。

「ほ、星野さん50メートル走7秒63!!」

「さっすが瑠奈!!やっぱ速いっ」

未央が瑠奈に飛びつく。

「もー、未央ったら〜」

瑠奈も、苦笑いを浮かべながら楽しんでいるようだ。

逆名前順でタイムを取っているため、次は瞬だ。

瞬も速い。

「春川さん50メートル走7秒86!!」

「ちぇっ、何回やっても瑠奈には負けるわ」

瑠奈は、いししと笑うと瞬にVサインを送った。


次の日。

「瑠奈!!今日暇?」

「めっちゃ暇。瞬、遊べる??」

「そのつもりで言った」

「おお!未央も来てよ〜」

「行く行く!!西園寺くんも来る??」

「行く。それか、俺の家来る?」

「気になる!!皆で西園寺君の家行こうよ」

「決定!!今日の放課後、学校集合ね♪」


放課後。

「皆来た〜!!じゃあ行こう」

「言っておくけど、大して大きい家じゃないよ??」

嘘。本当はかなりでかい。

引っ越してきて早々、メイドや執事を雇った(らしい)。

前の家に住んでいるときから、この家を建てた。















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