コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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Adult
日時: 2015/11/12 18:31
名前: 逢逶 (ID: lQjP23yG)


おはようございますorこんにちはorこんばんは

二作同時進行で行きます!
No.Qはだらだら更新ではありますが必ず完結させます。


題名、Adult
官能小説ではありません。
ですがちょっぴり大人な話になります。
直接的な表現が増えるかと思いますので苦手な方はUターン願います。


では、よろしくお願いします。

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Re: Adult ( No.1 )
日時: 2015/11/12 18:31
名前: 逢逶 (ID: lQjP23yG)

episode0


生まれてから、自分の存在が憎くて。

渡すが生まれたのは、母の思いがあったから。

決して私に向けられたものではなく、温もりすらない。

何のために、考えても考えても考えても考えても。

答えを探すのが辛い。

怖いんだ。

Re: 大人 ( No.2 )
日時: 2015/11/11 19:56
名前: 逢逶 (ID: /48JlrDe)

episode1
title 人殺し


それが夢ならどんなに楽だっただろう。

五歳の時、母は私を山奥に捨てた。
母は捜索願を出した。
可哀想な自分を演出するために、私を捨てた。
死なずに帰ってきた我が子を胸にだいた時、鳥肌が立っていたに違いない。

「…私の子供は死んだ。あんたは誰?あんたみたいな子、知らないんだけど?」

母はそう言って私を突き飛ばした。

八歳の時、母は私を切りつけた。
腕がぱっくり切れて痛い痛いと泣きわめく私をよそに自分の腕を切って死んだ。
私は近所の人に助けられた。



母が自分の腕を切った時、私は助けを呼ぶのを待った。
母の意識がなくなって、やっと近所の家に駆け込んだ。




私が殺したのだ。
ほんの少しの後悔も、私の心にはなかった。
むしろ嬉しく思った。





それでも私は人殺しなのだ。



生まれた時から私に価値などなかった。
それでも生きようと思うのは、この世界が私よりずっと汚れているから。

Re: Adult ( No.3 )
日時: 2015/11/13 18:35
名前: 逢逶 (ID: GlabL33E)

episode2
title


「今日も行くー?」

「えー!携帯買い換えたからさぁ、アドレス残ってないもん」


「大丈夫!私が用意してますよ?」

「おっ、さすが六花!じゃ、行こっか」



私は六花と共に汚れた世界に落とされた。
六花が用意した、五十代の男と援交する。

まだ高校生。稼げる額は相当なもの。
バイトをせずに毎日遊んで暮らせるほどの大金を貰っていた。





「アキはいくら稼いだ?」

「んー、五万かな」

「凄くね?あのジジイ金あるんだ。また使う?笑」

「えー…」

「何?嫌なの?」

「うん、だってさ?背中汗でベトベトなんだもん」

「はははは!きっしょ!じゃ、やめとこ!笑」

「うん笑」


いつも六花とはこんな感じ。
高校一年生の夏。
私と六花は有名になっていた。



翌日。




学校に行く足取りは重かった。


下駄箱で靴を履き替え、まだ生徒は誰もいない薄暗い学校を職員室に向かって歩いた。


職員室のドアをノックし、がらがら、と扉を開けた。

「来たか」


担任の倉谷が私を見るなり険しい顔をした。
呼び出したのは先生じゃん。


そう、呼び出された。
理由はきっと援交の話。
この間、ジジイから金を受け取っているところを飲みに来ていた教師連中に見られてしまったのだ。


職員室のすぐ横の生徒相談室に入る。
倉谷は私を椅子に座らせた。

面倒くさいなぁ。


「お前、援交やってるだろ」

「仮にやってたらなんだって言うんですか?」

「お前を全力で止める。勿論、警察に相談はする」


警察…?
ふざけるな。


バラされたら終わりだ。

私は思い切って倉谷にキスをした。




「なっ、」


歳もそう変わらない倉谷は真っ赤になっていた。




「先生?しましょうか?」



執筆中


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