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放課後、特別授業を開始します。
日時: 2015/11/12 22:03
名前: 蛍 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)




【作者挨拶】

初めましてorこんばんは、蛍(Hotaru)と申します。別の名前をもうひとつ持っているので、トリップで気付く人がいるかもです。
更新は亀並み……ですが、私なりに精一杯頑張らせて頂きます!宜しくお願い致します。



【目次】

Lesson.1:特別授業、開始>>1-



【記念日】

2015.11.11 Wednesday:執筆スタート>>0



【あらすじ】

恋に全く興味がなく、初恋も未だに済ませていないとある女子高生。ひょんなことから学校1の人気を誇る〝彼等〟と、放課後、空き教室で〝特別授業〟を開始することになり——?!
恋という感情を知らない少女が、恋をする(かもしれない)お話。



【登場人物】

・椛 優葉 — Momizi Yuha
・氷室 望 — Himuro Nozomu
・氷室 棗 — Himuro Nathume

・御森 七海 — Mimori Nanami
・神埼 音弥 — kanzaki Otoya
・月城 華帆 — Thukishiro Kaho
・阿室 隼人 — Azuma Hayato


  
【お客様】※掲載NGな方は言って下さい。


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Re: 放課後、特別授業を開始します。 ( No.1 )
日時: 2015/11/11 23:44
名前: 蛍 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)




Lesson.1:特別授業、開始



「おはよっ、優葉!」
「おはよう七海。相変わらずモデル並みに綺麗だね、ああ羨ましいですこと」



明るく元気の良い朝の挨拶。
それに対して毒を吐いた私は、椛 優葉。今日で高校2年生に進級することになる。
私が毒を吐いた相手というのは、御森 七海という美少女。本当に、七海は綺麗だ。

七海は整った顔を少し歪ませ、苦笑した。
毎日のようにこんな挨拶をしているのに、七海はまだ慣れないらしい。本当のことに、少し毒を交えて言っているだけなのになあと、私は思うのだけれど。

私が七海の顔をガン見していると、七海は「どうしたの」と笑いながら聞いてくる。
「何でもない」と少し頬を緩ませながら、私は七海に返答した。と、七海は私の腕を引く。



「てゆーか、早くクラス表見てこよ? 今年も仲良し3人組で同じクラスが良いなあ〜」



七海は反対側の腕を昇降口の方に向かって伸ばすと、クラス表を指差した。振り返って言葉を溢したときの七海の顔は、なんだか楽しそうだ。
私は七海に引かれ、ごった返す人混みのなかをすり抜けるようにして昇降口へ向かった。

2年A組からF組まで、名前がつらつらと書かれているクラス表と、私はにらめっこ。
人差し指を動かしながら、私は〝椛 優葉〟というたったひとつの言葉を探した。



「椛……椛……、あ。発見」
「優葉、何組?」
「えーっとね、お、B組」
「ほんと?! 私と一緒!」



いえーい! とハイタッチを流れでする。
軽く跳び跳ねたときに揺れた七海の黒髪ポニーテールが、春の光を浴びている。さらさらと風に靡きながら、黒髪を光らせている。


——椛 優葉。今日から、2年B組の生徒。

Re: 放課後、特別授業を開始します。 ( No.2 )
日時: 2015/11/12 22:01
名前: 蛍 ◆.AJPkz4dwk (ID: mvHHqCHZ)




Lesson.1:特別授業、開始


私と七海はクラス表を見た後、どうにかこの人混みから脱け出そうと下がって行く。
私は身長が平均的な158センチだが、七海は高めの163センチ。その為色んな人にぶつかっている七海は、謝りながら下がっていた。

やっとのことで人混みから脱出成功。
早くB組へ行こうと昇降口へ足の向きを変えたそのとき、後ろから誰かが飛び付いてくる。
驚いた私が振り返ると、可愛らしいお顔が。



「ゆう、なな、おはよ〜」



いかにも女の子! って感じの可愛らしい声で、私と七海を〝ゆう、なな〟呼ぶ彼女は、月城 華帆という。華帆も、大事な友達だ。
綺麗な茶色をした髪を、ふんわりとしたマッシュルームカットにしていて、可愛い。

ほんのりピンクに色付いた頬が、華帆らしい。
華帆は本当に女子力があるから、中学の頃から男子に告られっぱなしの毎日だった。



「華帆、おはよう」
「もー、登場までが可愛い! 流石華帆」



私と七海が、華帆に返事をする。
すると華帆は、にこりと花のように微笑した。

華帆はこんなに可愛らしい容姿、声、そして身長が155センチと小柄で華奢な体型と、まるでお人形のよう。……なのだが、実は内心Sっ気があり、七海け結構弄られていたり。
だが皆ギャップ萌えだと言い人気は変わらず。



「私も同じB組だよ、一緒に行こ?」
「華帆も同クラ?! 行こ行こー!」
「ちょっと七海さん。テンション怖いです」



華帆は場の和ませ役、七海はボケ、私はツッコミ担当という割り振りになっている。
私達〝仲良し3人組〟は、七海の美しさと華帆の可愛さの為、よく目立つグループ。
整ったルックスの友人を持つと、大変だ。



(——なんて。ほんとは、嬉しいんだけど)



桜の花弁がさ昇降口まで風に乗ってくる。
はらりはらりと舞い散る花弁は、私達3人組の間をすり抜けるようにして、飛んでいた。


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