コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- —未定—【参照100感謝】
- 日時: 2016/01/31 11:25
- 名前: 薔 (ID: k0SCKDMV)
力のみが力を制す。
それが、私たちのルールの無いゲーム。
〈主人公・上倉葵は、近場にある勉学面・芸術面共に高い評価を得るが変わった学園だ、と有名な蘭学園に入学する。しばらくは平穏な日々をすごす葵だったが、一ヶ月ごとに行われる『行事』のことを知る。その内容はとんでもないもので…?〉
マイペースに更新予定。
変な始まり方ですいません。
一ヶ月前くらいまでここで活動してました。
しかしいろいろあってこのスレを保留中としていましたが、再開できるようになりました!
自己紹介的な↓
文才は無いけど夢と希望は人一倍ある(はず)。
中二病気味、面白いことと楽しいことをこよなく愛する中3←
コメント・アドバイス・誤字脱字の指摘等々気軽にお願いします。
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- Re: —未定— ( No.1 )
- 日時: 2015/12/22 23:06
- 名前: 薔 (ID: gs3t.cSo)
第一話「蘭学園へようこそ」
入学式を向かえ、華々しい空気が漂う蘭学園。
ジーニアススクール(天才の学校)という別称があり、全国でも様々な方面で高い評価を得ている学校。
しかし、変わっていると囁かれてもいる学校である。
その理由は、裁量枠の多さにあった。
音楽面・美術面・運動面など、勉学以外の才能を持つ生徒も多数優遇するのである。
倍率は決して低くないのに、特待生制度を積極的に勧めたり、実際に学校に行って勧誘したりすることもあるという。
しかしこの謎は、入学してからすぐに解けるものだった。
「『実力制度』…?!」
入学式の最中。
手元の冊子をぱらぱらと捲っていた葵は、その制度の概要に思わず目を見開いた。
『実力制度』。
英語の頭文字をとってA.Sと呼ばれるシステムだ。
A.Sは、クラスごとに各方面の才を3人ずつ選出し、3人一組で他のクラスのグループとその方面で戦うという制度だった。
例えば、1-Aから美術面で特に優れた上位3人A.B.Cを選出し、AとBとCが1グループとなってクラスの代表として、他クラスの同じようにして選ばれた代表グループと戦うのである。
ここからが問題だ。
A.Sは月に一度するもので、勉学面、美術面、音楽面…などの総合得点を出す。
その総合得点で、それから一ヶ月のそのクラスの扱いが変わるという物だった。
まさに、実力社会なのである。
- Re: —未定—(更新再開) ( No.2 )
- 日時: 2016/01/28 17:03
- 名前: 薔 (ID: k0SCKDMV)
しかし、A.Sの仕組みとは信じがたいものだった。
毎月一番最後の週の金曜日。
A.Sの大会を行うために、朝から生徒たちは学園の敷地内、東のほうに位置するコロシアムに足を運ぶ。
A.Sのために作られたらしいその場所は、とんでもなく大きかった。
そしてとても豪華だった。
会場は四箇所に分かれていて、それぞれに上から観戦できるように席が沢山設けられている。
そして中央。
コロシアムのすべてを管理する大きな柱のような機械、grofelic intervist selmen8。略して『G8』。
これがA.Sの仕組みを可能にしている、不可解な装置だった。
G8に、ある特定の分野を入力する。
会場のコードを設定し、あとは出力するだけ。
その瞬間設定された会場内では、入力された分野に優れた者が強い力を手にするのだ。
この状態を、グルードと呼ぶ。
事前に自分で決めた武器を持って転送装置に移動する。その装置から会場に入ると、力に目覚めたり、身体能力が高くなったりするのだ。
例えば美術が得意なAと不得手なBがいたとして、二人が転送装置で美術と入力されたグルード内に入ると、Aの身体能力が上がり、Bの身体能力が下がる。
たとえ現実でどれだけAの身体能力が低く、Bの身体能力が高かったとしても、だ。
グロードとなったフィールド内では、現実の能力は意味を成さない。
頼れるのは、入力された分野の自分が持つ能力と、仲間だけなのだ。
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