コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 生贄花嫁花婿−もう一つの物語−
- 日時: 2015/11/27 19:07
- 名前: 古時計 (ID: UJz1k79g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3a/index.cgi?mode=view&no=1358
なりきりスレでやっています。生贄花嫁花婿の過去編などです!たまに時間あったら琥珀や火之矢以外のキャラたちもやってみようかなと思っています。参加していない人も気軽に読めるようにしますので温かい目で見てくれると有難いです
キャラクター >>1
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- Re: 生贄花嫁花婿−もう一つの物語− ( No.1 )
- 日時: 2015/11/27 19:23
- 名前: 古時計 (ID: UJz1k79g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3a/index.cgi?mode
キャラクター
若菜(わかな)
琥珀の姉。しっかり者で何に対しても親切。弟のことが好きで面倒を見ている。
【容姿】若菜色の瞳に白い髪を短く切っている。いつも薄緑な着物を着ていて身長156と弟に抜かされたことにショックを受ける。狐耳と狐の尻尾を持っている。また、狐になると白い毛並みで知られている。いつもにこにこしている。
琥珀(こはく)
若菜の弟。生贄なりスレいます← 昔はやんちゃで手に負えないぐらいの狐だった。
【容姿】短い白い髪が少しはねている。きりっとした狐目な琥珀色の瞳。身長175で狐耳と狐のしっぽを持っている。いつも怒ってるような顔をする。
火之矢(ひのや)
火之屋神社の神として有名。また、妖怪退治をすることもある。いかつく見えるが人柄がよく良く神社には人間が来る。
【容姿】身長は178ぐらいで、青い高級そうな赤い着物
黒強めの赤髪で肩まであるので結んでいる。
- Re: 生贄花嫁花婿−もう一つの物語− ( No.2 )
- 日時: 2015/11/27 19:53
- 名前: 古時計 (ID: UJz1k79g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs3a/index.cgi?mode
壱話 出会い
太陽の光が赤く染められた、葉を透き通らせる。
肌寒い風が頬を突いてくるように、吹く。
「あの、お守りを買っても…いいですか?」
か細い声を上げて布を頭に被った、肌白い輝く薄緑色の瞳をした若菜が柱に寄りかかる男に注文する。
大丈夫かな、なんだか怖そうな人…けど、この神社の人なんだよね。
そう自分に言い聞かせ、手元に健康祈願のお守りを握っていた。
弟は今日も見知らぬ土地で、喧嘩やらして怪我を負って帰ってくることを知って、買おうとここにいた。
当然、妖怪のような自分がここにいては不味いと思って布を一枚被って耳と尻尾を仕舞いやって来たはいいものの、慣れないのかまどろく。
「ん、嗚呼…どうして聞くんだ?」
男は私の言ったことが面白かったのか、口元を緩ませる。
その瞬間、自分の中で生まれた誤解が少しだけ薄れたことがわかった。
なんだ、怖くないんだ…この人。
「慣れないんです…こういう、ところ」
汚れた妖怪にはここに来るのは勇気がいる。どうしてって、自分から殺してくださいと言っているようなものだから。
「初めてなのか?…」
まどろいている、いつばれるか不安で怯えている私を見て彼は優しい言葉を並べるように彼は続けて
「そうか…。慣れないなら、また来てくれ。一日中ここにいるから、話し相手に来てほしい」
きっと、客寄せだと疑ったが彼の顔からし怪しんでは罪悪感が生まれるような、そんな優しい顔をしていたので信じたくなる
——紅葉の葉が落ちる午後の神社。
自然と笑顔がこぼれて、風に髪がなびくも温かな心でいられた。
「いいんですか?なら、きさせてもらいます」
駄賃を彼の手を掴み、掌に置いてあげると機嫌よく手を振り
笑顔を見せると神社の階段をステップするように駆け下りた。
ーーそんな、出会い。
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