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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 嘘つきと笑わない太陽
- 日時: 2015/11/30 20:45
- 名前: ? (ID: 74mf9YND)
『っーー……お前なんか、だいっきらいだ!!』
生まれてはじめて声を声を荒げたのが好きな人なんて、あんまりだ。
ボロボロ涙がこぼれてくる。
ガラガラッ
ドアを開け、急いで教室に戻って家に帰ろうと廊下を走る。
教室のドアが開いていて、中から嫌な声が聞こえる。
ドアの影からそっと覗いてみると、金髪の男と赤いメッシュの男が僕の机と椅子に座っていた。床には僕の筆記用具や道具が転がっていてーーー……
今、手にしていたのは大好きな君から貰ったお守り変わりの小さな絵。
まさに今、破こうとしているところだった。
急いで止めに入る。
「待って!それは…!!」
僕が声を荒げると二人は面白そうに、
「おっ、水神じゃん」
「これなに〜?愛しの瀬野山ちゃんの絵?」
と言ってひらひらと僕に見せてくる。
「返して下さっ…わっ!」
ズシャッ…
何もないところで派手に転ぶ。
「うっひゃひゃひゃひゃwwww水神サイコーwwww…でも、ざーんねーん」
下品な笑いを浮かべた後、彼らはーー…
え を や ぶ い た
ブツッ
僕の中で何かが切れる。
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「水神!俺らが悪かった、悪かった!悪かった!!だからもっ…やめてくれ!」
気がついた時には二人をボコボコにしていた。
今まで習っていた空手と柔道が役に立ったらしい。
僕、はーー僕はーー
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