コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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colorful city 《白と黒、それと灰色》
日時: 2015/12/01 23:52
名前: melody. (ID: dDPEYPay)

こんちくわ!駄作No.3となりましたです!

他作はオリキャラが応募されたら更新しようかなあ…


♯attention♯
・見切り発車なので、更新は亀ちゃんです。
・作者のメンタルは豆腐です。中傷や嵐はお止めください。
・駄作です。大事なことなのでもう一度言います。駄作です。

*STORY*


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Re: colorful city 《白と黒、それと灰色》 ( No.1 )
日時: 2015/12/01 23:59
名前: melody. (ID: dDPEYPay)

colorful city_____________________



それは、『色』達が暮らす世界。


けれどもその夢溢れる名前とは裏腹に世知辛い場所でもある。



赤、青、黄…そんなカラフルで明るい色達が横幅をとる。そして、黄緑や水色などの薄い色などは『劣化版』と言われ陰に追いやられる。



そんな不条理だらけの世界で、そんなモン糞食らえだ!と言った、史上最低色と呼ばれた灰色の少女、と彼女の相棒でもある黒と白のお噺。

Re: colorful city 《白と黒、それと灰色》 ( No.2 )
日時: 2015/12/02 00:24
名前: melody. (ID: dDPEYPay)

色たち__まあそれは擬人化に限らず猫や犬もいるが__がざわざわとざわめきながら、とある少女を囲んでいた。


「おい!なんとか言えよ!この!」

一人が倒れ込んでいた少女の手を捻りながら踏む。どうやら彼女は青色。つまり横幅をとっている側の色だろう。

ちなみに色を示すのはその髪と瞳の色。但し、青、といっても緑寄り等様々だ。


倒れ込んでいた少女の髪は灰色。どちらかと言うと白に近い方だ。しかしそれより注目すべきは灰色。灰色とは、色の中での最底辺を差す。う、と少女は小さく呻き声を漏らす。


「…いってーよ、放せ。」

陰でこそこそする日陰者ならない、横幅をとっている者達へのしゃべり方に青を囲んでいた黄の女も青筋を立てる。

と、そこで人垣、いや、色垣?が、二つに分かれて、間から二人、人が飛び出してくる。

「仄火!大丈夫なの?」

人垣が二つに分かれたのはその色故だった。


雪のような真っ白な白髪。それは最上位を示す白。白の少女は灰色の、仄火と呼ばれた少女に駆け寄る。

対してもう一人は真っ黒な髪の少年。黒だ。但し、黒は最上位でもなく、最下位でもない。曖昧な立ち位置だ。それは初代黒に理由があるのだが________割愛する。


「怕…!」
「仂!仄火を連れて逃げるわよ!さ、背負って!」

うい、と仂と呼ばれた黒色は軽々と仄火を持ち上げ、走り抜けた。

そう、なんの前触れもなく。

色たちは慌てて飛び退く。

仂に続き怕も走り抜け、逃亡は成功した。

Re: colorful city 《白と黒、それと灰色》 ( No.3 )
日時: 2015/12/02 15:52
名前: melody. (ID: kS1s3PtF)

「もう!一人で出たらダメって言ったでしょう!」

怕がぷりぷりと怒りながら手当てをする。

仄火は服に隠れて見えないが、それこそ救急車に搬送されかねないくらい傷だらけだった。

「ごめんよ〜反省してる〜」

てへぺろ、と舌を出す様子からは全くもって反省しているようには見えず、仂が拳骨を落とす。

「いった!力何割でやったこの怪力野郎!」
「は?まあ六、七割かな。」
「クソが!」

少女らしからぬ物言いで仂を睨み付ける仄火に、怕がまあまあ、と宥める。

三人が逃げ込んだのはいつもいる名もない廃墟。その廃墟で亡霊を見た、というのは廃墟でぼんやりと佇む真っ白な怕を見た故だろう。

保留


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