コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 初恋にばいばい。
- 日時: 2015/12/06 23:09
- 名前: 春風。 ◆g7QHS.3K0k (ID: OrCsXVwf)
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——初恋が上手くいくなんて、所詮ドラマや小説の話でしょう?
初恋にばいばい。
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- Re: 初恋にばいばい。 ( No.2 )
- 日時: 2015/12/06 23:40
- 名前: 春風。 ◆g7QHS.3K0k (ID: OrCsXVwf)
(*).人物紹介
長谷川 優葉 − Hasegawa Yuha
名前の通り優しい心を持つが、あまり感情を表に出さない為、そのことに皆あまり気付いていない。黒髪のショートボブと、猫目と言われるぱっちりとした瞳が印象的な、美少女。
槊夜 璃久 − Sakuya Riku
一見クールそうだが、実は明るくクラスのムードメーカー的存在である為、男女問わず人気がある。甘栗色の癖の無い髪と、長い前髪から見え隠れする切れ長の瞳を持つ、美青年。
蓮迎 あかり − Hasumukai Akari
常にハイテンションで、時々ドシをすることもあるが、そこも踏まえてかなりの人気を誇っている。腰辺りまで伸びた茶髪のポニテと、少し垂れ気味の大きな瞳が特徴な、美少女。
蒼柳 颯真 − Aoyanagi soma
この4人の中で唯一(?)真面目でクール、成績は何時も学年トップで何もかも完璧と言える存在。サラサラとした黒髪と、細フレームの眼鏡の向こうにある、澄んだ瞳が魅力的。
※追加あり
- Re: 初恋にばいばい。 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/07 17:54
- 名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: CCQdUj5A)
こんばんは。題名を見掛けたので、気になって見てみました。
恋愛が上手くいくのは、ドラマや話だけ・・・なのかが気になってます。(つまり、本当に両想いのカップルが居るのかが気になっている・・・と言う事です。)
登場人物の方も、優菜ちゃんや、璃久君等が美女や美青年と書いて有ったので、クラスでも人気なのかなと感じました。
更新頑張ってくださいね。
- Re: 初恋にばいばい。 ( No.4 )
- 日時: 2015/12/07 21:49
- 名前: 春風。 ◆g7QHS.3K0k (ID: OrCsXVwf)
(*).胡桃様
こんばんは、そして初めまして。
題名に目を止めて頂き有難うございます! かなり考えた題名なので、そう言って貰えるとてもう嬉しいです。
んん、私の経験や私の周りの方々の経験上、初恋が上手くいったという事はあまり聞かないので……伝わりにくかったら申し訳ないです:
基本、メインの4人は美男美女ですねえ。可愛い子書きたい、美人書きたい、イケメン書きたい、眼鏡男子! なんて色々考えている内に、全員がこうなってしまうという結末に←
有難うございます、頑張りますね!
>胡桃様、コメント Thank you.
- Re: 初恋にばいばい。 ( No.5 )
- 日時: 2015/12/07 22:02
- 名前: 春風。 ◆g7QHS.3K0k (ID: OrCsXVwf)
(*).Prologue
私には、どうしても〝好きな人〟という存在を作ることが出来なかった。
それは、私がただ単に、恋をすることに怯えていたからかもしれないけれど。
春は桜の花弁が。
夏は夜空に星が。
秋は色鮮やかに。
冬はちらつく雪。
それぞれの季節に訪れるこんなことと、初恋を、私の周りにいる人は似ていると言った。
何処が同じなのだろう? そんな当たり前のことなら、どうして私には出来ないのだろう?
何時しかそんなことを考えるようになっていた。そんなとき……に。
初恋に、私は呑み込まれた。
- Re: 初恋にばいばい。 ( No.6 )
- 日時: 2015/12/08 22:39
- 名前: 春風。 ◆g7QHS.3K0k (ID: OrCsXVwf)
(*).Chapter 1 —恋というもの—
桜の花弁が、真新しい制服に1枚また1枚と、ひらひら舞い散る。肩に落ちてきた花弁を優しく人差し指と親指で掴むと、指先から風によりふわりと飛んでいった。
今日から「星ヶ丘(Hoshigaoka)高校」に通う1年生となる私の名は、長谷川 優葉という。
名前に〝優〟なんて文字が入っているけれど、皆さん騙されないで。実の私はかなりの毒舌少女です。
星ヶ丘高校の門を潜ると、同じ制服に身を包んだ人達でごった返していた。気分が悪くなりそうな程に人がいた為、私は仕方なくクラス表を見るのを諦め後ろへと下がっていった。
人の波が引くまで知り合いを探そうと、私は昇降口の辺りをぐるぐる見渡す。と、見覚えのある茶髪のポニーテールが目に入った。
私はそのポニーテールの彼女の顔が見える位置に、移動する。丁度横顔が見えたとき、彼女が誰なのか漸く分かった。
「あ・か・り!」
手を口に添えて、名を呼んだ。
彼女は、蓮迎 あかりという。
あかりは私の声に気付き、此方を向くと整った顔をくしゃっと可愛らしい笑顔に変えて、私に手を振ってきた。行動ひとつひとつが、可愛い。
「おはよ、ゆう! クラス表見た?」
「おはよ。まだ見てないよ、あの人混みの中行ったら死ぬこと確定」
「あはは、だよねえ」
中学の頃と変わらない、本当に何時も通りの会話を交わした。
それから私とあかりは、人の波が引くのを、今年も同じクラスでありますようにと願いながらふたりで待っていた。
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