コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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君に恋する5秒前
日時: 2015/12/14 20:28
名前: めばえ (ID: DdpclYlw)

こんにちは。初めまして(・o・)

めばえと申します<(_ _)>

タイトル通り、恋愛のおはなしです。

結構切なめに作りたいと思います。

お願いします。




゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・

Contents −もくじー


オープニング      >>2

第1話 >>4

第2話 >>7

Page:1 2



Re: 君に恋する5秒前 ( No.3 )
日時: 2015/12/12 12:35
名前: めばえ (ID: DdpclYlw)


りお様。
コメントありがとうございますm(__)m
まさかオープニング始まる前から
コメント来るとは思ってませんでした(笑)

りおさんの文章、とっても好きだから
また見に行かせてもらいます!

ありがとうございました。

Re: 君に恋する5秒前 ( No.4 )
日時: 2015/12/13 17:27
名前: めばえ (ID: DdpclYlw)

*★*☆*★第一話☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*


「りょうすけー!ナイスシュートっ!!」

放課後のグラウンドで山口監督の図太い声が響き渡る。
春の生暖かい風が気持ち悪い。

でも、なぜだかほっとするような、期待だとか、ワクワクだとか
そんな雰囲気を帯びている春風は別に嫌いじゃない。

「りょうすけー、ハイ、お茶。」

「ああ、サンキュ。」

部活専用のボトルを受け取る。
冷たい麦茶を飲むと、火照ったからだが潤うような感じがした。
マネージャーの石橋かおるは、僕のご近所さんであり、幼馴染である。
『お前、石橋とデキてるんじゃないの?』
こんなことをサッカー部の奴らから言われるのはしょっちゅうで
その度に『ははは、なわけねー』と言ってかわしてきた。
かおるは、『デキてる』と言われると顔を赤く染め、『なわけない』と否定すると困ったように笑う。

そんなわかりやすい態度取られたら、気づいてしまう。

ちょっと素直すぎじゃないか?

僕はそこまで鈍感じゃないぞ。バカ。

でも、気づいたからといっても特に進展するわけでもなかった。
僕はかおるのことを女の子だとはわかっていたけれど、だからと言って
『好き』という感情があるわけではなかった。

かおる自身も思いを伝えようとは思っていないだろうし。

他にも告白されたことはある。

でも僕は、『好き』という感情が分からない。

女の子をかわいいとは思ったことはあっても、

恋にあこがれて誰かを好きになろうとしても、恋だと感じたことはなかった。


だから四月は変に期待して、春はなんとなくそういう出会いを探してる。

僕の四月に春が来たことはないけれど。

Re: 君に恋する5秒前 ( No.5 )
日時: 2015/12/12 13:44
名前: K (*^▽^*) (ID: XQp3U0Mo)

めばえさん
こんにちは
私も始めて書いてます。
K (*^▽^*)です。
上手ですね!
私の方も目をとうすだけでも見てほしいです!
楽しみにしてます!

Re: 君に恋する5秒前 ( No.6 )
日時: 2015/12/12 15:02
名前: めばえ (ID: DdpclYlw)


K(*^▽^*)様。

コメントありがとうございます!
結構興奮しました(笑)
またK(*^▽^*)様の作品も見に行かせてもらいますね♪
楽しみだなんて・・・えへへ(〃´∪`〃)ゞ
御世辞をまともに受け取ってしまう・・・(笑)
はい、すみません!

コメントありがとうございました。

Re: 君に恋する5秒前 ( No.7 )
日時: 2015/12/14 17:48
名前: めばえ (ID: DdpclYlw)

*★*☆*★第二話☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*


「涼介、一緒に帰ろう。」

「うん。」

サッカー部のキャプテン、湊と帰るのは毎日の日課。
冬場は女子を一人で帰らせるわけにはいかないから、かおりも一緒なのだけど・・・
今は四月だし。女一人に対して男二人というのは、かおりも変に緊張するだろう。





「明日の給食なんだっけ?」

「明日は弁当だよ。お前ほんとにそればっかだなぁ・・・。」

「いいじゃん!給食のおばちゃんに、イケメンの湊くんが食べてくれるから
 おばちゃんたちも作り甲斐があるわってウインクされちゃったしー。美味しいし!!」

湊はよく喋る。明るい。優しい。よく笑う。
そんな湊は女子にもすごく人気だ。
ただし、女たらしなのがすごく残念なところ・・・。
でも、そんな湊を「まぁ、しょうがないか」と許せてしまうのは、
湊の人の良さや、雰囲気からくるものだろう。

「はぁぁ〜!っていうか早く冬こねぇかな!!」

「は?今、四月だぞ。終わったばっかじゃん。しかも今年は冬は受験勉強だろ。」

「俺は推薦で余裕だし。湊もそうっしょ?うちのエースなんだから。」

「うーん・・・わかんねぇよ?っていうかなんで?冬好きだっけ?」

「そりゃあ、可愛いかおりちゃんと一緒に帰ることができるからだよ!」

ええ・・・・・・。
あきれてため息が出てしまう。
ほんとにこいつは・・・・・・たらしなんだから。

「はぁ・・・なに?今度はかおりなの?」

「え?別に、可愛い女の子と帰れるのはうれしいし!!普通に!!」

「え・・・?・・・はぁ・・・お前ってやつは。ため息しかでない・・・。」

「あはっ!俺からたらしを取ったら何が残るんだよー!!わははー
 っていうかさ、・・・お前はかおりちゃんじゃないのな。もういやってほど聞いてるけどなんで??」

なんでって言われてもな・・・・・・。
なんだろう、グッとくるものがないっていうか、幼馴染っていうのがフィットしてるっていうか・・・。
うーん・・・・・・。

「なんか・・・・・・甘酸っぱい感情が芽生えない。」

湊が黙り、立ち止まる。そして、「ぷっ」と噴き出した。

「うわあっはっははぁぁぁ!!やべぇー、ひぃ、つ、ツボった!うふっ。」

いや、こっちは真面目なんですけど。
ちょっと膨れると、湊が涙目になりながらいった。

「いや・・・ね、別に馬鹿にしてるわけじゃな・・・いや馬鹿にしてるけど!
 甘酸っぱいとか・・・うふっ、やべぇ、お前は恋する乙女かよ。」

「だってほんとだし。」

「うーん・・・自分で気づいてないだけかもよ?」

「・・・そうかな?」

「かおりちゃんのこと嫌いじゃないしょ?女の子だなって思うしょ?」

「うん。」

「それって好きってことだから!!よかったな、おめでとう。」

「・・・!!」

そうか、そうだったのか。

俺はかおりが好きだったのか・・・・。

でも本当に??

いまいちそれがぴんと来ないのはなぜ?


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