コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 『約束』
- 日時: 2016/01/04 13:40
- 名前: 僞露狗 ◆IyL.roxGAw (ID: ZVrdWBTO)
おはようございます。こんにちは。こんばんは。カロクです。
今回はちょっと感動?を入れてみようかな…と思います
※虐め…とか少し辛い文章が含まれますので承知の上、お読みくださいm(_ _)m
コメントやアドバイスやネタなど、どんどんください!
本当に嬉しくて号泣します!(´。-ω-。`)
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冬川 雪(フユカワ ユキ)
高校1年生 男子
頭はいい方だが運動は苦手 シェアハウスに住んでいる
家族や友達、仲間が欲しい スケッチが得意
称号[無口で冷静]
柴原 頼(シバハラ ヨリ)
高校1年生 女子
運動も勉強も今は得意 三つ子の頼りやすい姉
昔はダメダメだった 父親が校長
称号[優しいお姉さん]
柴原 鈴(シバハラ レイ)
中学3年生 男子
勉強苦手 運動まあまあ得意 三つ子の中で一番下
料理苦手 悪戯大好き
称号[見た目は明るい腹黒さん]
柴原 未來(シバハラ ミライ)
高校1年生 女子
運動苦手 勉強得意 三つ子の真ん中
樂が好き ムードメーカー
称号[まだまだ伸びる成長期]
鈴実 樂(スズミ ラク)
高校2年生 男子
勉強得意 運動も得意 甘いものと未來の事が好き
数学が1番得意 身長171cm
称号[数学好きな甘党]
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1月4日小説カキコ退職( ๑•́ㅅ•̀๑)
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- Re: 『約束』 ( No.1 )
- 日時: 2015/12/12 16:12
- 名前: 僞露狗 ◆IyL.roxGAw (ID: Xz23HG.d)
#00.プロローグ
空が綺麗だ
そんな事を思ったのは何ヵ月ぶりだろうか
僕が知っている空は何時も濁っててぼんやりしている空だ
でも今はパステルカラーの水色の空
透き通るように蒼くて…薄い
だけど…もうこの空は見れない
理由?それは…
もうここには僕の居場所がないから…かな
- Re: 『約束』 ( No.2 )
- 日時: 2015/12/12 16:15
- 名前: 僞露狗 ◆IyL.roxGAw (ID: Xz23HG.d)
#01.恋を…しました
雪side
小さい頃からずっと憧れていた"家族"
僕には家族がいない
親はいるけど僕の事が大嫌いな奴等ばかりだ
友達?そんなのいるに決まってるじゃん
まあ、5人くらいだけどね
メールを送れば数分後にはくる
だけれど学校や電話で話してはくれない
だって僕は嫌われているのだから
「…おはよ…」
今日も試しに言ってみる
だけど誰も声を掛けてくれない
もう慣れたことだ
もう…当たり前のことだ
学校にくる度に
悪口の書かれた机
押しピンだらけの椅子
紙屑が入った机の中
落書きだらけのロッカー
生ゴミの入った下駄箱
焼却所に捨てられた上靴
切り刻まれたジャージ
毎日これを見なくてはならない
でも僕は平気だ
慣れているから平気なのではない
僕に関わってくれる人がいるからだ
だけれど僕には
仲間が 家族が 友達が
いない
そんなの何時もだ
もう…こんな場所に信じられる人なんていない
そう思ってた
「ねぇ!冬川いる?」
彼女との出逢いが僕を、僕の人生を狂わせた
- Re: 『約束』 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/12 16:16
- 名前: 僞露狗 ◆IyL.roxGAw (ID: U.Z/uEo.)
「ん?冬川って君だよね?」
「……」
小さく頷き彼女の顔を見る
彼女はとても綺麗な顔立ちで笑顔がとても似合った
こんな僕といたら…彼女も同じ目に合うんじゃないか
こんな僕だから君が優しく見えるんだろうか
だけど彼女は気にせず言った
「おっ!それは良かった!じゃあこっち〜♪」
腕をぎゅっと掴んで力強く引っ張られる
そして彼女に引っ張られて着いたのは空教室
「君さ、大丈夫なの?あんな事されて」
「…平気…」
彼女は強かった
誰にも怯えず、殺気にも動じない。
それに比べて僕なんて…
「ねぇ…本当に大丈夫?」
「…平気って言ってるだろ…」
「だけれど本当は怖いんでしょ?」
「別に…」
…本当は怖い
凄く辛い 死にたい でもまだ生きたい
「私が友達になってあげる!」
彼女はニッコリ笑っていた
騙されているんじゃないかと
嘘なんじゃないかと疑うくらい
"笑顔"だった
- Re: 『約束』 ( No.4 )
- 日時: 2015/12/12 16:19
- 名前: 僞露狗 ◆IyL.roxGAw (ID: U.Z/uEo.)
「友達…」
「うん!友達!」
「…友達なんていらない…」
友達なんて…
…だけど本当は欲しい
今まで誰もいなかった
信じられる人 両親 友達
いや…両親なんて元からいないんだ
両親なんて…僕にはいない
「冬川くんが要らなくても私が必要とするの!って…我が儘かな…これ」
「……ない…」
「?」
「我が儘なんかじゃない…」
「え…」
「嬉しい。嬉しかった!」
我慢できずに言ってしまった
僕の方が我が儘だ。最悪だ。
「僕は家族がいない」
「えっ…?それって死別…ってこと?」
「違う。見捨てられたんだ」
「そ、そんな事する人いるわけ…」
「いるんだよ!!!!!!!!
両親…家族が欲しい…
親友が欲しいッ…
兄弟が、仲間が欲しい!
誰にも信じてもら得ない僕の気持ちが!
あんたに分かる訳ないだろ!
こんな世界に…こんな世界だから僕みたいな奴が生まれるんだ!!!!!!!!」
「冬川くん…」
「ずっと前から…悪口言われても…
殺されかけても…我慢してきた」
「…」
「だから僕はっ!!!
っ…ご、ごめん…言い過ぎた…」
でも…そうだ。こんな僕がいるから
こんな世界があるから駄目になるんだ
ずっと…ずっと我慢してきた思い…
あんたに何が分かるんだよ…
僕なんか邪魔な存在の…この気持ちが…
お前にわかるはずがないよ!
「分かるよ」
「へ…?」
「その気持ち…すっごくわかるよ
私も最初はそうだった…親から見捨てられて
友達もいなかったし勉強もできなくて…
回りのみんなには迷惑ばかりで…
でも私は頑張った
諦めずに 努力して 何を言われても
認めてもらうために何でもやった!」
彼女は言った
諦めずに頑張れ と。
わかってる
そのくらい…わかってるよ
「ふー…大声だしたらスッキリした!」
「…ありがと」
「ん?なにが?」
「秘密!」
「ほんっと私等なにしてんだろww」
「だねっwww」
ねぇ、神サマ…
僕…もしかしたら恋をしたのかもしれません
恋じゃなければこの気持ちはなんなのでしょうか…
やっぱり、恋をしたのでしょうか…
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