コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

pansyとCupflower
日時: 2015/12/21 10:02
名前: 三田 新凪 (ID: dDPEYPay)

こんにちは。三田新凪です。

えっとですね、占いツクールの方で書いてた小説がですね、その、ID忘れてしまいまして…こちらで書こうという魂胆デス、ハイ。



本作品は切ない恋、一応ハッピーなエンド、の予定です。


題名のpansyとCupflowerの花言葉は「私を想って」と「許されざる恋」です。


うん、見つけた時一発で決めました。


駄作ですが、よろしくお願いします。

Page:1



Re: pansyとCupflower ( No.1 )
日時: 2015/12/21 12:01
名前: 三田 新凪 (ID: dDPEYPay)

【主な登場人物】



笠原 那奈
美海の双子の姉。天真爛漫で悪戯好き。
最近は自己嫌悪が激しい。
艶やかな黒髪のショートカットに薄紅色の若干吊り目で切れ長の瞳、私服は黒の猫耳パーカー。美海にそっくり。

飯山 理央
美海を今でも愛してる一途な少年。
基本的にあまり感情を表に出さない。
癖っ毛の黒髪短髪に澄んだ空色の瞳。

笠原 美海
コミュ症ではないが非常に億劫、大人しい。
那奈の双子の妹であり、他界している。
黒髪ロングのストレート、透明感のある水色で垂れ目の瞳。那奈にそっくり。

Re: pansyとCupflower ( No.2 )
日時: 2015/12/21 20:00
名前: 三田 新凪 (ID: dDPEYPay)

【prologue】

遠い、遠い記憶。

深く深く沈んでいって、そして沈んでいた記憶。







「ねえ那奈、美海?那奈?この世界の呪い、知ってる___?」


窓についた水滴で絵を描いていた美海と私を、無表情で見ていたお母さんは、そう言った。
キョトンとした顔で、お母さんを見る私と美海。呪いと聞いて、怖い話が苦手な美海は身構える。

そんな美海の様子を見て、久しぶりにお母さんは笑った。

「怖い話じゃないわ。呪いというより、定理、かしら。」

まだ幼い私と美海は、聞きなれな単語に首を傾げた。

「あのね?『誰かが不幸になれば他の誰かが幸せになる』のよ。」

「…なんで?そんなのヒドイよ!みんなみんな、幸せになれるもん!」

その言葉を聞いて、優しい美海は少し怒ったように頬を膨らませて言った。
むすりとする美海に、お母さんは宥めるように頭を撫でた。



たった、それだけの話、だけど。

お母さんはどういう意図で言ったのかもわからないし。


ただ一つ言えば、その言葉は本当だった。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。