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星の戦記
日時: 2015/12/22 19:07
名前: 蒼覇 (ID: soVn9TCU)

第一章[星王たちの闘い]

プロローグ[三人の騎士]

[この肉は私のものだ。]

[一つとして、くれぬのは卑怯だぞ。]

[やめぬか!けしからん!わしもそう長くは生きておけぬのだぞ!我ら、聖なる騎士[リーフ]の掟を守り、しっかりとした志を持たぬか!]

弟子のザーガーとメーナスの喧嘩を止めたのは、師匠のリクト・エースカッドだった。

[師匠、私もリーフなのです。もう半人前の見習いではないのです。ですから、説教など受ける必要は有りません]

ザーガーは言い放った!

[ザーガー、思い上がるな。リーフの掟だ!すべては、お前がマスデスト・リーフにならぬためなのだぞ]

マスデスト・リーフ。闇の世界を支配するリーフに相反する騎士たち。
現在、彼らの働きによって、何人かの星の王、星王が闇に落ち、宇宙の支配者を争っていた。
そして、リクト・エースカッド 、ザーガー・ラウード、メーナス・ランス、彼ら三人の騎士は、王が闇に落ちても、星民が善を守るため闘い、内乱状態にあるハッタージ星を救うために来ているのである。

[明日の準備はよいか?そのような状態では如何ぞ!]

[師匠。私も戦果をあげるため、プラネットサーベルを奮いますよ!]

メーナスは、士気を高めていた。

[そろそろ、行きましょう。城までは遠いですからね。]

ハッタージ星民の長である、マーガレスという若者が、言った。

[ではいくぞ、お前たち。]

リクトに続いて、ザーガー達はテントを出ていった。

彼ら三人の騎士を先頭に、軍隊が城へと向かっていった。
彼らは堂々と進んで行く。
ザーガー・ラウード、メーナス・ランス、この二人がこの先の[星の戦い]の鍵を握ることになる。






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Re: 星の戦記 ( No.1 )
日時: 2015/12/23 09:39
名前: 蒼覇 (ID: soVn9TCU)

第一話[マスデスト・リーフの騎士]

[砲撃準備はよいか?]

リクトがマーガレスにたずねた。

[はい!]

マーガレスは心を構えた。
するとリクトが兵士たちに呼び掛けた。

[ピストル隊城へ入るぞ!]

[オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!]

ー城内ー

兵士の雄叫びに王は目を覚ました。

[何事だ。あの兵士達は......。]

王は城中の兵士や軍師、マスデスト・リーフより送られた、騎士のモルデヴという男を広間に集めた。

[今、星の民達の兵士が押し寄せてきている。数は思っていた以上に多い。なんとしてでも食い止めよ!]

王の言葉に兵士は答えた。

[オォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]

王はひそかにモルデヴにささやいた。

[わしを頼んだぞ。]

モルデヴはコクりとうなずいた。

ー城下ー

ドサリ。

リクト達がブラネットサーベルを使い、門番を倒した。リクトが兵士たちに合図をして、ドアを開けた。

[熱烈な歓迎だな。]

ザーガーが言った。

[油断するな。いくぞ!]

リクトが言うと三人は走り出した。

次々に敵をなぎ倒す三人を見て、兵士が加勢した。

[マスデスト・リーフが派遣した兵士にしては、随分と弱くないか?]

ザーガーがリクトに聞いた。

[ああ。どうやらマスデスト・リーフの騎士が隠れているようだな。]

[今度は、私も負けません!]

メーナスが強く言った。

[お前たちにマスデストの者共と戦わせはせんよ。]

リクトは優しく言った。

[ヤッ!!]

ドサリ。

すべての敵が倒れた。

リクトたち三人は王の部屋へ向かい、他の兵は、城の敵を倒しに向かった。

[覚悟せい。]

リクトが言った。

[おう!!]

[はいっ!!]

ドアをリクトが蹴り飛ばした。

するとそこには、玉座に座った王と、フードを深くかぶった、黒いコートの男がたっていた。

Re: 星の戦記 ( No.2 )
日時: 2015/12/25 18:58
名前: 蒼覇 (ID: soVn9TCU)

第二話[師の死]

キンキンキンキン!!!!!!

火花が飛び散り、素早い剣の振り合いが始まっていた。

[師匠、今行きます。]

メーナスが入ろうとすると、リクトが叫んだ。

[来るな!]

リーフたちの闘いは2つの点で勝敗が決まる。
まず、リーフたちは、ブラネットサーベルにリーフの大いなる力、リーフオーラをまとい、硬化させて戦う。もしこれが切れるとプラネットサーベルが切られ、やられてしまう。
そしてもうひとつは、反射神経で間に合わず切られる。
この二つだ。
二人はまだ覚えたてで、実戦は厳しい。

ザーガーとメーナスはただ圧巻だった。

モルデヴが強く振り込んできた。
それに対し、リクトが合わせにいった。そして剣の押し合いになった。
リクトたち二人は必死で押し合っていた。しかし、ザーガーたち二人が助けに入ったところで切られてしまうだけだ。

[リクトさん!]

メーナスが叫んだとき、リクトは押し負け、よろめいた。
そこをすかさずモルデヴがリクトのプラネットサーベルを真っ二つに切り裂き、続いて素早くリクト自身を切り裂いた!

[リクトさァァァァァァァァァん!!!!!!]

[師匠ォォォォォォォォ!!!!!!]

メーナスが怒りに狂い剣を構えた。そしてリーフオーラをまとい、青白く光らせた。
怒り狂ったメーナスは目にも止まらぬ早さで、モルデヴを追い詰めた。
ザーガーはただ放心状態だった。

[ウオオオオオオオオオ!!!!!!]

メーナスの強さにモルデヴは負けていた。
死の恐怖を感じたモルデヴにすきができたのを、メーナスが追い討ちをかけて、モルデヴは倒れた。

メーナスは倒した後とんでもなく背筋が凍りついた。
ザーガーがとてつもなく強大なオーラをはなっていた。それはメーナスのものよりも遥かに強いものだった。

そして、冷たくおぞましいオーラだった。

Re: 星の戦記 ( No.3 )
日時: 2015/12/25 18:57
名前: 蒼覇 (ID: soVn9TCU)

第三話[悪の心]

師・リクトの死から三年。
リーフの長である、サヌライン・マーカス騎士隊長が病死すると、年上のザーガーが騎士隊長となった。
ザーガーの悪の心にいち早く気づいたマスデスト・リーフの騎士たちはザーガーをマスデスト・リーフに引き込もうとしていた。
ザーガーはメーナスとの力の差がなかなか開かないことに、苛立ちを感じていた。
そのことにつけこみマスデストの騎士隊長のザデ・ガーゼはマスデスト・リーフに入ったときに、力を与えることを約束していた。

一方、リーフはメーナスを中心として、ザーガーの中で膨らんでいる悪の心に不信感を抱いたものたちで、ザーガーに極秘で会議を行っていた。

[ザーガーは、マスデストの勧誘を受けている。あいつは、師がマスデストの騎士に殺されたときも、憎しみによって恐ろしいオーラをはなっていた。]

[ですが、ザーガーさんは騎士隊長です。私たちにはどうにもできません。]

[私たちごとマスデストになるなんてことは............!?]

[ザーガーのことだ。否定できん。だが安心しろ。その時は、俺がケリをつける。]

ーザーガーの部屋ー

[師匠。俺はどうしたら良い?あんたを殺したマスデストになんて、なりたくないのに............。でも俺はなろうとしている。訳が分からなくなるよ............!]

ザーガーが寂しげに言った。
すると窓から、ザデ・ガーゼが入ってきて言った。

[悩むな!力が欲しいのだろう?善は悪には勝てない!現実とはそんなものだよ!さぁ、来い!力をやるぞ!]

ザーガーはなにも言わなかった。



Re: 星の戦記 ( No.4 )
日時: 2015/12/27 16:13
名前: 蒼覇 (ID: soVn9TCU)

第四話[リーフ]

悪の心を更に増していくザーガーにメーナスは話をすることにした。

[ザーガー。お前、マスデストになろうなんて思ってないよな?]

メーナスが切り出した。

[師を殺めたマスデストになるはずないだろう。]

ザーガーが言い張った。

[ザデ・ガーゼからの勧誘を受けていることは知っている。]

[もう放っておいてくれ!]


ザーガーが叫んだ。
悪のオーラがあふれでていた。

ザーガーは部屋にとじこもっていた。そうして、いつのまにか眠っていた。

ーザーガーの夢ー

[やめろ!嫌だ!師匠を殺すなァァァァァ!!!!!!!]

リクトが死んだビジョンが現れて、消えていった。

続いてあのときのザデ・ガーゼが現れて言った。

[悩むな!力が欲しいのだろう?善は悪には勝てない!現実とはそんなものだよ!さぁ、来い!力をやるぞ!]

目を覚ますと、ザデ・ガーゼが部屋にいた。

[マスデストになるつもりなら、3ヶ月後の会議で、世界を悪にすると発言しろ。今の銀河では、リーフの騎士隊長がすべてを握っている。良い報告を待っているぞ!]

ーそれから数ヵ月後の銀河会議ー

[悪がすべてだ!全宇宙は悪にすべきだ!なぜ従わないのだ!]

[正義こそすべてだ!正しいことをすべきだ!従えぬわ!]

途方もない議論がまた、始まった。

[もういい加減やめろ!俺が決断を下す!]

ザーガーが言った。

[世界は!!!!!!!]

星王たちは息をのんだ。議論の結果を下すのは、必ずリーフの騎士隊長なのだ。

[悪だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!]

世界がどよめいた。

[ザーガーさんが悪に......!]

リーフの騎士の一人が、メーナスに伝えた。

[よし。俺がケリをつけにいく。]

[気を付けてください。]

そしてメーナスはザーガーの部屋に押し入った。

ザーガーはすでにプラネットサーベルを構えていた。

ザーガーのプラネットサーベルは黒く光っていた....................................。


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