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西川さんの日々
日時: 2015/12/29 12:10
名前: syuri (ID: LwOm547C)

第1話 


「数学ってホント要らないよね〜」

「それな!わかるわかる」

放課後の補習のこんな会話で少し仲良くなった。

「うわぁ〜もう真っ暗じゃんかよ。西川さん家どこ?送るよ。」

「大丈夫だよ。電車で一駅だし。」

「西川さんって電車通学なんだ。俺もだよ。じゃあ丁度いいし一緒に帰ろ。」

「いいよ〜」

電車ではたわいもない会話が続き、日菜子が降りる駅に着いた。

すると、秀大も同じ駅で降りた。

「なんで秀大君まで降りたの?」

「いや。送っていくって言ったじゃん。」

「大丈夫って言ったんだけど…。ありがとう。」

なんとなく、駅から家までの道のりは長く感じた。

「ここだよ。ありがとね。」

「随分広いね。」

「あ〜。まぁ、9人で住んでるからね〜」

「大家族なんだね!」

「そうじゃなくてね、シェアハウスなの。ここ。」

「えっ、そうなんだ!俺、今部屋探してるんだよねー。でも、アパートとかマンション高いからさーここらへん。シェアハウスとかいいかも!」

「一人暮らししたいの?」

「んー。まぁね。」

「そーなんだー。じゃ、またね!」

「おう!」



「ただいま〜」

「おっ、おかえり〜」

「ひなおかえり〜、遅かったね。」

「うんー。また補習だったぁ〜」

「またかよ!先生も大変だな。ひなみたいな問題児がいて。」

「そんなことないしー!それより、めっちゃお腹減ったぁ〜」

「今日の当番ひなだよ!でも、遅かったから隼が変わってくれたみたいだけど。多分そろそろ買い出しから帰ってくるんじゃん?」



「ただいまー」

「おっ、帰って来た!」

「隼おかえり〜」

「ごめんね!当番変わってもらっちゃって…」

「大丈夫だよ。ついでに自分の欲しい物も買えたし。」

「作るのは私やるから、隼はいいよ。」

「いや、いいよ。二人で作ったほうが早いし。」

「ありがと〜!!隼ならそう言ってくれると思ってた!隼大好き!」

「なにそれ!まぁ、俺がひなの近くに居たいだけだから。」

「おい!キッチンでいちゃついてんじゃねーよ!早く作れよ!このバカ夫婦めが!」

「結十、彼女にフラれたからってひなと隼に八つ当たりは良くないわよ。」

「そうそう。あいつらが付き合って5年。ずっとあんな感じなんだしさ。いいかげん慣れなよ。」

「そうだよなー。あいつら長いよなー。中1から付き合って、もう高3だもんな。」

「夕飯できたぞー」

「食べよ食べよ!」


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Re: 西川さんの日々 ( No.1 )
日時: 2015/12/29 12:42
名前: syuri (ID: LwOm547C)

こんにちは!syuriです!

前に別の名前で小説書いてたんですけど…

完結までいかず…

今回は必ず完結させたいなぁと思っております!

よろしくお願いします!

学生で勉強があるので、なかなか更新できませんが温かく見守って頂きたいです。。


今回は本編ではなく、人物紹介です!


主人公

西川 日菜子  にしかわ ひなこ   女

主人公の彼氏・シェアハウスの住人

奥寺 隼    おくでら じゅん   男

シェアハウスの住人

静川 葵衣   しずかわ あおい   女

シェアハウスの住人

高橋 結十   たかはし ゆいと   男

シェアハウスの住人

榎本 大知   えのもと だいち   男

シェアハウスの住人

岡崎 千紘   おかざき ちひろ   男

シェアハウスの住人

滝口 永遠   たきぐち とわ    男

シェアハウスの住人 

町田 陽斗   まちだ はると    男

シェアハウスの住人

町田 咲斗   まちだ さくと    男

???

齋藤 秀大   さいとう しゅうた  男

Re: 西川さんの日々 ( No.2 )
日時: 2015/12/29 19:23
名前: syuri (ID: 75u.W164)

第2章


—3日後 朝—

結「ひなぁ〜昨日さぁ〜なんかここに住みたいって人が電話してきてなんかひなの知り合いっぽいんだけど〜サイトウシュウタって誰?」

と、いきなり聞いてきた。

(まさか… いや… 嘘でしょ…)

日「し、知り合いだけど…。一回一緒に帰った事あるくらいで…齋藤秀大君っていうのはねっ…」

隼「えぇ!?一緒に帰った!?いつ!てか、二人で!?なんで!?変な事されてない?大丈夫なのかっ!?」

永「おはよ〜朝から凄くうるさいけど…どうかしたのぉ?」

葵「永遠おはよ。隼。うるさい。朝から大きな声出さないでよ。」

隼「だって!ひなが!男と帰ったって!」

日「落ち着いて!隼っ!何もされてないから。ただ、補習受けてたら真っ暗になっちゃったから送ってもらっただけ。」

隼「そっかぁ〜良かったぁ〜」

で、でも独り暮らししたいとは言ってたけど…
なんでここなんだろう —?

結「で、そのサイトウシュウタって奴が明日ここに来るらしいんだけど…」



—次の日—


秀「こ、こんにちは!齋藤秀大と言います!西川さんと同じ高校で、たまたま部屋を探していて、シェアハウスも良いかなぁと思いまして…」

結「そっか〜でも、俺らさ、皆中学からの友達でなんか言うか…それでも平気?なんか、仲間外れって言うかさ、君が大丈夫なら良いんだけど…。どう?」

秀「あっ、そうなんですか…知らなかった…。でも、僕は全然そういう事気にしないのでっ!ここの皆さんが良ければ、今日からでもここに住みたいくらいです!」

日「秀大君が来るのは大歓迎なんだけど、学校の人とかにバレたら、いろいろ誤解されないかな?」

秀「あぁ!それなら心配ないよ!住所は移さないで、実家のままにしとくつもりだったから。」

日「そっかぁ〜そういうの良く分かんないけど、平気ならいいや!」

(あっ、あれぇ〜?このままじゃ本当に秀大君ここに住むことになりそうだけど…)

葵「私は別にどっちでもいいわよ。」

日「葵衣ちゃん!冷たいよっ!」

大「俺は大歓迎だよんっ!よろしくねんっ!」

隼「いいけど…。(なんでひなと同じ学校の奴が来るんだよ。ひなは俺の!)」

永「俺も皆に合わせるよ〜」

結「俺も歓迎するよ!あとの奴らは今出掛けてるんだ。でも、あいつらならいいって言うと思うから…」

秀「おっ、俺ここに住みます!よろしくお願いします!」

隼(なんでだよぉ〜)

Re: 西川さんの日々 ( No.3 )
日時: 2015/12/30 01:25
名前: syuri (ID: QNccqTkk)

第3章


—次の日—

結「ホントにすぐ引っ越してきたね…。昨日の今日だよ…。」

永「そんなにここを気に入ってくれたの?嬉しいなぁ〜」

隼(こいつ本当に引っ越してきやがった…)

秀「皆さんこれからよろしくお願いします!」

結「おっと、ここに住むからには約束を守ってね。」

秀「約束?」


その1 敬語禁止! 皆下の名前で呼び合うこと。

その2 恋愛禁止! ただし恋人同士なら可。

その3 嘘禁止!  嘘つきは泥棒の始まり。


破った者は罰金1000円!


結「この3つを守ってね!」

秀「え?こ、これだけ!?って言うかいろいろ可笑しいような…」

大「まぁ、これ決めたのひなだからねっ!可笑しくてあったりまえじゃんっ!」

日「大ちゃんひっど〜!」

大「事実だも〜んっ!」

隼「ひなも大知も落ち着けって!まぁ、秀大?だっけ?とりあえずひなの決めた約束は絶対守れよなっ!」

秀「は、はぃ…」


日「あっ、あれぇ〜?私のお菓子が全部無くなってる!?なんで?誰が食べたの〜!?食べた奴許さん!」

葵「私じゃないわよ。」

大「俺も違うよぉ〜」

隼「あっ、それ俺だ。ごめっ…」

日「なっ、なんで食べちゃったのぉ〜!?隼サイテー!じゃあ今度スイーツパラ○イス連れてってくれる?後、新しいお洋服欲しいなぁ〜。隼く〜ん!?買ってくれるよねぇ〜?」

隼「お、おう…。じ、じゃあ今度原宿か渋谷でもい、行く…?」

日「うんっ!!絶対行く!隼大好き!」

秀「なんか、あの二人仲良いですねぇ〜」

結「まぁ、付き合ってるからな。あたりまえっちゃあたりまえだけどな。」

秀「えぇ。まじっすか。(まさかの西川さん彼氏持ちか…。しかも相手は隼さんとか…。)いっ、いいですねぇ〜。なんかお似合いだし。」

結「まさかお前ひなのこと狙ってたんじゃ…?諦めたほうがいいぞ。あいつら中1から付き合ってて、5年間あんな感じだから。後、ここは敬語禁止!お前もう3回使ったから、3000円な。」

秀「えっ!?いやいやそれは無いですよ…。じゃなくて…それはないよ…。」

結「約束守れないなら引っ越してもらってもいいんだよ…?」

秀「は、払いま…払うよ…(このままじゃ金ありったけ持ってかれる…。)」


—夕方—

結「さぁ、一段落したことだし今日は秀大の3000円でちょっと奮発して、いい肉食うぞぉ〜!」

日「秀大君の3000円ってなぁに?まぁいっか。やったぁ〜お肉だぁ〜!」

隼(ひな、秀大のことちゃんと下の名前で呼んでるし…。まぁルールだからしかたないけど…。)

葵「よっしゃ〜!肉っ!来たぁ〜!秀大せんきゅ!」

結「じゃあ、皆で買い出し行くぞぉー!」

秀「あ、あの…さ…。他の3人ってまだ会ってすらいないんだけど…な、なんで居ないの?」

結・日・隼・葵「………。」







Re: 西川さんの日々 ( No.4 )
日時: 2015/12/30 10:48
名前: syuri (ID: UD4ALqr4)

第4章


結「べ、別に居ない訳じゃなくて、あの3人は今出掛けててなかなか帰ってこないだけだよ…。」

隼「どうせまた友達の家とかに泊まってんだろ。」

葵「まぁ、いつか帰ってくるから、あんたはその時に挨拶すればいいじゃない。」

日「………。」

秀「そっか… あぁ〜早く会ってみたいなぁ〜 ってあれ?大知君と永遠君も居ないし… あの二人は?」

結「あいつらなら、二人でさっき出掛けてったぞ。合コンだとよ。」

秀「気付かなかったな…。」

結・日・隼・葵「………。」


—帰宅—


隼「うおぉー!肉やべー!」

葵「これって一応秀大の歓迎会なの?」

隼「いや、違うだろ。ただ肉食うだけだよ。別に俺あいつ歓迎してねぇし。」

結「愛しの彼女さんが取られそうで心配なんだよねぇ?隼君にはひなしか居ないもんねぇ?」

隼「なんだよ!ひなが好きで悪いのかよ!いいーじゃねーかよ!あんな可愛い奴見たことねえよ!目もパッチリしててよ、色白で、美白で、細くて、天然で、おまけに○○もデカいって最高だろっ!あれは反則!」

葵「あんた普通本人の前でそれ言うか?」

結「後、色白と美白って似たような意味だし。」

秀「そ、それに、○○もデカいって…。確かにそうかも知れないけど、そんな目で彼女さんを見るのは良くないよっ!」

隼「確かにってお前も納得すんなっ! てか、あれはどう見たってデカいだろ!」


日「もうっ!とりあえず食べようよ!冷めちゃうよ?ねっ?隼?」

隼「そうだなっ!じゃあ、うまい肉とひなの可愛さにカンパイ!」

秀「本当に俺の歓迎会じゃないんだ…。」



—食後—


結「あぁ〜美味かったぁ〜」

葵「ちょっと食べすぎたかも。」

日「………。」

秀「俺も食べ過ぎたー!もう今日は寝ます。おやすみなさい〜」

結「おう!おやすみ〜」


日「ねっ、ねぇ… なんで秀大君に嘘付いたの?」

葵「だって本当の事なんて言っちゃったら、多分もうここには帰って来なくなるわよ?」

隼「そうだよ…。本当の事なんて言えるわけないだろ。」

日「で、でもいつかは絶対バレちゃうんだよ!?その時傷付くのは秀大君なのに…。」


結「ひな、お風呂。入っておいで。」

日「う、うん…。」

Re: 西川さんの日々 ( No.5 )
日時: 2016/01/06 14:00
名前: 柚紀 (ID: Iohw8dVU)

読みました!!!すっごく私好きな感じの話で、やばかったです!!!

今後が気になるっ!!!


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