コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- はじめての出会い
- 日時： 2016/01/30 20:17
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
はじめましての方もそうでない方も・・・
こんにちは!ちなと申します♪
最近更新できない状態が続いてしまいすみません。
この話はまだ恋を知らない天然な女の子と
恋に本気じゃない可愛い系の男子の話です♪
*_*_*登場人物_*_*_*
・藤田 愛美(ふじた あみ)
高校２年生。ミディウムで茶髪で前髪が少し長い。
天然で恋が何か分からない(モテる)
カフェで働いている。
・有村 智(ありむら とも)
高校２年。可愛くて甘え上手。愛美とは同じクラス。
じつは３人兄がいるらしい・・・
女子に人気があり「ともくん」と呼ばれている。
・入江 佳奈(いりえ かな)
高校２年生。愛美の親友。
長い黒髪をポ二テにしている。
・有村 出夢(ありむら いずむ)
有村家の長男。大学生だけどいつも遊んでいる。
でもたぶん弟思い？の優しいお兄ちゃん
・有村 由姫(ありむら ゆき)
有村家の次男。本人いわく一番マトモらしい。
じつは生徒会長をしている。
・有村 梓(ありむら あずさ)
有村家の三男。由姫とは双子。
冷静でクールで智に対してはいつもなにかと背中を押している。
成績は由姫を抜かし毎日トップらしい。
・石塚 唯(いしづか ゆい)
佳奈と理子とは親友。佳奈とは犬猿の仲。
可愛い姿とは裏腹にちょっと気が強いところもある。
・一ノ宮 理子(いちのみや りこ)
茶髪で赤いリボンをつけている。生徒会の書記担当。
関西弁が特徴。明るくのんびりとした性格。
- Re: はじめての出会い ( No.21 )
- 日時： 2016/01/26 20:06
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
次の日の朝、普通に学校に来てもスズさんには何も言われなかった。
ただムカついた顔でスマホをいじっていた。
女子生徒「ごめんね。藤田さん。ヒドイことして。」
１人の智くんファンがこっちに来た。
可愛らしい私より背の低い女の子。
ポニーテールのピンクリボンが可愛い。
愛美「ええっと、石塚さん。」
唯「でいいよ。石塚唯。よろしくね。」
愛美「よろしくね。唯ちゃん。」
そう言ってニコッと笑った。
可愛いな。
唯「唯…ファンにはいってたけど別にワイワイやってたワケじゃないし辞めちゃった・・・」
愛美「なんで？」
唯「唯は別に周りと合わせてたとこもあったから別に・・・」
ちらっと智くんの方を見るとＬＩＮＥを交換していた。
唯「可愛いとも思ってなくて。」
てへっと笑った彼女は毒要素あるなあ〜と思う。
唯「あのね。前から友達になりたかったの。いい？愛美ちゃん？。」
愛美「うん！もちろん！。」
私はあの時唯がヒドイ事言ってはないのを見た。
ただただあの集団に混ざってるだけだと思った。
それがホントだったんだね。
佳奈「なにしてんの？唯？。」
唯「あれ？佳奈じゃん。お久しぶり〜。」
佳奈「あ。調子乗ってんのね。」
唯「はー。あんたこそなにその絆創膏の可愛いリボンついてるやつ。」
佳奈「あ。なんだとっ。あんたのリボンこそ毒要素あるっての。」
唯「はー。」 佳奈「あっ。なにあんた喧嘩売ってんの。」
えっ。
もしかしてこの２人犬猿の仲？！
？「唯ちゃんそのぐらいにせんとアカンよ。」
愛美「あ、あなたは・・・」
- Re: はじめての出会い ( No.22 )
- 日時： 2016/01/30 20:10
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
一ノ宮理子。生徒会の書記やってる。
ふわっと可愛い眉毛に軽い茶髪。
赤のリボンを左耳の上のほうにつけている。
理子「ええっと藤田さんやったよねえ？」
愛美「はっはい！一ノ宮さん？。」
理子「うん！覚えてくれてたんや！」
嬉しいなあと笑う彼女は「２人は昔っから仲悪いんやで！」と言う。
愛美「へえ。そうなんだあ。高校から佳奈と知り合ったから・・・」
理子「うちは転校して。まあ２人とは昔から幼馴染みやったんけどね」
愛美「へえ・・・うらやましいなあ」
理子は「子供２人とかうるさいで」と冗談めかしながら笑った。
愛美「だから関西弁なの？。」
理子「うん。まあな！移っちゃて。時々は標準語なるときもあるんやけどね。」
愛美「そういうもんなんだね・・・」
唯と佳奈は２人は言い合いしていた。
智くんはスマホをいじっている。
もうスズさん達は私の事を気にする様子もない。
グループで集まってお昼食べようと・・・
愛美「あ、お昼・・・お腹すいたぁ。」
佳奈「ホントホント。購買部行ってくるわ。」
理子「佳奈！うちも行く。」
佳奈「理子、久しぶりに２人で話すね！どう生徒会のほうは？。」
２人で行っちゃったよ・・・
智「あーみーちゃん♪。」
愛美「ひやっ！。」
なんだ智くんかあ。
智「お昼食べない？お友達もご一緒に♪。」
唯「・・・いいですけど。」
愛美「・・・唯ちゃん？・・・」
唯ちゃんは私に抱きついて。
唯「そうやって！女の子をたぶらかすの止めたらいいのにっ！。」
智「別にたぶらかしてなんかないよ。
しいていうと仲良くなりたいだけ♪ねっ♪。」
ふいにこっちを見られてドキッとする。
思わず顔に熱が集まりそうになり片手で冷やす。
私最近変じゃない？・・・・
愛美「いいよっ。みんなで食べよっ。」
唯「・・・わかった。じゃあ３人で食べよう。」
智「えー。じゃなくていいよっ。」
唯は一瞬嫌そうな顔をしたが。
すぐにいつもの可愛い顔に戻った。
- Re: はじめての出会い ( No.23 )
- 日時： 2016/01/30 20:31
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
だいたいムカつくんだよね。あの男。
さっきの愛美ちゃんの赤い顔。
あいつなんかに愛美ちゃんが惚れてても私は認めない
だって絶対こういう男って・・・
智「あの・・・唯ちゃん？。」
唯「はぁい？。」
智「僕の事嫌ってるの？。」
そうやって上目使いで・・・
唯「ううん！嫌ってなんかないんだからっ。」
智「そっ♪良かったあ。」
愛美(怖い。二人とも顔は笑ってるけど心見えてますよ)
唯「そういえば智くんのファン辞めちゃった♪ごめんねぇ。」
智「いいんだよ。唯ちゃんがそれでいいならね。」
ますます怖いです・・・
愛美「ねえねえ、唯のその・・・オムレツちょうだい・・・」
唯「いいよ♪はい、あーん♪。」
智「ちょ、やめやめ。だーめ！。」
唯「えー。」
智「箸であーんとか恋人でも無いのに・・・。」
絶対ダメ！
なぜなら僕が妬いちゃうからなんて言えないから誤魔化す。
愛美「ん・・・分かんないけど智くんが言うならソレっぽいのかな？」
なぜか納得？！
唯、智くんの事が読めません・・・・
こいつただのヤキモチだろ！
智「唯ちゃんあんまりジャマすると怒るからね。」
うぅ・・・
唯「そっちこそあんまり愛美ちゃんほったらかすと・・・愛想尽かされるよ。」
智「・・・っ、というか付き合ってないから。」
唯「え？まだ告ってないんだ。」
愛美「なにが？もしかして智くん、好きな人いるの・・・」
唯「えっ」 智「ちがっ・・・」
愛美「それなら協力するよ！あ、あと一週間で夏休みじゃん！花火大会あるし誘っちゃえば？。」
唯「・・・それいーね！。」
智「あ、あの・・・」
悪魔だろ！
石塚唯！なんか僕と性格似てんじゃ・・・
智「居な・・・」
唯「ね？応援しよーよ。あ、愛美ちゃん、購買部ちょっといこー。」
愛美「あ、うん！じゃあね。智くん！。」
- Re: はじめての出会い【参照１００突破】 ( No.24 )
- 日時： 2016/01/31 17:06
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
まさか・・・
智くんに好きな人がいたなんて—
テスト期間も明けたから今日からまたバイトが始まっていた。
でも気分はなぜか最悪だ。
応援しなきゃいけないのに、なんで、、、
なんで涙でそうになっちゃうのかな？
意味もなく１人で道路を歩く。
石を蹴って遊ぶの、小学生の時やったなあなんて。
？「智くん、テストはどうだったの？。」
智「あ、結構良かったよ。」
？「成績表、ちゃんと見せてよね。」
大学生ぐらいの女の人だろうか。
１つで結った髪型のきれいな人。
もしかして・・・好きな人って・・・
すると綺麗な女の人と目があった。
前から歩いてるから当然だよね！
というか、私隠れれば良かったのに。どうして？
智「あ、愛美ちゃん！」
ふいに笑顔を向けられてドキッと胸が高鳴る。
？「あら。可愛い女の子じゃない！彼女？若いっていいわね！。」
智「ママ、これからなる予定なんだから♪藤田愛美ちゃんだよ♪。」
え・・・・
マ、、、マ？っておかあさん？
愛美「あ、あのっ、智くんのおかあさんですか？。」
智ママ「はい。智がいつもお世話になっております。」
なんだ・・・なんだ。
勘違い・・・。というか綺麗なおかあさんだな。
智「あ、愛美ちゃん、お夕飯食べにくる？。」
愛美「え？どうしてっ？。」
智ママ「成績良くなったのは愛美ちゃんのおかげだって。この子が。よろしかったらぜひ！。」
愛美「姉が居るんですけど。夕飯はまだ作ってはなくて。」
智「もちろん、お姉さんもいいよ！。」
愛美「ホント？じゃあＬＩＮＥしておきます。」
あ・・・
好きな人結局誰なんだろ・・・？
- Re: はじめての出会い ( No.25 )
- 日時： 2016/01/31 18:57
- 名前： ちな （ID: SI2q8CjJ）
梨乃「へえー。じゃあ智くんの家で食べるんだ。」
愛美「うん！。」
私はチェックのワンピの格好で行くことにした。
明日からそういえば夏休みだ。
暑くてセミの鳴き声は途絶える事はない。
家まで着いてピンポンを押したその時—
出夢「あっれれー？愛美ちゃんじゃん！今日家に来たんだ？あれ」
梨乃「えっ・・・」
出夢さんのへらへらした顔といつも明るい笑顔の姉の顔が白くなる。
出夢「梨乃・・・」
梨乃「い・・・出夢！。」
出夢「ＬＩＮＥ何回も送ったよ。あんな事・・・ホントに悪かった。」
梨乃「言い訳なんていらないんだからっ。」
あの・・・お二人はどういう関係で。
愛美「とにかくあがろう。お姉ちゃん。」
—有村家—
智「あーみちゃん♪に梨乃さん！。ってあれ出夢兄さん。」
愛美「あはは。お邪魔しまーす。」
リビングには他の梓さんと由姫さんが・・・いない？
智「ああ、梓兄さんと由姫兄さんは夏期講習の友達の家にお泊り。」
愛美「すごい・・・頭良いんだね。」
智「でもさこの空気なに？。」
梨乃「あはは、久しぶりですねえ。全然お変わらずに。」
出夢「そっちこそー。」
棒読みのはちょっと怖いけどね・・・
出夢「ちぇっ！女の子ナンパしてただけで怒ること？。」
愛美「十分悪いです！。」
智「てか付き合ってたんだ。」
梨乃「まーね！あっちから告ってきたんだよ？ひっどーい！。」
お姉ちゃん何飲んでんの？
出夢「あ、俺の酒！」
智ママ「というか私のお酒だから！
出夢あんた飲んだらダメって言ってんでしょうが！！！。」
梨乃「ホント。ひっどぉーい！。慰めてよ愛美ー！。」
お姉ちゃんが腕を回して抱きつく。
お姉ちゃんって普通に可愛い。
ふわふわとした茶髪に肩が見える服。
黒いスカートがふわっと動く。
梨乃「うぅ・・・ごほっ。ごほっ。」
出夢「おい！大丈夫か？つか酔ってっし。」
智「出夢兄さん。」
智ママ「あ。電話きた。」
出夢さんがお姉ちゃんの肩に手を置く。
智ママ「は？仕事戻れって？あ、出張？えー！。」
何？なんか嫌な予感？
智ママ「ごめん。出夢、智。ママ今からお仕事。ごめんだけど後はお願いするわ。」
出夢「あ。俺、梨乃を背負って送ってく。」
愛美「私は・・・」
出夢「とりあえず・・・智のとこいて。こいつかなり酔ってるし。
最悪の場合、智にＬＩＮＥまわすから。泊まってもいいからさ。」
愛美「あ、ありがとうございます。姉をよろしくお願いします。」
出夢「んー。ＯＫ。」
出夢さんは姉を背に乗せると歩き出した。
かなり酔ってるみたい。
少ししか飲まなかったみたいだけどなあ。
お酒弱かったのかなあ。
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