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Friend
日時: 2016/01/19 18:49
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

こんにちは!
小説初投稿です。
では、この物語のキャストを書いておきますね。

寺島太桜てらしまたいおう
 高校1年生 
 明るく友達思いな性格。
 愛称・てらちゃん、てらお、たいおう

河野茉希かわのまき
 高校1年生
 クールで冷静な性格。
 愛称・まき、まきちゃん

才原灯向さいはらひなた
 高校1年生
 眼鏡をかけているが真面目ではない。
 愛称・ひなた、ひなくん

濱上心葉(はまがみここは)
 高校1年生
 自分より友達を大切にしている。
 愛称・ここは、こはっち

佐野晴志(さのはるし)
 高校1年生
 チャラチャラしている。
 愛称・はるし、はる

村木咲依莉むらきさえり
 高校1年生
 優しい性格。
 愛称・さえ、さえり
 

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Re: Friend ( No.1 )
日時: 2016/01/19 19:13
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

No.1 最悪教師に立ち向かえ

6月11日
「さえりの様子をみにいってみないか?」
灯向がいった。
「そうだね、6月に入って学校に来てないし。」
入学してすぐに仲良くなった俺、太桜と茉希、灯向、心葉
晴志、咲依莉の6人だが、6月に入った頃、咲依莉が学校
に来なくなった。
「でも俺たち家知らないぜ。」
「私、1回遊びに行ったから家知ってるよ。」
心葉の一言で5人で咲依莉の家に行くことになった。




Re: Friend ( No.2 )
日時: 2016/01/20 21:56
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

No.1の続き

「咲依莉は高校に入ってからは家を出て
1人暮らしをはじめたみたいだよ。」
「じゃあ、学校に来てないことは親は知
らないかもな…」
そんな話をしていると
「ここのアパートの303号室よ。」
ーあずさ荘ー
こじんまりとした感じのいいアパートだった。
303号室のチャイムをならす。
数回程チャイムをならしたが、咲依莉がでて
くる様子はない。
「留守かな?」
「今日は帰って明日また来るか」
「咲依莉が心配だけど応答がないしそうしよ
うか。」
チャイムをならす手を止め、みんなで帰ろう
としていると、
ーガチャッー
「あっ…」
なかから咲依莉がでてきたのだ。
咲依莉は心葉に抱きつくと、声をあげて泣き
出した。

Re: Friend ( No.3 )
日時: 2016/01/24 07:30
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

前の続き

「さえ、どうしたの?学校に来なくてみんな心配
してたんだよ?」
心葉が優しく声をかけると、
「こはっち、私学校に行くのがすごく怖かったん
よお…あのね、あのね…」
取り乱す咲依莉から話を聞くと、俺たちは驚愕し
た。咲依莉の話の内容はこうだった。
5月の半ば、俺たちの部活の顧問、山崎茂
から、部費を盗んだと濡れ衣をかぶされられた
というのだ。
4月の終わりから俺たち6人は、
陸上部に入部し、咲依莉は5月分の部費を持っ
てくるのを忘れていたので、その日、いつも
山崎のいる体育科教員室にいったという。
体育科教員室に山崎がまだ来ていなかったので、
少しの時間咲依莉は教員室の前で待っていた。
しばらくして、山崎が来たので、咲依莉は部費
をわたして家に帰ったという。

Re: Friend ( No.4 )
日時: 2016/01/21 19:17
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

次の日、咲依莉は山崎に呼び出された。
ー「村木、お前が昨日帰った後から、
教員室に保管していた部費が紛失して
いるがどういう事だ?」
もちろん咲依莉には心当たりがないの
で、
「私知りません。それに昨日は教員室
の前で待っていたので、中には入って
いません。」
と否定した。
だが、山崎は信じてくれない。
その次の日から、咲依莉は毎日山崎に
会うたびに泥棒と言われ続けた。
咲依莉は絶対そんなことする奴では
ないのだが、証拠があるはずもなく
耐え切れずに学校に来なくなったのだ。

Re: Friend ( No.5 )
日時: 2016/01/21 19:30
名前: 咲田灯希 (ID: gJM7cnIU)

「信じられない、そんなの許せないよ」
クールな茉希が珍しく怒っている。
「さえり、よく頑張ったな。気づいて
あげられなくてごめんな。」
晴志が言った。
「さえはそんな事する奴じゃないって
わかってるけど、どうすればいいんだ
ろう。」
「明日みんなで山崎に話をつけてくる
か。」
「でも信じてくれないかもしれないよ…」
「やってみなきゃ分かんないだろ。」
咲依莉の弱気な発言を灯向が否定する。
「明日みんなで乗り込もう。」
「みんな迷惑かけてごめんね。」
「さえのせいじゃないよ。
大丈夫、大丈夫。」
再び泣き出す咲依莉を心葉が優しく慰めた。


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