コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 「私達、ちびっこ警察です!」
- 日時: 2016/01/30 16:23
- 名前: りりさ (ID: MlJjY9/z)
注意:警察と書いてありますが、推理は一切しません。
ーーーーーーーーーー
「私の耳はよく聞こえる。」
「うちの鼻はよく効く。」
「聞き出すことなら誰にも負けない。」
「俺の頭はよくまわる。」
そんな私達が集まったら、最強だと思わない?
「私達、」
「「ちびっこ警察です!」」
ーーーーーーーーーー
>>1 >>2
Page:1
- 事件1 ( No.1 )
- 日時: 2016/01/30 16:20
- 名前: りりさ (ID: MlJjY9/z)
「ああー!!!つまんないー!!」
私は叫ぶ。もちろん、ソファーに寝っ転がりながらだ。
「仕方ないですよ。最近平和になりましたからね。」
【ちびっこ警察】の一員、七海(ななみ)が言う。
彼は聞き出すのがうまい。...っていうか世話たり上手?彼に秘密をあかしてしまうのはしょっちゅうだ。もちろん、私の口が軽いわけじゃあない。七海が聞き出すからだ。
紹介が遅れたが、私は里沙(りさ)。自分で言うのもなんだけど私はとても耳がいい。
今は事務所にいる。事務所といってもソファーとテーブルがあるだけだ。昔ある会社が使っていたものを譲ってもらった。
話は変わるが、今七海と話していることは【依頼】のことだ。このちびっこ警察はある事件がきっかけに(後で話すよ。)一時期有名になった。それから...
「違いますよ、事件から『ちびっこ警察』を結成したんでしょう?」
う、そうだった。七海は「やれやれ」、と私が寝っ転がっているソファーと机を挟んで向かい側の椅子に座った。
話を戻すが、それから依頼が殺到した。でもあれから二年、私達は忘れ去られていた。そこでだ!!...っと、続きは後にしよう。
ちょうどその時だ、事務所のドアが開いた。七海は依頼人かと思って顔を輝かせたが、すぐに普通の顔になった。
「遅れてごめんねー!」
入ってきたのは【ちびっこ警察】の後の二人、勝(まさる)と美由紀(みゆき)だった。
- 事件2 ( No.2 )
- 日時: 2016/01/30 16:22
- 名前: りりさ (ID: MlJjY9/z)
勝は七海の隣の椅子に座った。美由紀はというと...
「ふぎゃっ!」
...びっくりして思わず変な声を出してしまった。そう、美由紀は私の上に座ったのだった。しょうがないからこのまま話を続ける。
「ほ、本題に入るけどさー...」
私は言い始める。依頼が少ないことなどなどをだ。
「そこでだ!!有名になってスポットライトを浴びようじゃないかっ!!」
いつの間にか美由紀を振り払って片足を机の上にのっける私に痛い視線がビシバシ当たる。うぅー...心が折れそうだ。
「つ、つまりあの時みたいに事件を解決しようってことだな。」
勝がわかりやすくまとめた。私の長い苦労はどこに...
そこで七海が口を開いた。
「でも、そんなにうまくいくわけ...」
私は七海の言葉を遮るように、スマホを操作し、このために録音してあった動画を流す。
最近有名な女子中学生誘拐事件についてのことだ。ニュースキャスターさんの冷たい声がひびく。
『___まだ犯人は捕まっておらず、不安の声が高まっています。次に...』
動画を停止させ、ニヤッと笑う。
「まさかっ、これを解決するのか!?」
七海にしては言葉が荒れている。
私は指てわっかを作る。ご名答!という意味だ。
そういえば美由紀が全然発言していない...私は横を向いた。美由紀の目線の先には...
白い箱があった。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。