コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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シェアハウス【アルストロ】へようこそ!
日時: 2016/02/15 16:12
名前: riyal (ID: bUOIFFcu)

そこにはひとつのシェアハウスがあった。
名は、「シェアハウス【アルストロ】」。
不気味な雰囲気を醸し出し、小高い丘の上にぽつんとひとつ、建てられている大きな大きな館。
庭を毒々しい花々で飾り立てたそのシェアハウスは、周囲の地域の住人から恐れられる、「魔の館」であっt

「違う違う違う!何してんの!?」
「え、普通に始まってもつまんないじゃん?」
「そういう問題じゃない!読者さん勘違いしたよね今!コメディ・ライト小説板にホラーぶっ込んできたと思ったよね!」
「お、マジ?やった、作戦成功ー」
「え、何これ作戦だったの!?やめてくれる!?」
「やめてくれない」
「そこはやめろよ!すっぱり諦めろよ!」
「おいおい、読者さんおいてけぼりにすんなよ、高貴」
「え、あ、ごめんっ!

えーと...その。始まり方がアレでほんとすいませんでした。これってあれか、出オチってやつか。まあとにかく...なんてーか、この小説が本来どんなもんかは、なんとなくわかったかと...。え?嘘わかんない?おかしいなぁ「なげーよ。しかもまとまんねえ」あー、ごめん「もう作者に渡すよ?」はーい」

***

大変お騒がせしました、作者でございます←
一応、↑のやつは3人で喋っております。え?そうは見えない?

ええと、***よりも上は取り敢えず無視していただきまして、この小説はギャグ小説となっております。シリアスが無いとは言いませんが...いやぁ、一割にも満たないんじゃないかな...。

この小説を作るにあたって、リク依頼・相談掲示板にて はる詩音さんにお手伝いしていただきました。初期設定とかキャラとか諸々決めてくださりまして本当助かりました...!

そんなこんなで、最後までお楽しみいただければ幸いです!

それでは。

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Re: シェアハウス【アルストロ】へようこそ! ( No.6 )
日時: 2016/02/11 16:10
名前: 雨音 (ID: HKLnqVHP)

コト コトさん

名前、違うけど紫音(雪)です!

なんで今まで気が付かなかったんだろう…こんな面白い小説の存在に…。
さっき見つけて全部読みました!
何か…夕火ちゃんとは気が合いそうだな…なんて思っちゃいました←

絶対更新されてなくても毎日見に来そうだな…この小説…

Re: シェアハウス【アルストロ】へようこそ! ( No.7 )
日時: 2016/02/11 23:04
名前: riyal (ID: bUOIFFcu)

雨音(紫音・雪)さん

コメントありがとうございます!
夕火ちゃんと気が合うとは…もしかしてふじょ((いえなんでも

今の名前はriyalなので( ^言^ )←
できればそちらの名前でお願いします!

毎日ですとΣ(゜д゜)
ありがとうございます!!

Re: シェアハウス【アルストロ】へようこそ! ( No.8 )
日時: 2016/02/17 19:51
名前: riyal (ID: bUOIFFcu)

「おまっ、ショタジジイ!おめーだよ!お前がいつも洗面所の扉閉めっ放しにしてくからだろ!」

そう、このショタジジイ、いつもいつも夜に髭剃ったり髪乾かしたりしては何故か必ず扉を閉めていくのだ。何回も何十回も何百回もやるもんだから、今やこのシェアハウスで「扉閉まってたらショタジジイ」は全員の共通認識である。
だから今日も、またショタジジイが閉めてったんだなと思って開けたらこの結果なので、俺のせいにされるのは心外なわけで。

「皆だって扉閉まってたらショタジジイがやったんだと思うだろ!?よって俺は悪くない!悪いのはショタジジイだ!」

「「「「『異議なし』」」」」

「うぉぉぉい!?っていうか仮にもシェアハウスの主にショタジジイはないだろう!?」

ショタジジイが喚くが、無視。皆に取ってもショタジジイが扉を閉めてくのは迷惑らしい。なんか前も今日みたいな事件が起こったことがあったような...。まあ、それはまた別の話だ。

そして全員がさっさと俺を囲む包囲網を解き、ショタジジイに責めるような視線を向けてから散っていった。「酷くないか?大人に向かって、酷くないか?」という声が聞こえた気がするが、まあ気のせいだろ。

シェアハウス【アルストロ】。
俺はそこの一員として日々生活している。

今俺が住人たちに包囲されていた部屋はリビングで、名をAlstroemeriaという。読み方は特に知りたいわけでもないので俺はわからないが、英語が堪能な誰か、もしくは天才の保月にでも聞けばわかるだろう。聞かないけど。めんどくせえ。

はあ...と少しのため息をついてから自分の部屋へ戻る。俺の部屋の名はchamomile。これはショタジジイに読み方教えられた。なんてったか、えーと...そう、カモミール。

ドアを開け、服が入っているタンスを開け、今日はどの服を着るかな、なんて考えたりせずトレーナーとスウェットを取った。今日は休みなので着替える必要がないといえばないが、一応。

そのまま、またリビングへと行くが、Alstroemeriaではない。1階の方に向かう。何でだかこのシェアハウスにはリビングがふたつあるので、Alstroemeriaじゃない方のリビングであるImpatiensへと向かっていた。ちなみにImpatiensは玄関に近い。

朝飯何かな、と少しわくわくしながらImpatiensに通じる廊下を歩いていた時、

《ガチャ》

誰かが帰ってきた。

Re: シェアハウス【アルストロ】へようこそ! ( No.9 )
日時: 2016/02/17 20:18
名前: riyal (ID: bUOIFFcu)

「ただいまだよー」
「ただいま」
「只今帰りましたっ」

女子3人組が帰ってきたらしい。…朝からどこ行ってたんだこいつら…。

俺と共にInpatiensに入りつつ、各々喋り出す。

「朝ご飯出来てるかしら、ジジイ」
「ジジイ呼ぶなよ!」

最早ショタジジイをショタつけずにジジイと呼ぶのは竜胆 輝佳。もう察したかもしれないが、生粋のドSである。大人も子供も関係なしに苛め抜くその精神はおおよそ普通ではないが、このシェアハウスの住人に普通な奴なんているかって話だ。

「羽刈、輝佳ちゃんとお買い物できて楽しかったですっ」

敬語で輝佳にすり寄るのは羽刈 実代。何を隠そう、輝佳大好きなレズっちゃんである。本人は隠してるつもりらしいが…果たして輝佳が気付いているかどうか。そもそもはいいとこのお嬢様らしい。あと、何故か名前で呼ばれるのを嫌がるので、羽刈と呼ばなければならない。

…ていうか、この朝の時間帯に空いてる店なんてコンビニくらいだろ…どこ行ってきたんだよ…。

「朝ご飯何かなー、僕楽しみだよ」

ちょこちょこ視界の下の方で動き回っているのは神栄 巫。身長100cm程度の小学生であるが、それにしても小さい。こいつは普通にしてれば普通に小学生なのだが、とある趣味の話をさせると物凄いことになる。…話させたくもない。触れないでおくか。

「あー、朝ご飯もう出来てるよ。ちゃちゃっと並べて食べるか」

厨二病要素抜けば良いおっさんなんだけどな、と相変わらず呆れながら朝ご飯を並べるのを手伝う。他の皆も手伝う中、輝佳は女王様よろしく椅子に座ったままだ。羽刈もその横についている。巫は体格的に論外なので同じく椅子に座っている。

よって動いているのは俺だけ。他の奴らは何故かまだ降りてきていない。何でだよ。そんなに手伝いたくないかよ、朝ご飯の準備…。

なんて考えていてもしょうがない。さっさと朝ご飯並べてしまおう。

Re: シェアハウス【アルストロ】へようこそ! ( No.10 )
日時: 2016/02/25 18:43
名前: riyal (ID: bUOIFFcu)

そして朝飯の支度が終わった頃。

「おー、もう帰ってきてたか、輝佳たち」

なんて言いながら、2階から下りてくる榮哉。続いて神威、皓大、夕火。
お前ら確信犯だろ、と思うが、しれっと入ってくるこいつらに何を言っても聞かなさそうなので口に出して言うのはやめる。

こともなげに席に着く奴らにため息をつきながら、俺自身も席に着く。
いただきます、と言いかけたところで、扉がガチャっと開いた。

「...おはよう」

羊のぬいぐるみを抱えてやってきたのは都加東 蘭乃。ぽーっとしてふらふらしたままやってきて、席に着いた。
おそらくこいつは確信犯ではないだろう。いつもいつもこれくらいの時間に下りてくる。何故かというと...朝起きたらまず、ぬいぐるみや人形に話しかけているからである。人形性愛とかいう異常性癖?ってのは聞いたことあるが、ぬいぐるみをも好きになる奴は初めて聞いた。

「ほら、ミリーも、おはようって」

その蘭乃、そんなこと言いながら羊のぬいぐるみ...ミリーの手(前足?)を左右に振っている。おはよう、のつもりらしい。

ミリーを抱えたまま「...いただきます」と言って朝飯を食べ始めた。

見れば、他の奴らは既に朝飯を食べ始めていたので、俺も慌てて「いただきますっ」と言って朝飯を食べ始めた。

***

「あ、保月。朝飯は?」

2階の自室に戻る最中、保月を見かけたので一応声を掛けた。またどうせハイカとお喋りしてて時間忘れたんだろと思ったが、保月は意外にも神妙な顔をしていたので、そこで立ち止まる。

「...保月?」

よくよく耳を澄ませると、保月はぶつぶつと何かを言っている。そしてよくよく見ると、神妙な顔というより、我を失って目がぐるぐるしているような顔をしていた。

「保月、おい保月?」

そう言って肩を揺らすと、保月はようやくハッとして、「こっ、高貴!高貴!聞いて!!」と取り乱した。
落ち着け、どうした、と返すと...保月はこんなことを言うのだった。

「ハイカが、ハイカがっ———ハイカが壊れたぁぁぁ!!」


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