コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 君の笑顔に華開く
- 日時: 2016/02/09 19:15
- 名前: 鶯 (ID: vJF2azik)
花屋で売っている花より、道路の脇で咲いている花の方が綺麗だと思う。
こんばんわ、鶯です!
は、はははは初作品ですよ!?
だ、だだだだ駄作…なのは、読んでいって悟ってください。
更新は週一、曜日は不定期です。
あとはー……ないですね!うん!
それでは!
【目次】
*第一章「秘密の共有者」
・>>01 >>02
【きてくださった天使様】
*暁 ゆら様
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- Re: 君の笑顔に華開く ( No.1 )
- 日時: 2016/02/08 19:05
- 名前: 鶯 (ID: rqG2u1s0)
なんだか、頭がぽわぽわしていた。
すごく気持ち良くて、暖かくて、そよ風が心地よい。
あー……眠い
あ〜…なんか遠くから声がするようなしないような…
いいや。気にしない…寝よう……
と、決心した時、頭のてっぺんに衝撃が走った。
真っ白で気持ちよかった世界が一瞬にしてパリーンッと崩れる。
と、同時に頭のてっぺんが異常な痛みを訴えている。
「奏さん。私の授業で寝るとは、肝が座ってますね。」
目の前の黒いスーツがよく似合う美人は、数学と書かれた教科書の角を摩りながら言った。
「あ…、女は肝が座ってないといけないと母から教えてもら…」
ゴスッ
奏の頭に教科書の角が振り下ろされた。
痛みに息もできず悶える奏を一瞥もせず、美人は教卓に戻って行った。
「まあ、いいでしょう。次回までの宿題は、私が振り下ろした時の肘の角度を求めてきなさい。終了。」
な、なんともえげつない宿題だ…
クラス全員の感想だった。
そう思いながらも、肘の角度について真剣に計算し始める子と、奏の頭から教科書があったであろう位置を計る子もいた。
みんなに頭の上で手を何回も振られながら、奏は思った。
はっ!身長が止まってしまうかもしれない!!
- Re: 君の笑顔に華開く ( No.2 )
- 日時: 2016/02/08 21:12
- 名前: 鶯 (ID: Qx4JmDlZ)
「おい!今日は一時限目から居眠りかよ。やるねえ〜」
奏の机に、自称「きっと前世はケネディ、やるときはやる男」佐久間 翔がきた。
“秘密の共有者”でもある。
短髪の髪にちょっと幼い面影がある顔が、にやにやした笑みで話しかけてきた。
「昨日寝てないんだよー。『勇者とお姫様シリーズ ラスボスよりちょっとザコいボスを倒せ!パート2』やってた。」
思い出しただけで、ニヤニヤする奏を見て翔はため息をついた。
(奏がやってるゲームっていつも題名が意味不明…)
「何時までやってたの?」
「13時!」
「腐女子か」
「深夜までゲームをやる=腐女子の等式があったとは…。ってか、腐女子じゃないし。」
奏は腐女子は肉体的に腐っている女子なのだと説明していると、黒髪がはえるイケメンが奏の机にやってきた。
「奏!翔!肘の角度、求まったよ!」
「「おお!」」
京を頼りにしていた翔と奏は、早速ノートに写していた。
京も“秘密の共有者”である。
「そういえば、さっき、なに話してたの?」
京はノートを閉じながら言った。
「腐女子は肉体的に腐っている女子のことをいうのに、深夜までゲームをやる=腐女子って言ってるから、そこらへんを解説してた!」
「へー、腐女子ってそういう意味なんだー!」
そういう奏と京に翔は心で突っ込んだ。
(絶対違う…)
- Re: 君の笑顔に華開く ( No.3 )
- 日時: 2016/02/09 00:46
- 名前: 暁 ゆら (ID: I1.lOxPt)
続き楽しみです!
私も鶯さんみたいな、道路に咲いてる花のほうが
きれいだと思える心のきれいな人間になりたい。。。!
今は楽して勝ちたい的な感じです。。。
- Re: 君の笑顔に華開く ( No.4 )
- 日時: 2016/02/09 18:58
- 名前: 鶯 (ID: 8BUvyu0j)
*暁 ゆら さん
初めまして!鶯です。コメントをもらえるなんて光栄です!
私の心は、全然綺麗じゃないですよ笑
コメントをくださるゆらさんの方が断然!綺麗だと思います!
楽して勝ちたい…笑
ものすごく同感です笑
道路に咲いてる花が綺麗に見える…
受験が無事終わったので、なぜか世界がクリアに見えるのです笑
よく考えれば今の時期は咲いてないかも…(‾▽‾)フ
ともあれ、コメントはとても嬉しかったです、ありがとうございます!
- Re: 君の笑顔に華開く ( No.5 )
- 日時: 2016/02/15 12:52
- 名前: 鶯 (ID: k7pNoPCO)
「そういえば、今度の日曜に集会があるんだって。ほら…例の」
「げ…、俺、サッカーの試合なんだけど…」
奏は、京と翔が話しているのを黙って聞いていた。
(もう、そんな時期か…)
「じゃあ、奏と京の二人で行って来いよ。俺、県の大会に懸けてるから、いけねー」
「「え?!」」
翔の言葉に二人でハモる。
「なんだよー。二人っきりで嬉しいだろー?そんな赤い顔すんなって!終わったら俺もいくから!」
「「赤くなってない!」」
今日は一段とハモる。
「じゃ、じゃあ、日曜日、僕の家にきてね。そこでワープしよう」
「襲うんじゃねえぞ、ムッツリ」
京が翔の胸ぐらをつかんで揺さぶっている時、奏は赤い顔を抑えていた。
(あかくなんかなってない!)
しかし、奏はふと誰かに見られているような気がして、顔を上げた。
京が翔の脇腹をこちょこちょして、翔をヒーヒー言わせている以外、誰もいない。
右手に桜が丘公園があって、左には長い壁があるだけだ。
壁の向こうには豪邸があるが、誰も住んでなく、肝試しに入る子供が少なからずいるだけなのと、庭がとてつもなく広いだけだ。
「奏、どうしたの?」
少し息を切らしている京がきた。
翔は道路にうつ伏せでまだプルプルしている。
「や、なんか…誰かにみられてるような…」
その時、一瞬、周りの木がざわついた。
ブイィィィィンとどこからか音がする。
「ワープが開く音だ」
京から笑顔が消えて、いつの間にか翔が奏の背後についていた。
パリーンと何かが割れる音がして、壁の向こうで青白い光が放たれていた。
次にガリガリと何かが壁を登ってくる。
最初にオレンジの髪が見えた。
ひょこっと顔が出る。
「…よっ!」
オレンジの髪に黄色の目は小人族の特徴だ。
「「「…カイ?!」」」
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