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泥棒猫と呼ばれた少女のハナシ。
日時: 2016/02/11 13:35
名前: スーフィリタ (ID: YaNMSBwn)

「この泥棒猫!」
こんなセリフから始まるこの話は、とある人並み外れた女子高校生の話。

#アテンション#
1.これは素人のうp主が作った駄作です(予定)
2.恋愛ものです。
3.感情の表現の仕方がわかりずらいです。
4.いろいろとカオスですw

上記のことを理解した上で、それでもいいよって方は、暇つぶし程度で

ゆっくりしていってね!

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泥棒猫と呼ばれた少女のハナシ。 No.1 ( No.1 )
日時: 2016/02/11 14:51
名前: スーフィリタ (ID: YaNMSBwn)

あぁ、また聴こえてくる。
「聞いたか?」
いうな、黙れ。
「ん、あぁ。1-Aの黒百合の黒猫こと壊野 燐音だろ。」
それ以上は何も言うな。
「そう!また男.....奪ったんだってなぁ。通算26人、だっけ?いやぁ、尊敬するわw」
.........................((怒
今読んでる貴様ら、俺が置かれている状況を想像してみろ。
廊下を歩いている。だが、それだけじゃない。
(ちなみに『俺』と言っているが、正真正銘の女だ。)
高校の業間休みの時間で廊下を歩いているのだから、当然ガヤガヤと騒がしいものだ。だが、俺が廊下を歩く、いや、普段の生活でも俺は人に避けられている。騒がしい廊下へと一歩足を出せば、目の前にいた連中がサッと脇に逸れる。実に愉快だ。
え?なんのことかさっぱり分からないって?
仕方が無い。特別に俺から説明してやろう。
長くなるぞ、覚悟しろ。

〜〜〜〜〜〜〜〜
俺はある能力を持っていた。
それに気付いたのは小学.....3年生ぐらいだっただろうか。俺は昔から人を異常なほど惹きつける力があった。
『お嬢ちゃん、飴あげるからおじさんとこない?』
そのせいで何度か誘拐されそうになったな。
まぁ、呆気なく撃沈させてたな。懐かしい。
『卑猥な感情を持って俺に近づくな。穢れる』
幼い子供から出てきていると思えない言葉づかいで、不審者が腰を抜かして..........っと、話がズレた。
ともかく、能力に気づく前は色々と苦労していた。だが、3年生のとある日。ふと、鏡を覗いていたら、俺のいつもの紅い目が、いきなり黒く変化した。でも、すぐに紅く戻った。で、次は目に力を込めて見た。すると、黒く、他の子達みたいな目になった。力を抜くと紅く戻る。
でも、戻った後はどっと疲れが出て、よっぽどのことがない限り、力はいれないでいた。だから、生まれてからこの今まで、ほとんど絶えず能力が放出されていた。俺以外は誰もこのことは知らないが。
繰り返す。俺の能力は人を惹きつける力だ。
中学の頃、親友に彼氏ができたから紹介する。と、言われ、紹介された時、俺は能力を出したままだった。うっかりし、目に力を込めていなかったため、親友の彼氏は俺に惹かれた。運悪く、親友はスクールカーストの上の方の奴だった。SNSを駆使し、学校中に彼氏を奪った泥棒猫と発信した。親友はもちろん、学校中からのいじめの対象になった。その時に俺はもうヤケクソになっていた。もうどうにでもなれ、と。
もうこいつらの面を見たくないと思い、私の事を誰も知らない場所の高校を受験することした。成績は良かったため、入学生代表でスピーチをした。その時、能力が放出したままでスピーチしてしまった。期待に胸を膨らませていた高校生活は、初日で呆気なく終わってしまい、今に至る。

泥棒猫と呼ばれた少女のハナシ。No.2 ( No.2 )
日時: 2016/02/13 15:49
名前: スーフィリタ (ID: YaNMSBwn)

今日は散々な目に合った。
朝から満員電車で痴漢に合うし、
遅刻寸前だったし、
いじめの一環でクラス委員長やらされるは、
毎年恒例らしい、6月の『1年生宿泊旅行』で、..........っあ!マズイ。まだ旅行の支度をしていなかった。ダッシュで帰ろう。

「一応、準備はできたか.....。」
シルバーのキャスターに着替えなどを詰め込み、足りなかったものを確認する。
「足りないのは.....旅行用の歯磨きパックと、シャンプー..........。」
なんだか沢山必要な物が.....あ。旅行に誘われなかったからか((なんか虚しい←
ふと、時計を見ると6時を回っていた。近くのスーパーは7時閉店か。仕方が無い、買いに行こう。


「お、ほうれん草が安い。今日はほうれん草とツナのサラダにするか。」
ちなみに俺は、中学から一人暮らしだ。
幼かった頃は田舎の孤児院で育った。勿論、両親はいない。6才の時だっただろうか。ある老夫婦が、俺を引き取りに来た。なぜだか、俺は自然と夫婦に駆け寄っていた。運命に引き合わされるように。
夫婦は、とても裕福な家庭で、普段から甘やかして貰っていた。だが、能力のせいで俺は夫婦のところにはもう居られなかった。
自分の事を知っている奴が誰も居ない中学に受験し、夫婦の家を出た。
中学だと、働くことはできない為、仕送りをして貰っていた。能力を制御していなかった俺は、当然いじめに合った。
卒業後、また中学の頃のように高校を受験し、住居を移転した。高校にもなれば、バイトがてきるようになる。だから、仕送りを止めてもらい、本当に一人暮らしになった。
それからというもの、大人に近づいた気がしていた。だが、俺の大人の感覚が周りからズレていたようで、口調を今のような風に変えてみたりした。
まあ、そんな事は昔の話だ。それより、今夜の晩飯どうするか。今は給料日前で、財布の中は空に近い。とりあえずほうれん草とツナのサラダと、ポトフ。それと......。
そんなふうに考え込んでいると、
「燐音ちゃ〜ん☆」
肩に耳障りな声が掛かった。


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