コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 恋カフェ「めぞぴあの」へようこそ
- 日時: 2016/02/24 15:24
- 名前: どるふぃん (ID: ad5ZdhUW)
ここは、普通じゃない。
ここは、カフェ「めぞぴあの」。
小さな丘のてっぺんで、新しい木の香りをただよわせ開店した。
もちろん普通のカフェじゃないから、噂は開店する前から「めぞぴあの」の音のように静かに、小さく、でもどこまでも広がる。
カラン。乾いたベルの音とともに、普通じゃないカフェに初めて来たお客様は、普通じゃなかった。
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どるふぃんまたははずみです。
はいっ!
亀の歩みで更新していきたいと思っております。
しばしおつきあいください。
コメント大歓迎です。誤字脱字は即教えてください。
荒らしさん、登場は遠慮してください。
それでは、どうぞ!
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- Re: 恋カフェ「めぞぴあの」へようこそ ( No.1 )
- 日時: 2016/02/24 15:48
- 名前: どるふぃん (ID: ad5ZdhUW)
看板を外に置き、乾いたベルの音が僕を迎えた。
「ふぅ」
次のベルの音が初めてのお客様……
どんな人なのだろうかと考え始めたら、胸が波打つ。
女性?男性?子ども?大人?老人?あぁどんな人なのか。
考えると次のベルの音はお客様が1人も来ず、あきらめて看板をしまう僕かもしれない、と思った。だがそれはあまりにも悲しい考えなので、ココロの引き出しの奥深くにしまい、何個もカギをかけて封印する。
今は8時だ。往復で30分はかかるこのちょっとした丘のてっぺんに、太陽がラジオ体操を始めるようない時間に来るわけないじゃないか。ちょっと高ぶりすぎた胸に冷たい言葉を浴びせかけ、おちつかせる。
決め言葉の練習でもしようかな。
そう思い、いすに腰掛け春のくせに暖かい今日のせいで滴る汗を手でぬぐった。
カラン。
乾いたベルの音。
「いらっしゃいませ、好きな席にお座りくださいっ」
椅子を勢いよく跳ね飛ばし、大きな音をたてる。びしっと立ってみたけれど、なんだかかっこ悪い始まり方だ。
手と足を何とか動かし、カウンターに座ったお客様にメニューを差し出す。
ここで名誉挽回だ。この店が開けることが決まってから悩んで決めて何度も何度も練習した言葉。何回この言葉をお客様に言えるだろうか。
「──────好きな恋をお選びください」
甘い香りとふふっという笑い声とともに、お客様が僕を見てほほえんだ。
- Re: 恋カフェ「めぞぴあの」へようこそ ( No.2 )
- 日時: 2016/03/25 09:55
- 名前: どるふぃん (ID: ad5ZdhUW)
あぁ〜
さぼりすいません
もうちょっとしたら更新する!はず。
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