コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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嘘とスノードームと瑠璃のガラス。〜知りたいのは裏面〜
日時: 2016/02/18 20:52
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)

今日は、若なと申します。頑張りますので宜しくです★
コメント募集中です〜

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Re: 嘘とスノードームと瑠璃のガラス。 ( No.1 )
日時: 2016/02/18 19:13
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)



注意

悪コメ厳禁
誹謗中傷厳禁
厳しすぎるコメなどはやめてください。


以上をお守りの上でお願いします(=^・^=)

Re: 嘘とスノードームと瑠璃のガラス。 ( No.2 )
日時: 2016/02/18 19:23
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)


プロローグ

所詮、真実はない、

たしか、昔の文学作品に「信実は空虚な妄想」という邪知暴虐の王が

いた。奇しくも王はその発言を撤回するのだが。
まあ、この際いいとしよう。
いや、よくないか。


しかし、ともすれば邪知暴虐の王の発言は核心をついていて。
しかし、などと言ってしまい申し訳ない。

正しくは=だ。

つまり、僕の言いたいことは、ここまで言い募ってしまい地団駄を、

踏みたい気分なのだ、けれど。

空虚な盲想こそが真実、そんな肯定をしてしまう。

そう、今から話すのは空虚な盲想。
美しくて儚い真実の話、なんて綺麗で耳心地の良い言葉は言うまい。


それこそ、嘘である。


とどのつまり、これは真実のような新實の話なのだ。

Re: 嘘とスノードームと瑠璃のガラス。 ( No.3 )
日時: 2016/02/18 19:30
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)



1章】飴玉よりも、甘いもの。「その1




いやはや、うん?はたまた、か。

先程は長すぎたと僕は後悔している。

そう、後ろを悔やんでいる。

まあ、人間は前を向くもんだ。さて、どこから話そうか。うーむ。

まず、出会いから話すか。甘くて嘘くさい出会いを、な。

それは、冬休みの前日だった。




うむ、前言撤回しよう。これは対して甘くはないかも。

ふう、頭の整理が追いつかない。僕は古びた机に突っ伏し、瞑想した。




つづく

Re: 嘘とスノードームと瑠璃のガラス。 ( No.4 )
日時: 2016/02/18 20:48
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)

1・5



ここで一つ注釈を入れる。僕は女だ。特殊な家庭で育ち(追々ね。)
幼い時は本気で男だと思っていた。要するに癖というやつだ。
昨晩は突っ伏して寝たようで背が痛い。とても。
朝、学校に着くと一人の友達が駆け寄ってくる。たしか、木下暦という

名前なような?

「あ、ねえ月葉ちゃん。」
頬を赤らめ僕を見つめる。ああ違う、僕に間違ったことを考えてる訳ではない、断じて。

「この手紙、深山君に渡してくれない?」

うん?そいつは僕の隣か。ならば合点が行くものである。ふむ。

そんな疑問を隠し、私は素直そうな笑顔で、「うん、応援してる」
なんて飄々と除ける。嗚呼、美しい。いや、別段僕が変人という
訳ではない。円滑な関係のため。まあ、いいとしよう。

教室に入ると、活気が満ち満ちていた。私は友人と挨拶を交わしつつ

席に着く。

して、言葉を失う。そのまま立ちすくむ。どうしたっておかしい。
僕の席は一番後ろで後ろに人なんていない、なのに、いや、けれど。




そこに、はっきりと確実に彼女は居た。



色素の薄い髪は肩まで伸び、星空を連想させるピンをつけて
深淵を連想させ、宇宙を彷彿させる瞳が僕を見る、視る。


ーなんだ、同じ人か。


とでも言いたげに。


いいや、これは空くまで希望的観測だ、
僕は自分に錯覚させる。




しかし、期待を砕くが如く口を開いた。

「××、××××××××××?」

つづく

Re: 嘘とスノードームと瑠璃のガラス。〜知りたいのは裏面〜 ( No.5 )
日時: 2016/02/19 18:01
名前: 和歌菜 (ID: HT/LCIMm)

2

「ねえ、あなたも厭なの?」
僕は立ったまま、口の中に蘇る味があった。

無論、血などではない。噎せ返るような夏の匂いが僕の鼻孔と口内を

刺激した。


僕は訳も分からずに、うなずく。

満足そうに彼女はその顔を歪めると、首を傾げて言った。


「なら、犠牲にしちゃえば?」
ほら、彼女が僕の手を引く。




僕の意識はぷつん、とわざとらしく途切れた。







忠告をしておく。目を開けたら魔法世界!的なことは起こらなかった。

いわずもがな、そこは保健室だったのだが、それこそ在りがちで、

アイディンティにひどく影響するのではないか、そんなつまらない事を思い浮かべた。

今から本題となるのは、序章とでも言うべきか言うまいか
新實に至る初歩的な

「否定」の話に入る。まあ、そんなに焦ることはないよく聞いてほしい


つづく


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